入学準備特集2010 [2] 子供を誘う手口とその予防策を学ぼう!

入学準備特集2010セコムの舟生です。

4月の新入学シーズンを控え、子供が被害者になる犯罪について、今どのような傾向にあるのか気になっている方も多いと思います。

2008年の統計データからみる「子供の犯罪被害状況」によれば、少年の犯罪被害者総数は減少傾向にあるものの、全体の傾向として「凶悪犯罪・性犯罪被害の低年齢化」が目立っています。また、女の子に比べて件数は少ないものの、男の子の性犯罪被害も発生しています。

今まで何度もブログでお伝えしていますが、いまやターゲットになるのは「お金持ち」や「有名人」の子供だけではありません。お子さんが事件や事故に巻き込まれないようにするにはどうしたらよいか、できるだけリスクを減らすためにはどういった準備をすればいいのか、入学前に、ぜひ一緒に考えていきましょう。

対策を考えるとき、犯罪者の手口を知ることも重要です。入学準備特集の第2回は、子供がだまされやすい手口についてお話します。

* * * * * *

子供を誘う4つの手口を知る 子供を誘う手口は大きく4つのパターンに分けられます。

子供を誘う4つの手口
1)子供の好きなもので誘う
・お菓子や玩具、ときには現金など、子供が興味を示しそうな物をちらつかせて誘い出す手口
・子供の好みを把握されている場合、特に小さな子供ほどだまされやすい
「新しいゲームがあるから一緒に遊ぼう。家にあるから一緒に来てよ」
「かわいい子犬が産まれたんだ。ちょっと見に来ない?」
「今、アンケートをやっているんだ。協力してくれると5000円もらえるよ。やってみない?」

2)子供に助けを求める
・道に迷った、物を落としたなどと言って、親切心を逆手にとる手口
・優しい子、しっかりした子ほど注意が必要
「コンタクトを落として困っているの。一緒に探してくれない?」
「君たち○○小学校だよね。小学校に行きたいんだけど案内してくれる?」
「子犬が逃げちゃって困っているんだ。一緒に探してくれると助かるんだけど...」

3)緊急事態を装う
・家族の一大事を装い、子供を混乱させて誘い出す手口
・子供は自分の名前を呼ばれると、混乱して、信用してしまいやすい
「○○ちゃんだよね。君のお母さんが車にひかれて病院に運ばれたんだ。一緒に行こう!」
「君のお父さんに○○ちゃんを急いで連れてきてって頼まれたよ」

4)大人の世界に子供を誘惑する 
・子供が憧れそうな話で誘い出す手口
・小学校高学年や中学生以上の子供もだまされやすい
「君かわいいね。将来タレントになれるよ。芸能事務所に紹介するから写真を撮らせてくれない?」
「近所でドラマの撮影しているんだけど、君カッコイイから出てみない?」


ここで知っておいてほしいことは、不審者がターゲットに定めた子供について事前によく下調べをしているケースも少なくないということです。そして、子供の名前や住んでいる場所、家族構成、子供の好きなもの、登下校のルートなどを事前に調べている場合には、子供を誘う手口はより巧妙になる傾向があります。


子供を守る防犯対策
子供の性格やご自宅を取り巻く環境に合わせた、きめの細かい防犯対策ができるのは、お子さんのことをよく知っているご家族だけ。お子さんの成長に合った、できる限りの防犯対策を施して、子供を守ってあげたいものです。

気をつけたいのは、「○○しちゃだめ!」「怖いんだからね」と脅かし過ぎること。子供の性格によっては「怖い」ことばかりが印象に残ってしまい逆効果です。お子さんが理解しているかどうか確かめるためにも、親が一方的に話し聞かせるのではなく、お子さんと一緒に考えるスタンスをとってみてはいかがでしょうか?

・子供をひとりにしない
こうした手口から子供を守る基本は、子供をひとりにしないことです。登下校や通塾のときにはできるだけ集団で通えるよう、あらかじめ準備をしてあげてください。それが無理な場合は、親が送り迎えするほうが安心です。

どうしてもひとりで歩かなければならないときには、周囲に注意しながら、キビキビと歩くことです。相手にスキを見せないことはとても大切!寄り道や、考えごとをしながらフラフラと歩いてはいけませんよ。

・わが家のルールを決める
大事なことは、家族以外の人が声をかけてきても決してついて行かないことです。「親の許可を得ず、他人について行ってはいけない」など家族のルールを決めます。しかし、子供がいきなり完璧にルールを守るのは大変難しいことです。そんなときには頭ごなしに怒るのではなく、次は守れるよう、根気よく言い聞かせましょう。

親戚や顔見知りの人に声をかけられた場合については迷うところですが、子供が混乱しますので、例外はつくらないほうがよいでしょう。とても残念なことですが、小さな子供の場合、顔見知りの人や親しい人物にだまされるケースも多いのです。

・防犯グッズを携帯させる
外出時に防犯ブザーや「ココセコム」などの防犯グッズを必ず持たせるようにしましょう。「怪しい!」「怖い!」 と思ってもすぐに大声が出ない場合があります。そんな時は迷わず「防犯ブザーを鳴らす」「通報ボタンを押す」など、防犯グッズを使って助けを求め、すぐに走って逃げるように教えておきましょう。

防犯ブザーは小学生には普及しているようですが、一方鳴らしただけでは誤作動と勘違いされて注意を向けてもらえないことがあるようです。防犯ブザーを鳴らしたうえで、大声を出す、大きなジェスチャーで助けを求めるなどの動作ができると効果的でしょう。日ごろから練習をしておくと安心ですね。

・防犯シミュレーションを行う
今回ご紹介した"子供を誘う4つの手口"についての対策は、防犯シミュレーションで練習ができます。家族の方がお子さんがつられてしまいやすい誘い文句を考えて、お子さんとやってみましょう。

防犯シミュレーションに正解はありません。大切なのは「自分の身を守る答え方」を子供が自ら考えること。困った時には、あいまいな返事ではなく、「いいえ!」「いやです!」とはっきり断ってその場から逃げるように教えると良いでしょう。そして何度も繰り返し練習することで身につくのです。ただし、お子さんを怖がらせてしまっては逆効果ですよ!あくまでも楽しく「○○ごっこ」のような遊び感覚で練習してみてください。


○ ● ○ 今回のおさらい ○ ● ○

*「子供を誘う手口」のパターンを親子で知る
*「親の許可を得ず、家族以外の人について行かない」など、家族のルールを決めて守らせる
*外出時には防犯グッズを携帯し、「怪しい」「怖い」と思ったら迷わずに使うよう教えておく
*「子供を誘う手口」にだまされないよう、防犯シミュレーションで練習する


次回の【入学準備特集2010】シリーズは、「登下校時の安全について」をテーマに、特にバスや電車を使って通学する際の安全についてご紹介します。
公開は、2月15日の予定です。お楽しみに。

入学準備特集2010 記事一覧

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2010年2月 5日(金)

カテゴリー: 子どもの防犯

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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