歴代のセコムオリジナル長嶋茂雄さんの看板(ビッグボード)と、それにまつわる豆知識のご紹介や、1957年に通算8本塁打で東京六大学リーグ本塁打の新記録を達成してから現在にいたるまでの、長嶋茂雄さんの伝説「NAGASHIMA Living Legend」と、数々の名言を世の中に送りだしてきた長嶋茂雄さんの名言「伝説の長嶋茂雄“語録”」をご紹介します。
第3回
今年の注目株を探すと
新しい年を迎えました。おめでとうございます。
誰もが新たな気持ちになりますが、スポーツマンは一般の人たちよりも気持ちの切り替えがしやすいと思います。
前年のパフォーマンス(働き、営業成績ですね)は、優勝しようが、最下位だろうが、レコードブックに記録されたところで完結です。新年に待っているのは白紙のページ、いやでもリセットです。過去のページを振り返ってはいられません。毎年、気持ちの切り替えを強いられるのがスポーツの世界です。
勝者も敗者も再び横一線になる厳しさ、この公平さがスポーツの良さです。私の今年の注目株を挙げてみるとしましょう。
19歳の石川遼には目を見張る 無限の可能性が楽しい
まず、ゴルフの石川遼ですね。石川がクラブを振るところ「史上最年少」のまくら言葉がついて回りました。これが16歳ごろからではなかったでしょうか。驚いたのは昨年5月の大会で記録した1ラウンド「58」。絶句ですね。コース難易度がどうの、日本ゴルフ界の水準がどうの...と批評がましいことを言うのは簡単ですが、プロツアーのレベルでこのスコアは大変なこと。大げさでなく、仰天しました。
ここで石川の成績を並べ立て「すごいなあ」と感心していても仕方ありませんが、私が初めて遼君に会ったのは2008年、関係しているトーナメントでのことです。実にすがすがしい印象を受けました。以来、その印象は変わっていません。
彼に惹かれるところを考えてみます。プロの華やかなスター性を持っていること。プロのしぶとさを持っていること。プロの劇的なところを持っていること...すぐにこんな事どもに気付かされます。昨年の遼君の成績は、ファンの期待が肥大していましたから、満点とはいかなかったでしょうが、負けた大会でも必ずギャラリーを熱くする1日があったし、息をのませるワンショット、ワンパットがありました。
プロはこれが大事だなあ。19歳でそれをやってみせる。若さはいいですね、まだまだ可能性は無限と言っていい。私は今年も石川遼から目が離せないぞ、といまから心を躍らせています。
お次は、われらが野球です。昨季3位の巨人を注視するのは言うまでもありません。先の遼君ではありませんが、前年に"不振"の結果に終わっているとさらに注目度を上げるのがファンというものでしょう。大学組の新人投手が豊作と前評判はもっぱらでした。西武の大石達也(早大)、日本ハムの斎藤佑樹(早大)、広島の福井優也(早大)、巨人の澤村拓一(中大)らですが、誰が抜け出すか。ルーキーの中から球界の遼君が出現してくれというのが私の初夢であり、楽しみになっています。
それから日本ハムのダルビッシュ有を挙げます。ある球界のパーティで会って話しました。今季は「日本ハムで投げる」と言っていましたが、ポスティング(入札)で行くのかFAになってからか、いずれにしろ大リーグに渡るともっぱらです。大リーグ球団でも待っているらしい。私の見るところ今の日本球界で実力ナンバーワン投手、大リーグに行くまでダルビッシュがどれだけの成績を残してくれるか、これは興味を持たないわけにはいきません。
私も負けていられない 自分に期待して前進あるのみだ
国際大会に目を向ければ6月にドイツで開催される女子サッカー・ワールドカップ。「なでしこジャパン」は世界ランク5位ですし、アジア大会でも優勝しましたので、昨年のワールドカップのベスト16に入って国中が喜んだ男子どころの期待値ではおさまりません。ベスト3を狙ってほしいですね。
まあ、おもな注目株はこんなところでしょうか。
しかし、告白すればもう一人挙げてもいい。私自身です。ゴルフ場に立つこと、それを期待しているのです。期待を裏切らないようやっていかねばなりません。
しかし、告白すればもう一人挙げてもいい。私自身です。ゴルフ場に立つこと、それを期待しているのです。期待を裏切らないようやっていかねばなりません。
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