[クローズアップNEWS]男の子が被害者になる性犯罪とは?

セコムの舟生です。

男の子でも性犯罪の被害にあうことを忘れないでください。今回の[クローズアップNEWS]は、男の子を狙った性犯罪を取り上げます。

わいせつ犯罪の被害は、女の子ばかりではありません。
男の子は「狙われるかもしれない」というイメージしにくいせいか、女の子より無防備になりがちです。

子どもの安全NEWS」で取り上げているように、男の子のわいせつ被害は決して少なくありません

今回は、過去に発生した、男の子が被害者となった性犯罪を取り上げながら、傾向と対策を考えます

 

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▼ 男の子を狙った性犯罪とはどのようなものか?
まずは実際に起きた事件を振り返ってみましょう。
昨年発生した、男の子のわいせつ被害を取り上げます。

・駐車場で小2男児にわいせつ行為をした60代男を逮捕。周辺では数年前から6~9歳男児への同様の被害が確認されていた(東京都 2014年3月)

・帰宅途中の7歳男児に「写真を撮らせて」とアパート敷地内に連れ込み、裸にして縛り付け、携帯電話で撮影した男を逮捕。「子どもへの性的興奮が抑えられなかった」「複数の子にわいせつ行為をした」と供述(東京都 2014年5月)

・商業施設で、6歳男児が見知らぬ男に「お薬を塗る日だから、こっちに来て」と多目的トイレに連れ込まれ、服を脱がされて腹部に体液を塗りつけられる(千葉県 2014年6月)

・商業施設の男子トイレにいた小学生男児を押さえつけ、携帯電話のカメラで男児を動画撮影したうえ、わいせつ行為をした男を逮捕(福岡県 2014年7月)

・マンションの踊り場で、小6の男児を壁に押し付け、ズボンの上から下半身に触れ、唇を舐めるなどして逃走した男を逮捕(京都府 2014年11月)


犯行現場は、駐車場や商業施設のトイレ、集合住宅の敷地内など、ひと目につきにくい場所。
ひとりでいるときに声をかけられ、言葉巧みに犯行場所へと連れ込まれることが多いようです。

男の子の場合、狙われている自覚が少なく、声かけの段階で「危ないかもしれない」という警戒心が薄いのかもしれません
「ひとりにならない」ことを徹底し、知らない人からの声かけに注意しましょう。


▼ 無防備な男の子が狙われる?盗撮の被害
男の子が狙われ、
写真を撮られたり、盗撮されたりするという被害も見受けられます。

・公園にいた小6男児らに「お菓子をあげる」「お金をあげる」と声をかけ、近くの建物に連れ込み、携帯電話のカメラで男児の下半身を撮影していた男2人を逮捕(福岡県 2014年1月)

・スーパー銭湯で、タオルに隠した小型カメラで小学校高学年から中学生の男児らの裸を盗撮していた男を逮捕。別の場所でちびっこ相撲もビデオ撮影していた。男は「高学年くらいの男児に興味があり、20回程度盗撮した」と供述(大阪府 2014年11月)


男の子も性的な対象としてカメラを向けられることがあることが分かります。
公園や入浴施設などでは盗撮の可能性を考え、男の子でも警戒心を持つことが大事です。


▼ 男の子の性犯罪被害を回避するには保護者の自覚が重要
「男の子も狙われるかもしれない」という自覚を持つと、日常の中にも気をつけなければならない点が見えてきます。

<男の子を性犯罪から守る対策>
・ 人通りの少ない道や、暗い道をひとりで歩かせない
・ 駐車場や集合住宅の敷地内など、犯罪の多い場所を教える
・ 商業施設などでひとりで待たせたり、トイレに行かせたりしない
・ 大勢で遊んでいるときも、ひとりにならないように言い聞かせる
・ 少しでも「変だな」「嫌だな」と思ったら、すぐに逃げるように指導する
・ 服装がだらしなく見えないか、送り出す前に確認する

「男の子だから大丈夫」と決めつけてしまうと、不審者に対して隙をつくってしまうということをご理解いただきたいと思います。


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男の子に性犯罪についての説明をするのは難しいですが、プライベートゾーンという言葉を使うと低学年の子にも理解しやすいと思います。

プライベートゾーンとは、水着で隠れる場所のこと。
「自分だけの場所だから、他人に見せても触らせてもダメ」「写真を撮らせるのもダメだよ」と教えましょう。





2015年1月22日(木)

カテゴリー: 子どもの防犯

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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