入学・進級の直後が肝心!親子のコミュニケーション術

セコムの舟生です。

親子での会話のなかからお子さんの困り事や、悩みなどを察知しましょう。いよいよ4月。
入学式、始業式ももうすぐですね。
新しいお友達や先生との出会いに今から子どもたちはワクワクしていることでしょう。

希望にあふれる季節ですが、入学や進級には、さまざまな変化がともないます。
子ども自身は意識していなくても、新しい環境に順応しようと頑張りすぎてしまったり、人知れずストレスを抱えてしまったりすることもあるようです。

いつも以上にお子さんの様子を注意深く見守りつつ、新生活の様子を会話から把握してあげましょう。

今回は、お子さんから話を引き出す「親子のコミュニケーション」のポイントをまとめます。
お子さんの話から、いろいろな情報を得ることができます。
親の目から離れた時間を埋めてくれるものですから、たくさん話を引き出してあげてください。


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▼ 親子のコミュニケーションは「聞く」が基本
「親子のコミュニケーション」は、子どもの話の途中で口を挟まないようにするのがコツ。
意見したくなることもあると思いますが、そこはぐっとがまん。

「うんうん」「そうなんだ!」といった肯定的なあいづちや、「それから?」「そこで◯◯ちゃん(お子さんの名前)はどう思ったの?」など話を広げる質問で、子どもの話す気を伸ばしてあげてください。
お子さんが「もっと話したい!」という気持ちになれば、自然と親子の会話がはずみますよ。

親子のコミュニケーションを通じて、「なんでも話せる」「自分の味方になってくれる」などの前向きな感情を育めるといいですね。


▼ 親子のコミュニケーションのポイント
「忙しくてじっくりコミュニケーションをとる時間がない」という親御さんも多いのではないでしょうか。親子が顔を合わせる時間が限られているご家庭もあると思います。

しかし、親子のコミュニケーションに時間の長さはあまり関係ありません。
たとえ短時間でも、ポイントを押さえれば、充実したコミュニケーションができます。

<親子のコミュニケーションのポイント>
(1) 子どもの目を見て話を聞く
何かをしながらあいづちを打つだけでは、子どもは「聞いてくれてない」という思いを抱くようになります。仕事や家事の手を止め、子どもと向き合いましょう。ちゃんと目を見て話を聞いてあげてください。

(2) 何を知りたいかをイメージする
子どもに話しかけるときは、できるだけ具体的に。
なんとなく声をかけられても、子どもも真剣に自分の話をしようとは思いません。子どもから何を聞きたいのかイメージして話しかけましょう。
NG:「今日どうだった?」
OK:「今日の給食は全部食べられた?」「何をして遊んだの?」

(3) 子どもの言うことを否定しない
子どもの言うことが間違っていても、頭ごなしに否定したり叱ったりせず、最後まで聞いてあげましょう。間違いを正す前に、一度は子どもの気持ちを受け入れることが大事です。
NG:「それは違うよ」「なぜそんなことしたの!」
OK:「そうだね。ほかに何かないかな?」「それで本当に大丈夫?」

(4) 子どもに考えさせる
子どもに伝えたいことがあるときは、親の考えを押し付けるのではなく、子ども自身にどうしたらいいかを考えさせましょう。たとえ誘導した答えでも、子どもが「自分で考えて決めた」と感じることは、責任感や自立心にもつながります。
NG:「宿題があるから4時までに帰ってきなさい!」
OK:「夕飯前に宿題を終わらせるには、何時に帰ってきたらいいと思う?」

(5) 良いところを見つけてほめる
どんなに小さなことでもどんどんほめてください。
いいことなら「えらかったね」「がんばったね」とほめ、失敗したことに対しても「よく話してくれたね」とほめてあげましょう。子どもは受け入れられたと感じ、安心して意見を言いやすくなります。


▼ 親子のコミュニケーションで危険の芽を早めにキャッチ
子どもの話はとりとめがないことが多いですが、それでも毎日コミュニケーションをとり続けていると、ちょっとした変化や予兆を察知しやすくなります。

「学校の帰りにじっと見られた」「公園にいた人がちょっと変な感じがした」といった、子どもの安全を脅かす情報を聞くことがあるかもしれません。
また、学校での小さな出来事や友達の話のなかから、悩みや不安を感じ取ることができるかもしれません。

危険の芽やトラブルの種をいち早く感じ取ることができれば、対策を講じることもできます。
ですから、些細な話でも「はいはい」と聞き流したりせず、子どもの話に関心を持って向き合ってくださいね。


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ときには、話しかけても「話したくない」「別に」と会話を拒むこともあるかもしれませんが、コミュニケーションは会話だけではありません。
子どもの様子をちゃんと見て、口には出せない気持ちを察してあげることも大切です。

子どもが話す気持ちになるまで黙って近くで見守ることや、外に連れ出だしたり一緒に遊んだりして気分転換の手助けをすることなども、コミュニケーションのひとつなのではないでしょうか。

親は子どもが心配であれこれ言ってしまいがちですが、何よりも大事なのは「子どもの気持ちに寄り添うこと」なのかもしれませんね。



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2016年4月 4日(月)

カテゴリー: 子どもの防犯

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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