歴代のセコムオリジナル長嶋茂雄さんの看板(ビッグボード)と、それにまつわる豆知識のご紹介や、1957年に通算8本塁打で東京六大学リーグ本塁打の新記録を達成してから現在にいたるまでの、長嶋茂雄さんの伝説「NAGASHIMA Living Legend」と、数々の名言を世の中に送りだしてきた長嶋茂雄さんの名言「伝説の長嶋茂雄“語録”」をご紹介します。
第58回
生活のアクセントになった大仕掛けなコメント録画
年齢を重ねると時間がたつのが早く感じる、といいます。確かにその通りで、一日がすぐに終わってしまう。とはいえ、もう1年も半分を過ぎたわけですが、ぼんやり過ごして日をおくっているより、少し忙しいぐらいが気持に張り合いが生れていいのかもしれません。
振り返ると、この半年、コメントを求められることが結構ありました。もちろん野球に関係してのもので、これが生活のアクセントになりました。コメント程度でおおげさな、と思われるかもしれませんが、私の場合は大仕掛けになるのです。昔は紙と鉛筆を前にしばらく考えてメモしたものを発信してもらっていましたけれど、今はビデオ・メッセージになりますから撮影カメラがセットされる、照明スタンドが立ち並ぶ、録音機材が運び込まれる、スタッフが元気に飛び回る...ひと騒動という感じです。
歴史的な驚きだったプロ野球初の日本一決定戦の映像
まず、2月の宮崎キャンプで野球PRフィルム、ボール・リレーのスタート場面の撮影です。
次が4月でしたか、阪神タイガース創設80周年記念のコメント。
ちょっと脱線しますが、6月にNHK『クローズアップ現代』で1936年(昭和11年)12月11日、プロ野球初の日本一を決める巨人対タイガース戦を観客が撮っていた8ミリフィルムの3分足らずの白黒映像が放映されました。外野スタンド先に海が広がっている今はなき洲崎球場です。広いステップで投げる沢村栄治投手、風邪で喉に白い湿布を巻いて指揮を執る藤本定義監督など、野球殿堂博物館の学芸員が当時のスコアカードを参照して映っている人物を特定したのです。巨人勝利の瞬間、スタンドからは貸座布団がグラウンドに投げ込まれます。
歴史的な驚きの映像でした。この試合の10カ月前に私は生れたのです。プロ野球スタートの年、巨人・阪神戦誕生の年、熱い思いで映像を見つめました。もっと早く見ていたら阪神80周年コメントはそうとうハイテンションになったことでしょう。
次が4月でしたか、阪神タイガース創設80周年記念のコメント。
ちょっと脱線しますが、6月にNHK『クローズアップ現代』で1936年(昭和11年)12月11日、プロ野球初の日本一を決める巨人対タイガース戦を観客が撮っていた8ミリフィルムの3分足らずの白黒映像が放映されました。外野スタンド先に海が広がっている今はなき洲崎球場です。広いステップで投げる沢村栄治投手、風邪で喉に白い湿布を巻いて指揮を執る藤本定義監督など、野球殿堂博物館の学芸員が当時のスコアカードを参照して映っている人物を特定したのです。巨人勝利の瞬間、スタンドからは貸座布団がグラウンドに投げ込まれます。
歴史的な驚きの映像でした。この試合の10カ月前に私は生れたのです。プロ野球スタートの年、巨人・阪神戦誕生の年、熱い思いで映像を見つめました。もっと早く見ていたら阪神80周年コメントはそうとうハイテンションになったことでしょう。
高校野球100年、オマリーさんの叙勲、夏場のセ・リーグへの期待
「高校野球100年」用コメントは5月でした。高校時代の私は甲子園の土は踏めませんでしたが、佐倉一高3年生の時の南関東大会、準々決勝の負け試合、埼玉県営大宮球場で打ったバックスクリーン入りのホームランが私の"日本球界"へのデビューといってもよさそうです。日本野球を富士山と見立てるならば、甲子園の高校野球は誰もが認めるようにその広い裾野です。
人気の秘密は、名前は忘れましたが、ある作家が高校野球観戦記に書いていた「甲子園には故郷の風の匂いがする」、この一節が言い当てているような気がするのです。北海道から沖縄までの風が春と夏の甲子園には吹くのです。
そして、6月は元ドジャース・オーナー、ピーター・オマリーさんの日本政府からの叙勲お祝いになります。オマリーさんは野茂(英雄)がドジャース入りした時のオーナーです。巨人はドジャースのキャンプ地フロリダ州ベロビーチに何度も行ってお世話になった。そこで川上(哲治)監督が目を付けた「ドジャースの戦法」が巨人V9の教科書になったことは、以前お話ししたと思います。日米友好と日本野球界の発展に尽くしてくれたオマリーさんにお礼し叙勲を祝うコメントは、ドジャースタジアムの電子ボードに流されます。
という次第で、この半年間のアクセントになったコメント録画の報告でした。
別に話題として避けたわけではありませんが、巨人はなかなか苦戦を脱しきれません。巨人ばかりでなく、セ・リーグ全体の具合がよろしくない。交流戦はパ・リーグに押しまくられ、リーグ内の争いはドングリの背比べ。全チームが勝率5割以下、首位と最下位の差が2・5ゲームは史上初などという日がありました(注・6月23日)。猛暑の夏場の順位争いは、相当暑苦しくなりそう、ではなかった、相当沸騰するはずです。
6月に楽しませてくれたのは、女子ワールドカップの「なでしこジャパン」でした。男子のワールドカップ予選の対シンガポール戦が散々だったので、「なでしこ」の戦いが清涼剤になりました。ディフェンデング・チャンピオンらしい戦いを願っています。
人気の秘密は、名前は忘れましたが、ある作家が高校野球観戦記に書いていた「甲子園には故郷の風の匂いがする」、この一節が言い当てているような気がするのです。北海道から沖縄までの風が春と夏の甲子園には吹くのです。
そして、6月は元ドジャース・オーナー、ピーター・オマリーさんの日本政府からの叙勲お祝いになります。オマリーさんは野茂(英雄)がドジャース入りした時のオーナーです。巨人はドジャースのキャンプ地フロリダ州ベロビーチに何度も行ってお世話になった。そこで川上(哲治)監督が目を付けた「ドジャースの戦法」が巨人V9の教科書になったことは、以前お話ししたと思います。日米友好と日本野球界の発展に尽くしてくれたオマリーさんにお礼し叙勲を祝うコメントは、ドジャースタジアムの電子ボードに流されます。
という次第で、この半年間のアクセントになったコメント録画の報告でした。
別に話題として避けたわけではありませんが、巨人はなかなか苦戦を脱しきれません。巨人ばかりでなく、セ・リーグ全体の具合がよろしくない。交流戦はパ・リーグに押しまくられ、リーグ内の争いはドングリの背比べ。全チームが勝率5割以下、首位と最下位の差が2・5ゲームは史上初などという日がありました(注・6月23日)。猛暑の夏場の順位争いは、相当暑苦しくなりそう、ではなかった、相当沸騰するはずです。
6月に楽しませてくれたのは、女子ワールドカップの「なでしこジャパン」でした。男子のワールドカップ予選の対シンガポール戦が散々だったので、「なでしこ」の戦いが清涼剤になりました。ディフェンデング・チャンピオンらしい戦いを願っています。
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