歴代のセコムオリジナル長嶋茂雄さんの看板(ビッグボード)と、それにまつわる豆知識のご紹介や、1957年に通算8本塁打で東京六大学リーグ本塁打の新記録を達成してから現在にいたるまでの、長嶋茂雄さんの伝説「NAGASHIMA Living Legend」と、数々の名言を世の中に送りだしてきた長嶋茂雄さんの名言「伝説の長嶋茂雄“語録”」をご紹介します。
第73回
リオ・パラリンピックに見た9月のスポーツマンの顔
プロ野球の総決算の月がやってきました。日本シリーズと大リーグのワールドシリーズです。ただし、日米ともに、この頂上決戦の出場チームを決めるポストシーズンのプレーオフがあります。前にも触れた覚えがありますが、"追試験"のような感じで、私はこの制度があまり好きではありません。
もっとも、巨人に限って言えば、このプレーオフ=クライマックスシリーズのおかげで「日本一」への望みをつないでいるのですけれど...。
という事情で、いささか複雑な気分でいます。何しろ広島がセ・リーグ優勝を決めたとき、巨人は2位とはいうものの、15ゲームの大差でした。完敗です。その後、巨人は勝率5割を目指す3位のDeNAに追い上げられ苦戦するありさま。「やれ、やれ、まいったな」というのが正直な気持ち。パ・リーグが先行して実施していたプレーオフをセ・リーグが取り入れた時の論議に「優勝チームに二ケタ試合以上離されたケース、あるいは勝率5割に満たないチームの出場はいかがなものか...」というような、"想定したくない"想定話が報じられていたのを思い出したりもしました。 レギュラーシーズンの最後までソフトバンクと日本ハムが激闘を繰り広げ、勝率5割をキープしたロッテを加えたパ・リーグの文字通りのクライマックスシリーズとは、セ・リーグは様子が違ってしまいました。私としては、巨人、DeNAのいずれが広島に挑戦するにしろ、チーム一丸の体当たりの試合をしてほしい、と思うばかりです。
実は、私の東京ドーム行きは、広島の25年ぶりのペナント獲得と共に今季は打ち止めでした。広島は確かに強い、しかし、マエケン(前田健太)がドジャースに移って投手力は落ちた。セ・リーグは大混戦、と見立てた我が予想は6月からの広島の独走にくつがえされました。確か8月に4・5ゲーム差に迫ったのが巨人精一杯の追撃でした。
実は、私の東京ドーム行きは、広島の25年ぶりのペナント獲得と共に今季は打ち止めでした。広島は確かに強い、しかし、マエケン(前田健太)がドジャースに移って投手力は落ちた。セ・リーグは大混戦、と見立てた我が予想は6月からの広島の独走にくつがえされました。確か8月に4・5ゲーム差に迫ったのが巨人精一杯の追撃でした。
意外・疑問・心配 リオ・パラリンピックに感じたこと
ところで、予想するほどの知識は持ち合わせていませんでしたが、意外な気がしたのは、リオ・パラリンピックでした。いつもオリンピックに続いて行われるパラ大会では、日本はかなりの数の金メダルを獲っていたという印象がありましたが、ゼロだったのには「どうしたのだろう」と思いました。日本選手団の団長も「外国のレベルアップが予想以上だった」と言っていましたね。
競技結果はニュースや特番で観ましたが、選手たちはアジア新記録、日本新記録、自己記録更新をずいぶん出していたのに銀メダル、銅メダルまでで金に届かない。
調べてもらうと銀メダル10個、銅メダル14個というのは国別メダル獲得ランクで64位だったといいます。ロシアが国ぐるみのドーピングで全競技出場禁止になっていてこの順位ですから、私はちょっと考えてしまったのです。外国に比べて障害のある人たちがスポーツに取り組むことにまだ難しさがあるのか。となるとパラリンピックに出場できるようなエリート以外の障害を持つ人たちは日々の生活でどうなのか。障害者に優しい国になっているのか...などです。
競技結果はニュースや特番で観ましたが、選手たちはアジア新記録、日本新記録、自己記録更新をずいぶん出していたのに銀メダル、銅メダルまでで金に届かない。
調べてもらうと銀メダル10個、銅メダル14個というのは国別メダル獲得ランクで64位だったといいます。ロシアが国ぐるみのドーピングで全競技出場禁止になっていてこの順位ですから、私はちょっと考えてしまったのです。外国に比べて障害のある人たちがスポーツに取り組むことにまだ難しさがあるのか。となるとパラリンピックに出場できるようなエリート以外の障害を持つ人たちは日々の生活でどうなのか。障害者に優しい国になっているのか...などです。
素晴らしい顔を見せてくれた パラリンピック選手
メダルの数で単純に判断できることではありませんが、64位というのには「うーん」となったのは正直なところです。
ただし、選手は誰もが素晴らしい顔つきをしていました。メダリストたちがマイクの前で、汗まみれで、涙で声をつまらせ、あるいは満面の笑みで話す顔がすべてよかった。障害者の代表という誇り、障害者スポーツを広く知ってもらいたいという責任感がニュースで観たメダリストの全員の表情から強く感じました。「9月のスポーツマンの顔」の代表という感じでしたね。
そして、「いい顔」をもう一人挙げておきます。大相撲秋場所の豪栄道です。白鵬不在の場所でしたが、見事な全勝優勝、10日目ごろからどちらかと言えば地味な顔つきが見違えるように引き締まってきました。観ているこちらの思いでそう見えたとはおもえません。切れ長の目、への字に結んだ口元、江戸の浮世絵の力士そのままで本当にかっこよかった。テレビの前の"桝席"で十分に楽しみました。
さて、日本シリーズで選手たちは、どんな「いい顔」を見せてくれるでしょうか。
ただし、選手は誰もが素晴らしい顔つきをしていました。メダリストたちがマイクの前で、汗まみれで、涙で声をつまらせ、あるいは満面の笑みで話す顔がすべてよかった。障害者の代表という誇り、障害者スポーツを広く知ってもらいたいという責任感がニュースで観たメダリストの全員の表情から強く感じました。「9月のスポーツマンの顔」の代表という感じでしたね。
そして、「いい顔」をもう一人挙げておきます。大相撲秋場所の豪栄道です。白鵬不在の場所でしたが、見事な全勝優勝、10日目ごろからどちらかと言えば地味な顔つきが見違えるように引き締まってきました。観ているこちらの思いでそう見えたとはおもえません。切れ長の目、への字に結んだ口元、江戸の浮世絵の力士そのままで本当にかっこよかった。テレビの前の"桝席"で十分に楽しみました。
さて、日本シリーズで選手たちは、どんな「いい顔」を見せてくれるでしょうか。
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