入学準備特集!新1年生の安全・防犯対策~パート4~わが子の「安全スキル」をチェックしよう!

セコムの舟生です。

クリスマスも間近に迫り、いよいよ年の瀬を実感するころになりましたね。
毎年のことですが、この時期になると時の流れの早さに驚きます。

小学校入学を控えた親子に向けて、安全や防犯対策の基本を取り上げてきた「入学準備特集」も4回目。

1回目は、親の送り迎えなしで小学校に通うために必要な「防犯の基本」。2回目は、保護者の方にやっていただきたい「地域のつながり」のつくり方。3回目は、小学1年生があいやすい「交通事故」の特徴についてご紹介しました。

4回目の今回は、親御さんがわが子の「安全スキル」を見極めるためのチェックポイントをお話します。

安全スキルというのは、事故や犯罪から身を守るための総合力です。注意力や判断力、行動力など、さまざまなスキルが必要になります。

これまで親の送り迎えで登園していたお子さんは、当然のことながら、安全スキルは初心者レベル。まずは重点的に教えるべきことを整理しながら、スキルアップを図りましょう。

スキルを測るクイズもご用意しましたので、親子でチェックしてみてくださいね!

 

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▼ まずは子どもの「安全スキル」をチェックしましょう
まずはお子さんがどの程度「安全スキル」を持ち合わせているのか確認するために、2択式の簡単なクイズをつくってみました。お子さんに、AかBで答えてもらってください。

<新1年生のための安全スキルクイズ>
問題1:知らない人に「小学校まで連れて行って」と言われたら、どうする?
A: 一緒に行ってあげる
B: 「わかりません」といってその場を離れる

問題2:近所でときどき見かける人に「ウチでゲームをやらない?」と言われたら、どうする?
A: ゲームをやりたいのでついて行く
B: 「イヤです」といって断る

問題3:公園でよく見かけるおばさんに「お菓子をあげる」と言われたら、どうする?
A: 「ありがとう」とお礼をいってもらう
B: 「ひとにものをもらっちゃいけないと言われてます」といって断る

問題4:やさしそうなお姉さんに「犬が逃げちゃったから探すのを手伝って」と頼まれたら、どうする?
A: 「どんな犬ですか」と詳しく話を聞く
B: 「できません」といってその場を離れる

問題5:公園で遊んでいるとき、トイレに行きたくなったら、友だちにはなんて言う?
A:「トイレに行ってくるね」
B:「トイレに行きたいから、一緒に来て」

正解はいずれも「B」です。
次章以降で、要点をご説明しましょう。


▼ わが子の「知らない人」の認識レベルを確かめて
問題1~4は、いずれも「知らない人」への対応力を問う問題です。
「知らない人」については、「入学準備特集~パート1~」でもお話しました。先ほどのクイズで答えに迷いがあったお子さんは、もう一度おさらいしてみましょう。

頭では「知らない人」をわかったつもりでも、親しげに声をかけられたり、心動かされるような言葉をかけられたりすると、「知らない人」への警戒を忘れてしまうお子さんも少なくありません。

なかには、持ち物に書いてある名前を目ざとくみつけて、「○○ちゃん」とさも知り合いのような顔をして声をかけてくる不審者もいます。

登下校中を狙った声かけ事案は本当にたくさん起きていて、簡単に信じてしまいそうなくらい巧妙な言葉をかけてくるケースが多いのです。

人懐っこいお子さんや、お菓子やおもちゃなどの誘惑に弱いお子さんは、要注意です。

また、問題1や問題4のような状況では、優しいお子さんやしっかりしたお子さんの場合も注意が必要です。困っている人に対して責任を果たそうとして、「知らない人」への対応を誤る可能性があります。

お子さんの性格に応じて、対応を間違えそうな状況を思い浮かべて問題を考えてみてください。そして、少しずつパターンを変えて、何度も何度もクイズを出してみましょう。それが、擬似経験としてお子さんのなかに蓄積されていくはずです。

大切なのは、正解することよりも、子どもに状況を想像させること。万が一、似たような状況に遭遇したとき、「危ないかもしれない」とピンとくるセンサーを育てることができます。


▼ 「ひとりにならない」ことが最大の防御
問題5は、「ひとりにならない」ことを徹底するための問題です。
子どもを狙った犯罪は、ひとりになったときに起きることが圧倒的に多いので、今のうちからしっかり教えておきたいもの。

登下校のときはもちろん、ちょっとした用事を済ませる短い時間も「ひとりにならない」ことが、不審者や犯罪から身を守るための防御策になります。

トイレに行くくらいなら、わざわざお友だちについてきてもらうのも気が引けそうですよね。しかし、「これくらいなら...」という油断が、事件に巻き込まれるきっかけになることがあります。特に公園は樹木や遊具などでひと目につきにくい場所がたくさんあり、子どもがひとりになるのを狙って潜んでいる人がいる可能性もあります。

このほか、忘れ物を取りに帰るときなどは、「ちょっと待っていて」とか「先に行っていて」と言いがちなので、注意しましょう。

「ひとりにならない」に例外をつくらないようにすること、勇気を持って「一緒についてきて」と言えることも重要です。このあたりはお子さんだけの力では徹底されにくいかもしれません。小学校に通うようになったら、保護者同士で確認し合っておくと、お子さんも言いやすくなるのではないでしょうか。


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春はまだ遠いようですが、年が明ければ卒園と入学の準備が本格的にスタートしますから、お子さんも親御さんもますます忙しくなると思います。今のうちから、少しずつお子さんの安全スキルを高めることを意識しておくと、慌てずに入学式を迎えられるはずですよ!

 





2013年12月19日(木)

カテゴリー: 子どもの防犯

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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