歴代のセコムオリジナル長嶋茂雄さんの看板(ビッグボード)と、それにまつわる豆知識のご紹介や、1957年に通算8本塁打で東京六大学リーグ本塁打の新記録を達成してから現在にいたるまでの、長嶋茂雄さんの伝説「NAGASHIMA Living Legend」と、数々の名言を世の中に送りだしてきた長嶋茂雄さんの名言「伝説の長嶋茂雄“語録”」をご紹介します。
第11回
プロ野球前半戦、期待の戦力と偉業達成
暑い日が続きます。かつてはひと夏に数日だった35度以上の「猛暑日」も多くなっています。異常が日常になっていますから、巨人の低迷もその一つか...と思いながら悔しがっていました。
前半戦、オールスター戦までの巨人のチーム打率はリーグ最下位で得点も最低。打線が看板のチームがこれでは、投手陣の防御率がリーグトップになったところで混戦を抜け出せるわけがありません。
そもそもチーム防御率の良し悪しは、長いイニングを投げる先発投手の出来に左右されていて、中身を調べると落とし穴に気付きます。力のあるクローザーの不在です。「絶対的な抑え投手を持つチームの監督は天才にみえる」と大リーグでは言うそうですが、今の野球に抑えなしでは勝利の方程式は成り立ちません。
まして、今季の巨人のように得点力が低いチームにはクローザーは必要不可欠です。開幕投手の東野峻がオールスター戦前の前半最後の試合でクローザーを務めましたが、巨人の苦境をよく表していました。
まして、今季の巨人のように得点力が低いチームにはクローザーは必要不可欠です。開幕投手の東野峻がオールスター戦前の前半最後の試合でクローザーを務めましたが、巨人の苦境をよく表していました。
ジャイアンツは打力のチーム望みはベテラン打者の復活なのだが・・
「新人の澤村拓一のピッチングが素晴らしい。見るのが楽しみ」とか「入団2年目で4番を打つ外野手・長野久義がすごい」と言ってくれるファンがいます。確かに二人は巨人の将来を担う投打の柱ですけれど、私としては、チームのよいところだけを見て希望を託してくれるファンの温かさに甘えるわけにはいきません。2年生野手が4番を打ち、好投のルーキーを貧打線の犠牲にし続けているのは情けない限りです。2000本安打を達成した小笠原道大やアレックス・ラミレスがクリーンアップに座らなくては巨人の逆襲はおぼつかないでしょう。
開幕前の我が皮算用は、抑え投手が不安だが、打線がカバーするというものでした。巨人の前半戦は、獲らぬタヌキになってしまいました。「野球が偉大なスポーツなのは、期待が裏切られることの多さにある」との皮肉な名フレーズを聞いたことがありますけれど、東京ドームの試合からの帰宅の車中で「なるほど、野球は偉大なスポーツだ」と何度悟らされたことでしょうか。
繰りごとを言っていても仕方ありませんので、スポーツ界全体に視野を広げます。歴史的ニュースの誕生です。女子サッカーワールドカップの「なでしこジャパン」の世界一です。
なでしこジャパンは魂のチームスポーツの真髄を示した世界一の座
1月のこのコラムで「ベスト3に入ってほしい」と期待のほどをお話しましたが、彼女たちはそんな期待を超えて自分たちの夢を実現しました。未明の実況中継は、リハビリがあるので十分睡眠を取らねばならず、見られませんでしたが、録画とニュースで堪能しました。「よくやってくれた。ありがとう」に尽きますね。
教えてもらったアメリカの報道をお伝えします。決勝のPK戦で敗れた後の選手たちの談話です。
「私たちは日本チームが試合以上の何か大きなものに向かって戦っているのを感じていました。そんな感情と心を持っている相手と戦うのはタフなものです。私たちもいつもそんな心を持って戦いたいと思っていたし、そんな何か大きなものを持つチームを尊敬します。私たちはアメリカが勝つのが運命なのだと信じていましたが、勝つ運命を持っていたのは日本でした。彼女らは優勝するにふさわしかった。私たちは彼女たちと素晴らしい試合を共にできたのを誇りに思います」
「なでしこ」の偉業とスポーツの真髄を語って余すところがありません。巨人の不振なんか、小さい、小さい・・・。
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