入学準備特集2010 [8] 男の子のパパ・ママにも知ってほしい!「わが子を性犯罪から守るために」

入学準備特集2010セコムの舟生です。

皆さんのご家庭では、連れ去りや泥棒、交通事故などの危険については日頃からお子さんに話をされると思います。では、お子さんに性犯罪についてお話されたことはありますか?小学校低学年のお子さんの場合、まだ早いかな、と迷われる方もいらっしゃるかもしれません。

子供の性犯罪被害に対する親の"認識"と、"実態"は、少し違っていることがあるようです。

そこで質問です。
Q:子供を狙う性犯罪。次のうち正しいものはどれですか?
(1)性犯罪の被害が心配なのは、女の子だ。
(2)他人に体を触られたら、子供はすぐ親や学校の先生に相談するだろう。
(3)帰宅した子供のようすがおかしい。でも、言いたくないようなので気づかないふりをしてあげた。

正解は...


実はこの3つの中に、正しいと言えるものはありません。みなさんは正解しましたか?それでは解説をしていきましょう。

* * * * * *

子供を狙う性犯罪。男の子も注意を! 警察庁の調べ(*)によると、13歳未満の子供が被害者となった暴力的性犯罪被害件数は、2007年には1,012件、2008年には1,036件24件増加していますが、ここ2~3年はほぼ横ばいの状態です。

ただし、これらはあくまでも"認知"件数です。性犯罪の被害にあっても、子供が親に言わなかったり、親が知ったとしても子供が傷つくことを恐れて警察に訴えない場合が非常に多いのです。ですから、ここでカウントされている件数はまさに氷山の一角ともいえるでしょう。
* 警察庁『平成21年上半期の犯罪情勢』より

また、「うちの子は男の子だから大丈夫...」といった認識は改めてください。性犯罪の被害者は女の子とは限りません。2008年の13歳未満の強制わいせつの被害件数をみても、936件中97件は男の子が被害にあっており、全体の1割以上を占めています。男の子にも興味を示す犯罪者がいることを親が認識し、男の子にもきちんと話をしたほうが安全です。


子供の性犯罪被害について親が気づかないこともある
親が知らないうちに、子供が性犯罪の被害者になっていることがあります。「体を触られて恥ずかしい」「ちょっと変な気持ちだったけどたいしたことではないのかな...」「こんなことを話したら、親に怒られるんじゃないか」などと思ってしまい、性被害を受けても、だれにも打ち明けられない子供は少なくないのです。


言い出しにくい性犯罪の話も「プライベートゾーン」を使えば話しやすい
親子で話し合いにくい性犯罪についても「プライベートゾーン」という言葉を使うと話しやすくなります。「プライベートゾーン」とは、「自分だけの場所」という意味。人に見られたり触らせたりしてはいけない場所のことを意味します。「プライベートゾーン」を説明するときは、「プールに入るとき隠す場所だよ」と言うと、お子さんもわかりやすいでしょう。この言葉を上手に使うと、小さな子供にでも性犯罪について伝えやすくなりますね。それ以外にも「口や目」など、他人に触られて「いやだな」と感じる場所も「プライベートゾーン」と言えます。


いやだと思ったらすぐ逃げて、親に話すように伝える
もしもプライベートゾーンを見られたり触られたりしそうになったら、大声で助けを求める、防犯ブザーを鳴らすなどして、とにかく逃げることが肝心です。その場で乱暴をされたり、痛い思いをしたりしなくても、例えば子供の写真を撮って逃げる、といったケースもあります。そして少しでも「変だ」と思ったらどんなことでも親に話してほしいということを伝えましょう


子供に合った対策を
子供を性犯罪から守るためにはどうしたらよいのか。残念ながら100%万全な対策というものはありません。しかし、日頃の心がけでそのリスクを減らしていくことは可能です。お子さんの生活環境や発育度合いに合わせた対策を講じてあげてください。

おもな性犯罪対策
・人通りの少ない道や、暗い道は、なるべく一人で歩かない
・極端に露出の多い服装は避けさせる
・子供に留守番をさせるときはしっかりした防犯対策を
・大勢で遊んでいるときも一人にならないように言い聞かせる
・プライベートゾーンを見られたり触られそうになったりしたら、とにかく逃げるように指導する
子供を誘う4つの手口について、防犯シミュレーションで練習をしておく
防犯グッズを携帯させる

* * * * * *

お子さんのようすがいつもと違うことに気づいたら、まずは子供の言葉に耳を傾けてください。何も言いたくないようなら無理にせかさないほうがよいと思います。お父さん・お母さんのどちらかなら話せる場合もあるでしょう。「言いたくなったら、いつでも話してね」とひと言伝えてください。そしてお父さん、お母さんも自分たちだけで抱え込まないように。家族で解決するのが難しい場合、専門家の力を借りましょう。


○ ● ○ 今回のおさらい ○ ● ○


*性犯罪の被害者は女の子だけじゃない。男の子も油断は禁物!
*「プライベートゾーン」は便利な言葉。上手に使って、「性犯罪」について話し合おう。
*子供に合った防犯対策で自己防衛力を高めよう。


次回の【入学準備特集2010】シリーズは、「親子で行う防犯シミュレーション」についてご紹介します。
公開は、3月25日の予定です。お楽しみに。


入学準備特集2010 記事一覧


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2010年3月16日(火)

カテゴリー: 子どもの防犯

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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