[クローズアップNEWS]声かけに注意!子どもへのわいせつ犯罪が頻発

セコムの舟生です。

子どもへの声かけが巧妙かつ強引になっています。実際の事例から危険回避のポイントを学びましょう。今回の[クローズアップNEWS]は、子どもに対するわいせつ犯罪をテーマに取り上げます。
子どもの安全NEWS」を振り返ると、わいせつ目的の犯罪は"声かけ"がきっかけになっているケースが非常に多く見られます。

子どもたちは小学校でも「知らない人について行ってはいけない」と教えられていますし、ご家庭でも同様に言い聞かせていることでしょう。
それなのになぜ、声かけによるわいせつ犯罪が後を絶たないのでしょうか。
実際に起きた事件を読み解くと、手口の巧妙さ、強引さが浮かび上がってきます。

各地で繰り返される声かけをきっかけにしたわいせつ犯罪。
お子さんが被害にあわないために知っておくべきことや、防犯対策についてお話しします。


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▼ 楽しい気分を利用?子どもの好きな物で誘う手口
まずは、ここ数カ月の間に発生した子どもが被害者になったわいせつ犯罪の中から、好きなことや物で誘うケースを紹介します。

・11歳女児をわいせつ目的で誘拐した容疑で30代男を逮捕。「家に大きいお菓子があるから取りに行こう」と女児を誘い、自宅に連れ込んだ疑い。男は女児の母親と知り合いで、「いたずら目的で連れ出した」と供述(2016年1月)
・ゲームセンターで知り合った小学男児や中学男子生徒を自宅に誘い、わいせつな行為をした男2人を逮捕。「家に来れば最新ゲームで遊べる」といった声かけをしていた模様(2016年2月)

お菓子やゲームなど、子どもの興味をひく物で誘っており、男の子も被害者になっています。

好きなことや物で誘うパターンはよくありますが、遊んでいるときや楽しく盛り上がっているときに親しげに話しかけられると、警戒心が薄れてしまうことも考えられます。

子どもに教える防犯ポイント
□ 子どもが集まる場には、子どもを狙う不審者がいることもある
□ 遊んでいるときに親しげに話しかけられたら要注意!
□ たとえ知っている人でも別の場所に誘われたらきっぱり断る


▼ 責任感が強い子は注意?子どもに助けを求める手口
次にここ数カ月で起きた事件のうち、子どもに助けを求めるケースを紹介します。

・6歳女児への強制わいせつの容疑で30代男を逮捕。「知り合いを一緒に探して」と声をかけ、集合住宅敷地内のひと気のない建物の裏に連れ込み、体を触るなどした疑い。「10人ほどやった」と供述(2015年12月)
・帰宅中の8歳女児に「お金が挟まったから取ってほしい」と声をかけて車に誘い込み、約15分間連れ回した10代男を逮捕(2016年1月)。

見知らぬ大人が子どもに頼みごとをすること自体が不自然なのです。
判断能力が未熟な小さな子や、責任感が強い子、優しい子が被害にあうことがあります。

子どもに教える防犯ポイント
□ 知らない大人になにか頼まれたら断ってよい
□ 断りにくかったら「大人に聞いてください」「お母さんに聞いてみます」と言おう
□ 相手からなるべく体を離し、近づいてきたらすぐ逃げよう


▼ 強引かつ巧妙!子どもに言いがかりをつける手口
最後に言いがかりや因縁をつけるパターンの声かけを紹介します。

・帰宅中の女児に「なぜじろじろ見るのか」と因縁をつけ、暴行して強引に近くの駐車場に連れ込み、下半身を触るなどした男を逮捕(2015年12月)。
・帰宅中の児童が知らない男に「警察だ。君のせいでおばあさんが事故にあったので来てほしい」と声をかけられる事案が発生(2016年1月)

「自分が悪いことをしたのかもしれない」と思わせる声かけは、とっさの判断を鈍らせます。
また、知らない相手から突然因縁をつけられたりすれば、大人でも恐怖で体が動かなくなってしまうかもしれません。
こうした悪質な声かけがあることを子どもによく教え、対応方法を練習しておきましょう。

子どもに教える防犯ポイント
□ たとえ相手が警察を名乗っても、ついて行かない
□ 脅されたり暴力を振るわれそうになったりしたら、勇気を出して大声をあげる
□ 防犯ブザーをいつも携帯し、少しでも危険を感じたら迷わず鳴らす


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わいせつ犯罪のきっかけになる声かけには、いろいろなパターンがあります。
どのような声かけであれ、子どもがいち早く「危ないかもしれない」と感じとり、即座に防犯行動を起こすことが大切です。

具体的な声かけの例をあげながら、お子さんと一緒に対応を練習しましょう。





2016年2月22日(月)

カテゴリー: 子どもの防犯

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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