[クローズアップNEWS]秋の行楽シーズンは子どもの「駐車場事故」にご注意!

セコムの舟生です。

幼児は車の死角に入りやすいので、駐車場では特に注意が必要です。今回の[クローズアップNEWS]は、駐車場で発生する幼児の事故を取り上げます。

気候がさわやかな行楽シーズンは、ドライブやレジャーに出かけることもあると思いますが、商業施設やキャンプ場の駐車場など、家族でのお出かけ先で幼児が乗用車にひかれる事故がたびたび起きています。
もちろん自宅敷地内の駐車スペースでも注意が必要です。

行楽シーズンはどこも混み合いますから、いつも以上に子どもの行動を慎重に見守る必要があります。お子さんとの外出で乗用車を使うときは、特に注意していただきたいと思います。

実際に起きた駐車場周辺の事故を取り上げながら、事故を防ぐためのポイントをまとめます。

 

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▼ 幼児の駐車場事故はどんなとき起きるのか?
過去3カ月ほどの間に起きた、幼児の駐車場事故をご紹介します。

・2歳女児が、家族と買い物に来ていたスーパーの駐車場で、乗用車にはねられて死亡。車が駐車スペースから発進した直後に、女児に衝突(福岡県 6月)
・3歳女児が、商業施設の駐車場で乗用車にひかれて死亡。買い物を終えて母親と駐車場を歩いている途中で、発進してきた車にひかれた(佐賀県 8月)
・3歳男児が、オートキャンプ場で乗用車にひかれて死亡。運転者が車を方向転換しようと前進させた際、前を横切ろうとした男児と衝突した模様(山梨県 9月)

駐車場では、発進、旋回、後退など、車のさまざまな動きが考えられます。小さな子どもには車の動きを予測しにくいものです。
また、急に走りだすなど、自身の突発的な行動が原因で事故に巻き込まれる可能性も考えられます。

幼児は運転者から見ると死角に入ってしまうことも、事故原因のひとつ。
サイドミラーに届かないくらいの背丈のお子さんは、特に死角に入りやすくなります。ワゴン車のような車高が高い車ですと、小学生のお子さんでも見えないことがありますので、注意を促しましょう。

<幼児の駐車場事故を防ぐポイント>
(1)子どもを先に車から降ろさない。必ず大人が先に降りる
(2)移動するときは、子どもをひとりで歩かせない。大人が一緒に歩く
(3)停車中の車に近づきすぎないよう目を配る
(4)小さな子どもは手をつなぐか抱き上げるかして移動する
(5)車の動きは大人が予測し、十分に安全確認しながら歩く


▼ 帰宅後もご用心!自宅敷地内でも頻発する駐車場事故
駐車場の事故は、お出かけ先だけではなく、自宅の敷地内でもたびたび発生しています。実際に起きた事故の状況を確認してみましょう。

・1歳女児が自宅玄関前で母親の運転する乗用車にひかれて死亡。雨のため玄関先に車を近づけようとしたところ、外で待たせていた女児に衝突したと見られる(神奈川県 9月)
・2歳女児が母親の運転する車にはねられ死亡。自宅車庫から車を発進させた直後、前方右側にいた女児に衝突した模様。普段から車庫から出た後に女児を乗せる習慣だった(新潟県 8月)
・3歳女児が母親の運転する乗用車にひかれて死亡。親子で親戚宅を訪れた帰り、車を空き地から移動しようとしたところで事故が発生(茨城県 7月)
・2歳男児が母親の運転する乗用車にひかれて死亡。自宅前で男児と荷物を先に車から降ろし、駐車場に移動するため前進したところ、誤って男児に衝突した(広島県 5月)

子どもを先に降ろしたり、子どもを外に待たせたりしたことが事故につながっていることがわかります。
雨が降っていたから、駐車スペースが狭いからなど、保護者の方にも事情がさまざまあると思いますので、本当に心が痛みます。
お子さんを乗降車させる場所やタイミングについて、この機会に考えてみてください。

<自宅敷地内での幼児の事故を防ぐポイント>
(1)子どもをひとりで先に車から降ろさない
(2)車に乗るときは、子どもを外で待たせず、先に乗せる
(3)車を動かす際は、必ず目視で子どもの居場所を確認する

どんなときでも、どこでも周囲の安全確認は忘れずにおこなっていただきたいと思います。自宅の敷地内であれば、お子さんがどこかにいるかもしれないという可能性を常に念頭に置き、より慎重になりましょう。一瞬のアクセルが、子どもの命を奪ってしまうかもしれないのです。


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幼児の駐車場での事故は、思いがけないときに起き、何度も同様の事故が繰り返されています。
事故を防ぐためのポイントをおさらいしていただき、お子さんにあった安全対策を考えていただきたいと思います。





2015年10月 8日(木)

カテゴリー: 事故防止

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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