歴代のセコムオリジナル長嶋茂雄さんの看板(ビッグボード)と、それにまつわる豆知識のご紹介や、1957年に通算8本塁打で東京六大学リーグ本塁打の新記録を達成してから現在にいたるまでの、長嶋茂雄さんの伝説「NAGASHIMA Living Legend」と、数々の名言を世の中に送りだしてきた長嶋茂雄さんの名言「伝説の長嶋茂雄“語録”」をご紹介します。
第0回
今年のプロ野球は熱い!
11月1日から、シニアの皆さまが安心で健康に暮らせるよう、選りすぐりの情報を集めたサイトを開設します。巻頭インタビューでは、20年にわたりセコムのイメージキャラクターを務めていただいている長嶋茂雄さんが毎月、皆さまに熱いメッセージをお届けします。
今回は準備号として、特別メッセージをいただきました。
今年の夏の暑さはすごかった。私たちの子どものころと違ってじっとりした亜熱帯の蒸し暑さ。ところがそれ以上に熱かったのがプロ野球でした。こちらの熱さは大歓迎です。セ・パともに昨季をはるかに上回る面白さ。毎日、試合の行方を追って気が張りつめていたおかげで、亜熱帯級の暑さにも負けずに元気に過ごしましたね。
必死のプレーが野球を面白くしている高校野球は球児たちの精神のドラマ
8月のパは10回以上首位が入れ替わったとか。セも1週間の間に3度首位の入れ替わりがあったというから、ホットどころじゃない、ヒート。本当のデッドヒートでした。こんな状態が9月に入っても続いて、セ・パのそれぞれの上位3チームの争いは、熱いままのバトルロイヤル。さらにこの戦いはリーグ優勝が決まった後も、クライマックスシリーズ(CS)に持ち越され、さらに頂点の日本シリーズに引き継がれるはずです。球界は10月いっぱいヒートアイランドですよ。
選手たちは、CSがなかった私たちの選手時代と違って最後まで気が抜けず大変だと思います。と言って別に同情するわけではありません。リーグ優勝(あるいは3位までに食らいつき)、CSを勝ち抜き、ハードルを二つ越えてようやく日本シリーズにたどり着く。こんなチーム、選手に厳しいシステムなのでファンに面白いんですね。
連日連夜、皆が必死のプレーですからね。これが野球を面白くし、熱くしている。厳しい条件の中でファンに応えるのがプロですから、苦しい戦いを理解はしても、同情はしない。「勝ち抜け」と言うだけですよ。ポストシーズンの試合に臨むチームの戦いは、疲れきった肉体にムチを入れ、精神力で勝つ戦いですね。これがいっそうファンを引き付けているんです。
ここでちょっと話が外れますが、精神力、気力の戦いと言えば甲子園の高校野球。この夏はほとんど全試合をテレビ観戦しました。負ければ後がない戦いは、プレーの技量が同等ならば勝負を決めるのはチームの団結力、選手個々の精神力にあるのが観ていてよくわかる。連日満員のスタンドが球児の精神のドラマを見つめているんですね。高校野球はいろんな意味で日本野球の原点だなあ、とつくづく思ったものです。
選手たちは、CSがなかった私たちの選手時代と違って最後まで気が抜けず大変だと思います。と言って別に同情するわけではありません。リーグ優勝(あるいは3位までに食らいつき)、CSを勝ち抜き、ハードルを二つ越えてようやく日本シリーズにたどり着く。こんなチーム、選手に厳しいシステムなのでファンに面白いんですね。
連日連夜、皆が必死のプレーですからね。これが野球を面白くし、熱くしている。厳しい条件の中でファンに応えるのがプロですから、苦しい戦いを理解はしても、同情はしない。「勝ち抜け」と言うだけですよ。ポストシーズンの試合に臨むチームの戦いは、疲れきった肉体にムチを入れ、精神力で勝つ戦いですね。これがいっそうファンを引き付けているんです。
ここでちょっと話が外れますが、精神力、気力の戦いと言えば甲子園の高校野球。この夏はほとんど全試合をテレビ観戦しました。負ければ後がない戦いは、プレーの技量が同等ならば勝負を決めるのはチームの団結力、選手個々の精神力にあるのが観ていてよくわかる。連日満員のスタンドが球児の精神のドラマを見つめているんですね。高校野球はいろんな意味で日本野球の原点だなあ、とつくづく思ったものです。
ファンの応援に支えられて選手は鍛えられる中途半端を許さぬ原監督の熱い采配、好きだなぁ
さて、我が巨人ですが、東京ドームに行った時は、試合前に10分ほど原監督に会うことがある。「邪魔しちゃいけない」と自制しているのですが「監督が待っています」と球団職員が声を掛けてくれるので、激励のつもりで顔を合わせると、原監督はチームの現状をいろいろと話してくれる。これが客観的であり、非常に冷静なんですね。話すことで、目前の試合のゲームプランをまとめているのかもしれない...と感じたものです。
原采配は試合に入ると、話しぶりとは一転してそうとう熱いものになるのが特徴ですね。押せ、押せで手を打つ強打線の攻撃部門は分かりやすいが、守りでも5人、6人と投手をつぎ込んだりする。それで熱さが伝わってくる。攻守にわたって「1点」を巡って厳しい。中途半端なことはやっていない。私はこの熱い采配が好きだなあ。
けれども、監督采配は限界がある。勝敗は常に選手がどれだけやってくれるかで決まってしまう。そこでファンは応援するチームの選手に「もっといい成績を」、「もっとチームに貢献して」とハッパをかけている。ファンは欲張りなんです。
こんなファンに支えられてこそ、選手もチームも鍛えられるわけですが、9月までに東京ドームには14回出掛け、成績は11勝3敗。別にゲンをかつぐわけではないけれど「これからも行かないと」と思うものの、もう試合が少なくなってきて...落ち着かない。どうです、こんなわけで、夏バテなんてしている暇がなかったのを分かっていただけましたか。クライマックスシリーズ、大丈夫だろうな。
原采配は試合に入ると、話しぶりとは一転してそうとう熱いものになるのが特徴ですね。押せ、押せで手を打つ強打線の攻撃部門は分かりやすいが、守りでも5人、6人と投手をつぎ込んだりする。それで熱さが伝わってくる。攻守にわたって「1点」を巡って厳しい。中途半端なことはやっていない。私はこの熱い采配が好きだなあ。
けれども、監督采配は限界がある。勝敗は常に選手がどれだけやってくれるかで決まってしまう。そこでファンは応援するチームの選手に「もっといい成績を」、「もっとチームに貢献して」とハッパをかけている。ファンは欲張りなんです。
こんなファンに支えられてこそ、選手もチームも鍛えられるわけですが、9月までに東京ドームには14回出掛け、成績は11勝3敗。別にゲンをかつぐわけではないけれど「これからも行かないと」と思うものの、もう試合が少なくなってきて...落ち着かない。どうです、こんなわけで、夏バテなんてしている暇がなかったのを分かっていただけましたか。クライマックスシリーズ、大丈夫だろうな。
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