[インターネット利用と安全/強化月間]インターネットの基本「ペアレンタルコントロール」とは?

セコムの舟生です。

毎日夏らしい暑い日が続いていますね!お子さんのインターネット利用にペアレントコントロールは不可欠。お子さんと話し合い「わが家のルール」を決めましょう。
熱中症対策には水分補給が大切です。
「量より頻度」が合言葉。
一度にたくさんの量を取るのではなく、こまめに水分を補給するようにしてくださいね。

さて、今月の[強化月間シリーズ]は、「インターネット利用と安全」がテーマ。
2回目の今回は、子どものインターネット利用における安全対策の基本である「ペアレンタルコントロール」についてまとめます。

前回、インターネット利用にはリスクがともなうとお伝えしました。
多くの子どもたちがインターネットを利用し、トラブルに巻き込まれています。

お子さんを危険から遠ざけるには、保護者による「ペアレンタルコントロール」が欠かせません
ペアレンタルコントロールの目的は、お子さん自身が正しい知識を身につけ、自制心を持ってインターネットを活用できるようにすることです。

子どもたちがインターネットを利用し、トラブルに巻き込まれる現状を背景に、各種インターネット端末には「ペアレンタルコントロール機能」が備わるようになってきています。しかし、トラブルに巻き込まれる子どもが後を絶たないのもまた事実。

インターネット端末に備わっている「ペアレンタルコントロール機能」に頼るだけでは不十分だということが言えると思います。

「端末に利用制限をかけたらそれで終わり」ではなく、お子さんの知識を育み、インターネットを正しく利用・活用するためのペアレンタルコントロールを実践しましょう。

<子どもの安全 強化月間「インターネット利用編」バックナンバー>
・「子どもを狙うインターネットトラブルの現状


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▼ そもそも「ペアレンタルコントロール」って何?
ペアレンタルコントロールとは、子どものインターネット利用を親が管理・監督することです。
パソコンや携帯電話、スマートフォンやタブレット、ゲーム機など、インターネットにアクセスできる端末を自分勝手に使わせないようにすることです。

ペアレンタルコントロールには、【注意】【見守り】【指導】の3段階があります。

ステップ1:【注意】
インターネットには、どんなリスクがあるのかをきちんと子どもに理解させ、注意を促す。

ステップ2:【見守り】
インターネットを正しく利用するための約束ごとやルールをつくり、それが守られているかどうかを見守る。

ステップ3:【指導】
子どもが間違った使い方をしたり、約束を破ったりすれば、適切に指導する。
場合によっては端末を取り上げる。

【注意】を促し、【見守り】と【指導】を繰り返すのがペアレンタルコントロールです。


▼ ペアレンタルコントロールの基本「わが家のルール」の決め方
インターネットの利用ルールは、なるべく具体的に細かく決めておくことが大切です。
親が決めたルールを無理やり守らせようとしても、子どもは反発します。
「なぜこのルールを決めないといけないのか」をお子さんと話し合いながら、納得したうえでルールを決めるようにしてください。

また「わが家のルール」は、各家庭で異なります
お子さんの性格や成長度合いから判断しましょう。

<「わが家のルール」の一例>
・利用するサイトやアプリを決め、それ以外は利用しない
ゲームやSNSなど、子どもが何をしたいのかを聞いて、目的を明確にさせましょう。
ダラダラと目的なくインターネットを利用することは「よくないこと」なのだと、子どもに理解させるのが大事です。

・利用時間、利用場所を決める
◯時~◯時までは使わない、リビングだけで使用し自室に持ち込まない、など時間と場所を制限することが大事。
また、通話・メールの履歴を定期的に親がチェックしましょう。

・各種設定は親が行う
フィルタリング、通話やメールの送受信制限、アプリやゲームソフトのダウンロードや利用の制限などは、保護者が設定してください。
変更を求められた場合は、お子さんの性格や成長に応じて、判断してください。

・勝手に個人情報を登録しない
ユーザー登録が必要な場合は、保護者に必ず聞くことを約束させ、自分では勝手にしないように徹底してください。
設定変更やクレジットカードの支払いなどで必要になるパスワードは、絶対に子どもに知られないように注意しましょう。

ルールを細かく決めることで、「好き勝手に使ってはいけない」ということが理解できると思います。インターネット端末は「子どもの所有物」ではなく「親が貸しているもの」であるということをきちんと認識させることが有効です。


▼ 保護者に求められる「ペアレンタルコントロール」する決意
「ペアレンタルコントロール」を正しく行うには、親御さん自身も勉強が必要になります。
責任を持って見守る覚悟も必要です。

「わが家のルール」の一例をご紹介しましたが、決して簡単なことではありません。
時にはより厳しいルールを課す必要も出てきます。

しかし親が管理しなければ、いつどんなトラブルが起きてもおかしくないのがインターネットの世界です。

高額請求やSNSを通じた性犯罪、陰湿なネットいじめ、個人情報の流出など、さまざまなトラブルが起きています。トラブルは決して特別ではなく、一般の小学生がなんとなくインターネットを使っていたら、いつのまにか巻き込まれていた...ということがほとんどです。

ペアレンタルコントロールにはインターネットトラブルからお子さんを守るという親の決意が欠かせません。


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機能設定やインターネットの話が苦手という親御さんもいるかもしれませんが、できる範囲で調べたり、人に聞いたりして、できるだけ理解を深めていただきたいと思います。

子どもは情報入手が早く、流行にも敏感なので、「こうしたほうがいいんだって」「これがあると便利なんだって」といった話をするかもしれませんが、お子さんにとって何が本当に必要なのか慎重に検討してみてくださいね。


<子どもの安全 強化月間バックナンバー>
「通学路の安全編」
子どもを狙う不審者の「声かけ」5つのパターン
通学時間に起きやすい交通事故
登下校中に「助けを求められる場所」は?
通学路の重要性と子どもの行動範囲について

「交通事故防止編」
小学生の交通事故を防ぐ
自宅敷地内でも発生!幼児の駐車場事故
交差点の巻き込み事故を避ける
自転車事故の共通点とは

「留守番編」
・「はじめての留守番
・「保護者の留守を狙った犯罪
・「留守番中の火災を防ぐには
・「鍵の持たせ方

「性犯罪防止編」
・「わいせつ目的の犯罪の現状
・「子どもに性犯罪の危険を教えるには?
・「男の子を狙った性犯罪
・「狙われないための安全対策





2016年8月15日(月)

カテゴリー: 携帯電話・インターネット

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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