歴代のセコムオリジナル長嶋茂雄さんの看板(ビッグボード)と、それにまつわる豆知識のご紹介や、1957年に通算8本塁打で東京六大学リーグ本塁打の新記録を達成してから現在にいたるまでの、長嶋茂雄さんの伝説「NAGASHIMA Living Legend」と、数々の名言を世の中に送りだしてきた長嶋茂雄さんの名言「伝説の長嶋茂雄“語録”」をご紹介します。
第87回
今年の掉尾を飾るにふさわしいスーパースターについての話題
アスリートは、そのたずさわる競技に関心のない人にも話題にならなくては一流とは言えません。そういう見方でスポーツ界を見渡すと2017年の掉尾を飾るアスリートは、大谷翔平君(以後は習慣に従って呼び捨てにさせてもらいます)と断言しても異論は出ないでしょう。
遅くとも12月22日までには大谷が来季二刀流でプレーする大リーグのチームが決まります。どこのチームのユニホームに大谷が袖を通すのか、ドキドキの22日間が始まります。
日本の野球メディアは、アメリカの新聞やネット上に日本人選手が取り上げられると、素早く報じてくれます。「けれども、大体において話が大きくなりますね」とOB野球記者は苦笑するのですが、こと大谷に関しては今年の初めから本当に大きく、事あるごとに取り上げられていたのです。
とりわけワールドシリーズが終了し、ストーブ・リーグに入ってからは、過熱気味になっているらしい。
「で、まとめて見出しを付けるとどうなるの?」と、私はたずねます。
「来季、すごい二刀流の日本人選手がやってくる」と簡単明解。
投手としても一流だった本塁打王ベーブ・ルースの日本版として特別扱いされているとか。その証拠に、ポスティングの日本選手と大リーグ球団との交渉期間30日間が、大リーグ選手会の要請で21日間に縮められました。
大谷が早く入団先を決めてくれないと大リーグのFA交渉が始まらない、と選手会が心配したためです。多くの球団が大谷獲得を最優先にしているのです。
とりわけワールドシリーズが終了し、ストーブ・リーグに入ってからは、過熱気味になっているらしい。
「で、まとめて見出しを付けるとどうなるの?」と、私はたずねます。
「来季、すごい二刀流の日本人選手がやってくる」と簡単明解。
投手としても一流だった本塁打王ベーブ・ルースの日本版として特別扱いされているとか。その証拠に、ポスティングの日本選手と大リーグ球団との交渉期間30日間が、大リーグ選手会の要請で21日間に縮められました。
大谷が早く入団先を決めてくれないと大リーグのFA交渉が始まらない、と選手会が心配したためです。多くの球団が大谷獲得を最優先にしているのです。
ナ・リーグの名門もオータニとの新たな挑戦を期待
「ツーウェイ・プレーヤー=二刀流=オータニ」を獲得するのはどの球団か?アメリカ野球メディアの多くがヤンキースとドジャースを挙げているらしいのですが、いいですね。アメリカン・リーグとナショナル・リーグの名門、かたやピンストライプス、かたや明るいドジャーブルーのユニホームも日本のファンにはお馴染みですから。
私の身勝手な予想になりますが、常識的にはDH(指名打者)を採用しているア・リーグのヤンキースでしょう。投手としてマウンドに立たない試合に、大谷は無理なくDHで打席に立つことができます(と言っても、ベンチにはDH専門の選手がいますけれど)。
では、DHなしのナ・リーグのドジャースでは二刀流は投手だけの一刀流に流されてしまうのでしょうか?そうとは限りません。GMも監督も新しいスタイルの野球を追求、実践しているからです。救援投手をどんどんつぎ込む野球、複数ポジションを守れる野手(守りの二刀流ですね)をそろえた野球です。選手の一人一人が選択の幅を持っているのです。ドジャースはそういうチームを意識して作ってきました。
チーム造りのトップのベースボール運営部長(GMの上司です)は「オータニと契約できたらさらに新しい野球を創造するエキサイティングな挑戦を体験できる。素晴らしいじゃないか」とメディアに答えたそうです。
私の身勝手な予想になりますが、常識的にはDH(指名打者)を採用しているア・リーグのヤンキースでしょう。投手としてマウンドに立たない試合に、大谷は無理なくDHで打席に立つことができます(と言っても、ベンチにはDH専門の選手がいますけれど)。
では、DHなしのナ・リーグのドジャースでは二刀流は投手だけの一刀流に流されてしまうのでしょうか?そうとは限りません。GMも監督も新しいスタイルの野球を追求、実践しているからです。救援投手をどんどんつぎ込む野球、複数ポジションを守れる野手(守りの二刀流ですね)をそろえた野球です。選手の一人一人が選択の幅を持っているのです。ドジャースはそういうチームを意識して作ってきました。
チーム造りのトップのベースボール運営部長(GMの上司です)は「オータニと契約できたらさらに新しい野球を創造するエキサイティングな挑戦を体験できる。素晴らしいじゃないか」とメディアに答えたそうです。
スーパースターであることを証明する二刀流に対する大リーグの反応
大谷が日本ハムに入団し、二刀流を希望し、日本ハムがそれを認めたとき、日本のファンは、容認派と投手派とに別れ、"楽しい論争"になりました。
評論家の多くは投手派だった、と記憶します。私も勝ちが確実に計算できる投手の方がいいと思っていました。
ところが大谷は、二刀流を球界にもファンにも認めさせたばかりか、大リーグでもそうなりそうな気配です。「一流投手のベーブ・ルースでさえツーウェイ(二刀流)は22年間の選手生活のうちの10年(94勝46敗)。正規の先発投手としては2年だけと言える。オータニが目指すところは野球の新たな革命」というベテラン野球記者の評が大リーグでの期待の大きさですね。スーパースターとはこういうものです。
さて、ところで、この雑談コラムがスタートして7年目です。お伝えしたいことは大体話尽くした感があります。楽しい話題、面白い話題を、と頭をひねってきましたが、今月も興奮させてくれた大谷の大リーグ行きがなかったら話は大相撲のスキャンダルになりかねませんでした。相撲に関心のない人にも話題になっている...と言っても、ちょっと...。
無理なく楽しい話題ができたことを機に、年末をもってひとまず幕を下ろさせてください。
長い間のご愛読を感謝します。
来年が大谷の活躍と共に素晴らしい年になりますように。
良いお年をお迎えください。
評論家の多くは投手派だった、と記憶します。私も勝ちが確実に計算できる投手の方がいいと思っていました。
ところが大谷は、二刀流を球界にもファンにも認めさせたばかりか、大リーグでもそうなりそうな気配です。「一流投手のベーブ・ルースでさえツーウェイ(二刀流)は22年間の選手生活のうちの10年(94勝46敗)。正規の先発投手としては2年だけと言える。オータニが目指すところは野球の新たな革命」というベテラン野球記者の評が大リーグでの期待の大きさですね。スーパースターとはこういうものです。
さて、ところで、この雑談コラムがスタートして7年目です。お伝えしたいことは大体話尽くした感があります。楽しい話題、面白い話題を、と頭をひねってきましたが、今月も興奮させてくれた大谷の大リーグ行きがなかったら話は大相撲のスキャンダルになりかねませんでした。相撲に関心のない人にも話題になっている...と言っても、ちょっと...。
無理なく楽しい話題ができたことを機に、年末をもってひとまず幕を下ろさせてください。
長い間のご愛読を感謝します。
来年が大谷の活躍と共に素晴らしい年になりますように。
良いお年をお迎えください。
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