[クローズアップNEWS]子どもの水難事故にご用心!事故発生のシチュエーション別注意点

セコムの舟生です。

子どもだけで水辺に近づいてはいけません。保護者は子どもから目を離さないでください。今回の[クローズアップNEWS]は、子どもの水辺の事故を取り上げます。

気温の上昇とともに増えるのが、水辺の事故。
今年もゴールデンウイークごろから、子どもの水難事故の報道が目立つようになってきました。

子どもの水難は、死亡事故に直結しやすいのが特徴。
さらに助けに行った大人も、命を落とすケースが多く見られます。

水と親しむ季節を控え、どうすれば子どもの水難事故を避けられるのか、いざというときどのように対応すればいいのか、知っておきたい知識をお伝えします。

 

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▼ 5月だけでこれだけ多くの水難事故が起きている
今年に入ってから起きた、子どもの水難事故を「子どもの安全NEWS」から振り返ってみましょう。

・オートキャンプ場を訪れていた2歳男児が、湖で溺れて意識不明の重体。保護者は50メートルほど離れた場所でバーベキューの準備中だった(滋賀県 5月)

・幅7メートルほどの河川で、1人で川遊びしていた小4男児が深みにはまり、意識不明の重体(大阪府 5月)

・道路脇の用水路に、近所に住む2歳女児が転落して死亡。用水路は水深約80cm。ガードレールが設置されていない箇所から侵入した模様(新潟県 5月)

・農業用のため池に釣りのために訪れた小5男児が、誤って転落して死亡。ため池周辺は2メートルのフェンスで囲まれていたが、一部途切れている箇所から入った模様(滋賀県 5月)

・農業用水路に2歳男児が転落して死亡。用水路近くの公園で子ども3人と遊んでいる際、1人でその場を離れ、用水路のフェンスの下の隙間をくぐって転落した模様(埼玉県 5月)

・海岸の波打ち際で遊んでいた6歳女児、6歳男児、9歳男児が大波にさらわれる事故が発生。助けに行った大人2人も溺れ、全員死亡。事故当時、海は荒れており、早朝まで強風・波浪注意報が出ていた(新潟県 5月)

今年に入ってからの水難事故を調べてみると、実際には5月の初旬から中旬にかけて、集中的に起きていることがわかります。毎年、水難事故は6月~8月にかけて最も多く発生しますので、子どもを水の事故から守るために、まさにこれからが気を引き締めなくてはならない時期なのです。


▼ [ケース1]水の危険を知らない子どもたち。保護者の油断も要因に
事故が多く起きるシチュエーションを見ていくと、大きく2つの状況が見えてきます。
まずは、日常のなかで水に親しんでおらず、気の緩みや知識不足が原因のひとつと考えられるケース。もうひとつは、日常にある水辺への油断が原因と考えられるケースです。

外出先や、旅行先などの普段とは違う環境で、一瞬の隙から事故が起きたり、知識不足によって事故を回避できなかったりするケースがあげられます。

夏本番を迎えれば、バーベキューやキャンプなど、水辺で楽しむレジャー、イベントの機会が増えますし、海に遊びに行く計画を立てているご家族もあるでしょう。

行った先々で、「近くに水辺がある=子どもが危険」という認識をしっかり持つ必要があると思います。

<子どもと川や海に行くときの注意点>
○ 気象情報を必ず事前にチェックする
○ 軽い水遊びでも油断せず、ライフジャケットを着用させる
○ 現地にある看板や現地の人の話を確認して、注意すべきことを把握する
○ 子どもから目を離さないようにし、水遊び中は大人が付き添う
○ 滞在中も気象状況に注意を払い、天候の変化に応じて対処する

警報が解除されたからといって、安全というわけではありません。
川の流れが速いときや水が濁っているときは、上流で雨が降って急に増水することもあるようです。また海では暴風波浪警報が解除された後も、海が荒れた状態が続き、思わぬ高波が来ることもあります。大人の目で「これは危ないかもしれない」と思ったら、早めに撤収する決断が大事です。


▼ [ケース2]近所の気軽な遊び場、河川敷やため池での事故を防ぐ
水難事故のシチュエーションとして考えられるもうひとつのケースは、河川敷やため池など、日常のなかにある水辺での事故です。

慣れた遊び場であっても、水辺は本当に危険。浅いため池でも、足を滑らせて転落すれば、命に関わることがあります。たとえ高学年になっても、子どもだけで気軽に遊びに行く場所とは言えません

<河川敷やため池に行くときの注意点>
○ 川に行くときは必ず家の人に伝える
○ ひとりで、また子どもだけでは行かない
○ 子どもだけのときに水に入って遊ばない
○ 物が落ちたりしても、自分で拾わない
○ 何かあったときは、すぐに大人に知らせる

子どもの水難事故発生場所として、河川が多い傾向にあります。
近所の川の怖さをよく教え、大人の付き添いなしで水に入るような遊び方をすることはやめさせましょう。


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最初にお伝えしたように、子どもの水難事故は死亡事故に直結することが非常に多く、助けに向かった大人も命を落とすことがあります。

万が一、お子さんが溺れたり、溺れている人を見かけたりしたときも、ひとりで泳いで救助に向かうことは大変危険です。慌てて行動を起こすのではなく、落ち着いて対応したほうが安全に救助行動できます。

まずは付近の人に知らせて助けを求めること。そしてロープや浮輪、長い棒などを差し出して救助したほうが確実だということを心に留めておいてください。





2014年6月 9日(月)

カテゴリー: 事故防止

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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