小学生のお子さん必見!いざというとき「悪い人」から身を守る方法

セコムの舟生です。

年頭の記事でもお伝えしましたが、小学生のお子さんを狙った連れ去り事件や、わいせつ事件がたびたび発生しています。

最近でも、昨年12月に東京都で男が「お父さんが事故にあった」などと言って小学生を連れ去ろうとしたほか、石川県でも背後から近づいた男が小学生を抱えて連れ去ろうとした事件が発生しました。

また今月2日には岡山県の商業施設で迷子になって保護されていた男児が保護者を装った男に誘拐される事件が起きたばかりです。

甘言、脅し、暴力など、あらゆる手をつかって目的を遂げようとする卑劣な犯人に怒りを覚えるとともに、巧妙で強引な手口が多いことに恐怖を感じました。

犯人にとって犯行に及びやすい条件が揃った状況で、もしも狙われてしまったら...
正しい防犯知識をもって対応できなければ、身を守ることは難しいのです。

昨年からここ最近に起きた事件の報道に触れ、あらためて「悪い人に狙われないための知識」と「身を守るための知識」を広く伝える必要があるのではないかと強く思いました。

お子さんと一緒に、ぜひご一読ください。

 

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▼ 「悪い人」はいつ狙いを定めるのか?
子どもを狙う不審者は、いつも計画的というわけではなく、たまたま条件が整った瞬間にターゲットを決めることがよくあります。「条件」というのは、だれかに見とがめられることなく目的を遂げられ、逃げ切れる状況にあるかどうかということ。人目や立地などの死角を探しながら、街中を歩いていることが考えられます。

以前、子どもの安全研究で有名な清永賢二先生と対談したときにこんなことを伺いました。
・500mくらい前から子どもを探し、200m手前くらいで心を決める
・周囲を警戒しながら距離を詰め、20mくらい手前で行動を起こす準備を始める
・さらに距離を詰め、子どもがどのように逃げても捕まえられる6m手前で一気に飛びつく

つまり、犯人から逃げるには、物理的に最低6m以上の距離が必要だということです。
6m先に様子のおかしい人がいたら、即座に逃げなくてはなりません。
どれくらいの距離か、お子さんと実際に測って、体感させることをお勧めします。


▼ ランドセルは捨てて逃げよう!
子どもを狙う者は、子どもが20m先に逃げてしまうと諦めるそう。「6m」というのは、大人と競争して20m逃げ切るための距離ともいえます。

では、6m以内の距離まで詰められてしまった場合には、どうしたらいいでしょうか。
それは、「身軽になること」。

ランドセルや手荷物を手放して逃げると、4m手前からでも20mの距離を逃げ切れる場合が多い、という実験結果があるそうです。これは低学年のお子さんにもいえることです。

いざというとき逃げだすためには、迷わず行動することが重要。
ランドセルを素早くおろす練習というのも、ひとつの防犯訓練になります。


▼ 必ずやっておこう!「防犯ブザー」と「大声」の練習
子どもを狙う犯罪から身を守るために、もっとも重要なのは、犯行の条件が整う「死角」に近寄らないこと。以前、地域安全マップの作り方で危険なところを詳しくご紹介していますので、安全マップ作りとともにおさらいしてみてください。

万が一、身に危険が及んで逃げだすことや、逃げ切ることが困難な場合には
・防犯ブザーを鳴らす
・大声を出す
このふたつの行動が助けになります。

いざというときには体が動かず声が出ないほどの恐怖にとらわれてしまうことも考えられますから、頻繁に練習しておくことが非常に重要です。とくに、体中がびりびり震えるくらい「大声」で叫ぶようなことは日頃、あまり経験がないことだと思いますので、どんな感覚かを知るためにも、ぜひ一度やってみてください。

また、防犯ブザーを鳴らすだけでは、周囲に気づかれない可能性もあります。身振り手振りで危険を知らせる、同時に大声を出すなど、いろいろな形で危機を脱する方法を練習していただきたいと思います。

これらのことは、知識だけでは身につけることができません。保護者の方が主導して、練習させてくださいね。


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「危ない人が来たら逃げなさい」といっても、子どもには簡単に判断できないことでしょう。お子さんによっては、「違っていたらどうしよう」「失礼じゃないだろうか」などと考えてしまい、瞬間的に出遅れてしまうことがあります。

間違っていてもいいのです。「おかしい」と感じたら、とにかくためらわないこと。

このことを、お子さんに伝えてあげてください。





2014年1月16日(木)

カテゴリー: 子どもの防犯

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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