[子どもの安全冬支度 家庭内事故編]火災、灯油の誤飲...家庭内の冬の事故を防ぐには?

セコムの舟生です。

乾燥する季節は特に火災に注意が必要。子どもが触れないようライターやマッチの保管場所を確認してください。冬に気をつけたい犯罪や事故のポイントを[子どもの安全冬支度]として、ピックアップしています。
初回となった前回は、「防犯編」として、日没が早い冬ならではの安全ポイントを具体的にご紹介しました。

2回目となる今回は、「家庭内事故編」です。

空気が乾燥する季節は、火災が心配ですね。
お子さんに留守番をさせる機会があるご家庭では、心配もいっそうのことでしょう。
また、暖房器具を使用する冬場は、灯油などの誤飲事故にも注意が必要です。
報道でも乳幼児が灯油を誤飲してしまう事故が取り上げられることがありますね。

冬ならではの事故につながりやすい、ご家庭内の危険の芽を、今のうちに摘み取りましょう。

 

* * * * * * * * *


▼ 子どもがいる家庭では「ストーブ」「火遊び」火災に注意!
消防庁によると、平成26年の火災の出火原因は「放火」(11.2%)、「たばこ」(9.3%)、「こんろ」(8.0%)、「放火の疑い」(7.2%)、「たき火」(6.7%)の順になっています。

空気が乾燥していると、火がつきやすいだけではなく火のまわりも早くなるため、ちょっとした出火が大火災につながることも考えられます。

子どもがいるご家庭で気がかりなのは、「火遊び」や「ストーブ」による火災です。

<火遊びによる火災を防ぐには?>
● ライターは子どもの手が絶対に届かない場所に保管する
● ライターを使ったら、必ず保管場所に戻す(置きっぱなしにしない)
● 子どもには普段からライターを触らせない
● 使用済みのライターは処分ルールに従って廃棄する

子どもは火に興味を持ちやすいですが、「火の怖さ」を言い聞かせるとともに、ライターやマッチは子どもが知らない場所に置くようにしてください。子どもの成長に応じて、火の使い方を少しずつ教えていきましょう。

<ストーブ火災を防ぐには?>
● 暖房器具の周りを整理整頓する
● 燃えやすいものを暖房器具の近くに置かない
● 不要な時はこまめに消す習慣をつける
● 暖房器具のそうじ・点検をする
● 子どもの留守番中はなるべく使用させない(エアコンなどを使う)

東京消防庁によると、ストーブに可燃物が接触することで発生した火災で死者が多く発生しています。床置き型の暖房器具のそばにおもちゃや本など燃えやすいものがあるのを見つけたら、すぐ注意して片づける習慣をつけましょう。
また、洗濯物の乾燥や調理などにストーブを用いて火災になる事故も起きていますので、保護者の方も注意してください。

電気ストーブでも、可燃物が触れたり、近づき過ぎたりすれば、発火する恐れがあります。
子どもの留守番中はなるべく火災の心配が少ないエアコンなどの暖房器具を使わせるようにしましょう。


▼ 家の周りも火の用心!「放火」の危険を避けるには
出火原因の1位は「放火」。
「放火の疑い」を合わせると、出火原因の約18.4%を占めています。
放火は、悪意ある第三者によって引き起こされるものですが、そのリスクを少しでも下げる対策は行っておきたいものです。家の周りに新聞紙や集めた枯れ葉など、燃えやすいものがあれば、狙われる可能性もあると思います。

また、植栽などの手入れが悪く表通りから見通しが悪い家は、空き巣に狙われやすいと言われています。
そのような家は、放火の心配も考えられます。子どもの安全を守るためにも、狙われにくい家になるよう、対策してみてください。


▼ 灯油の誤飲事故は、「置き場」と「うっかり」に注意!
子どもが誤飲すると、入院が必要なほど重大な中毒症状を引き起こす灯油。
どのご家庭でも保管場所には気を使っていると思いますが、乳幼児がいる場合、さらに注意が必要です。

誤飲事故が発生するのは、灯油タンクがある場所だけではありません。
うっかり給油タンクのフタを閉め忘れて床に置きっぱなしにしたり、灯油ポンプを子どもの手の届くところに立てかけたまま別の用事をしたりするのは、大変危険です。

「ちょっと置いただけ」のつもりでも、子どもが口にしてしまう可能性もあります
給油作業のときは、外したフタも慎重に扱ってください。
また、床や壁に飛び散った灯油が手についたりすれば、舐めてしまうことも考えられます

<灯油の誤飲事故を防ぐには?>
● 灯油の置き場は、子どもが来られない場所、触れない場所を選ぶ
● 灯油が触れるフタ類やポンプは、指さし確認して片づける
● 飛び散った灯油がないかチェックし、少量でも丁寧に拭き取る


* * * * * * * * *


火災が起きたときは、いのちを守ることが最優先です。
親から怒られることを恐れて自分でなんとかしようとしているうちに逃げ遅れてしまう...ということがあってはなりません。

冬は特に火のまわりが早いので、ごく初期に消化できなければ、すぐに逃げるよう伝えましょう。

また、灯油を誤飲したときは、吐かせないようにしてください。窒息や嚥下(えんげ)性肺炎など、別の疾患を引き起こすことがあるそうです。
すぐに医療機関を受診しましょう。





2015年11月12日(木)

カテゴリー: 事故防止

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

カレンダー

カテゴリ
カテゴリ
人気記事
ブログ内検索