[夏休み特集5]夏のレジャーはやけど・火災事故に注意!

セコムの舟生です。

夏休み恒例の「花火」ですが、正しい遊び方をしないと事故につながります。「花火」をする前に注意ポイントを確認しておきましょう7月から連載している[夏休み特集]も5回目。
これまで「子どもとの旅行の安全」「車からの声かけへの対応策」「留守番中の押し込みの手口」「熱中症」をテーマに取りあげてきました。

特集ページでテーマ一覧や、あわせて読んでいただきたいテーマをピックアップしていますので、ぜひご覧ください。


さて8月最初の今回は、夏のレジャーにともなうやけどや、火災の危険についてお話します。

花火やバーベキューなど、子どもにとっても夏場は間近で「火」に接する機会が多いときです。
夏休みの楽しいレジャーで危険な目にあわないよう、事故が起こりやすい状況や、注意点をまとめてみたいと思います。

 

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▼ 「花火」は子どものやけどの三大要因のひとつ
子どものやけどの原因や、やけどしそうになった「ヒヤリ・ハット」として、特に多いのは「食べ物や飲み物」と「ガスコンロ」、そして「花火」です。

このうち「食べ物や飲み物」と「ガスコンロ」は1年中身近にあるものですが「花火」だけは夏のもの。夏の期間に限られる「花火」がやけど要因のトップ3に入るのですから、非常にリスクの高いものだとも言えます。

また、花火が原因になった火災事故も毎年起きています。
東京消防庁によれば、昨年東京都内で起きた花火による火災は21件で、8月に最も多く発生しました。

花火を楽しみながらも子どもの行動に目を配るとともに、燃えやすいものが近くにないか、十分注意してくださいね。枯れ葉や小さな紙ゴミに火の粉が飛んだだけでも、火災になる可能性はあります。


▼ 「正しい遊び方」と「保護者の監督」が花火事故を防ぐ
花火による事故は、どのような状況で起きているのでしょうか。
東京消防庁や消費者庁などの資料から、事例を抜粋します。

● 誤った使い方による事故
>打ち上げ花火を振り回して遊んでいたところ、火の粉が飛散して近くにあったゴミが炎上
>手持ち花火を複数まとめて着火して遊んでいたところ、植え込みの下草が燃えて火災
>友だちと見せ合おうとして、お互いに花火の火が出る方を向けてしまい、やけど

● 不測の事故
>手持ち花火をしていたところ暴発し、近くにいた子どもが首、手、足にやけど
>ロケット花火を地面に差し込み打ち上げたら、花火の頭部が子どもの目に衝突。失明の危険
>ねずみ花火がサンダルと足の間に入って取れなくなり、やけど

花火は、ひとつ間違えると非常に危険だということがわかりますね。

事故を防ぐためには、保護者が商品説明をよく読み、ひとつずつ正しい遊び方を確認してから着火することが重要です。

また、ねずみ花火やロケット花火のような、動きの予測がつきにくい花火もあります。不測の事故が起きることを避けるためにも、子どもにはなるべく離れた場所で見せるようにしましょう。

このほか、浴衣や長いスカートにろうそくの火が触れ、大やけどを負う事故も起きています。
衣類は素材によっては火がつくと一気に燃え広がる危険があるので、花火を持っていないときでもお子さんの行動には十分注意してあげてくださいね。


<花火のときの注意点>
○ 風の強い日は中止する
○ 広くて安全な場所を選ぶ
○ 消火用のバケツを準備する
○ 製品の表示をよく読み、正しく遊ぶ
○ ライターで着火しない
○ 長いスカートや浴衣を着て花火をしない


▼ 楽しいバーベキューやキャンプでも火の事故は起きる
屋外で火をおこして料理をつくる経験は、子どもにとってとても良い経験になると思います。
しかし、バーベキューなどでよく使われる道具は、使い方によっては事故の危険性を秘めています。取扱説明書をよく読まず、思い込みで誤った使い方をしたり、雑に扱ったりすれば、大事故につながるかもしれません。

昨年、福知山市の花火大会で爆発事故が起きましたが、原因は発電機への給油時に正しい操作をせず、ガソリンの携行缶のふたを開けてしまったこと。揮発性の高い燃料は、バーベキューなどで使われる着火剤にも使用されていますから、取り扱う際は、想定外の引火によって同様の大事故を招く可能性があることを忘れないでください。

<着火剤>
火起こしによく使われるのが着火剤。揮発性が高くて引火しやすいメチルアルコールが使われています。火が弱くなってきたことから、火気のあるまま着火剤をつぎ足し、事故につながった事例が多数報告されています。着火剤のふたを開けたまま火の近くに放置し、爆発した事故もあります。

<カセットコンロ>
カセットコンロは、キャンプはもちろん、ちょっとした屋外レジャーでも重宝しますが、装着したカセットボンベが爆発する事故が多発しています。原因は誤った使い方によるもの。カセットボンベは、過剰に加熱されると爆発につながります。大きな鍋や鉄板などをコンロに載せて利用しないようにしましょう。また、暑すぎる場所で利用したり、火のそばで使ったりするのも危険です。


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火はとても危険で、慎重に扱わなくてはならないもの

花火やバーベキューは、このことを子どもに教える絶好の機会です。
保護者の方は、面倒でも正しい手順で、ひとつひとつ確認しながら火を使うようにしてください。
子どもに教えるためにも、安全な扱い方や慎重な姿勢をよく見せてあげましょう。





2014年8月 4日(月)

カテゴリー: 事故防止

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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