9月は食中毒に注意!子どもを食中毒から守るには?

セコムの舟生です。

外出から帰ったら手を洗う習慣をつけましょう。9月から10月にかけては、運動会や遠足、社会科見学などがおこなわれる小学校が多いですね。
お子さんが屋外で食事をとる機会もあるのではないでしょうか。

また、行楽シーズンですので、河川敷などでバーベキューを計画しているご家庭もあるかもしれませんね。

これからの季節で注意が必要なのは「食中毒」。
夏場に起きる食中毒は9月までがピークで、10月に入ってからも多く発生しています。
「少し涼しくなってきた」という油断が食中毒を引き起こす原因になることもあるかもしれません。
子どもの場合は重症化することがあるので、大人以上の気配りが必要です。

今回は、子どもを食中毒から守るために欠かせない、基本知識や予防対策をご紹介します。

 

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▼ 油断するとすぐ繁殖!?夏の食中毒は「細菌」が原因
冬場に多く発生するのは、ノロウイルスをはじめとした「ウイルス」による食中毒ですが、夏場は、「細菌」による食中毒が多くなります。

病原性大腸菌(O157など)、サルモネラ菌、腸炎ビブリオや黄色ブドウ球菌など、さまざまな細菌が原因になります。

夏場に食中毒を引き起こす細菌は、自然界に存在するもので、珍しいものではありません。
そのため、食材にすでに付着していることがあり、これを「一次汚染」と呼びます。
細菌が付着した食材を扱ったまな板や包丁、手指などから細菌がうつることを「二次汚染」といい、食中毒の多くは二次汚染が原因で発生しているそうです。

食中毒を引き起こす細菌は、気温が20度くらいのときに活発に増殖し始め、人間の体温に近い35~40度になるとさらに増殖が活発になります。
夏から秋にうつる今の気候は細菌にとって快適だということですね。

子どもが食中毒を引き起こす細菌を口にしてしまった場合、大人よりも重い症状が現れることがほとんど。下痢や嘔吐を繰り返すと、脱水症状も起こしやすいので十分に注意してください。


▼ 「つけない」「増やさない」「やっつける」で食中毒を予防!
食中毒を防ぐには、食中毒予防の三原則「つけない」「増やさない」「やっつける」を守ることが必要です。

「つけない」
・調理前や食事前には石けんで手をよく洗う
・肉や魚を扱ったら、まな板や包丁をこまめに洗う。手も石けんで洗う
・食材は流水でよく洗う
・そのまま食べる食材と、加熱が必要な食材はなるべくそばに置かない

「増やさない」
・生鮮食品はすぐに冷蔵庫に入れ、保存状態に気を配る
・食材や料理を常温で長時間放置しない
・調理後はなるべくすぐに食べる

「やっつける」
・食材はしっかり火を通す
・温めなおしのときも十分に加熱する
・フキンやまな板などは使い終わったら消毒する(熱湯や漂白剤による殺菌のほか、直射日光にあてて乾燥させることも効果的)

「つけない」「増やさない」「やっつける」を徹底するとともに、小さなお子さんの場合、生食はできるだけ避けましょう。今の時期は肉だけではなく、魚やたまご、野菜も、火を通したもののほうが安心です。


▼ バーベキューやお弁当づくりのときの注意点
屋外での調理や、時間が経ってから食べるお弁当には、より注意が必要です。
以下にポイントをまとめました。

<バーベキューで食中毒を防ぐポイント>
・食材は使う直前までクーラーボックスに入れておく
・肉類はしっかり加熱する(中心部の温度が75度以上になってから1分間以上加熱)
・調理用のトングや箸は、盛り付けや取り分けに使わない

タレに漬け込んだ肉、ハンバーグやサイコロステーキのような成型肉などは、中まで細菌が入り込んでいることがあるので、十分に火を通しましょう。
また、野菜類はしっかり洗ってください。状況によっては、生食を避けたほうが安心です。


<お弁当づくりで食中毒を防ぐポイント>
・加熱した食材を使う(かまぼこやハムなども加熱)
・前日調理した料理はお弁当箱に詰める前に再加熱する
・おにぎりは素手でにぎらない(ラップやビニール手袋を使う)
・おかずを詰めるときは清潔な箸を使う
・完全に冷めてからフタをする

お弁当は、食べるまでの間に細菌が増殖してしまうことがあるので、なるべく細菌を持ち込まないことが大事。加熱調理した食品を使うことがポイントです。
ただし、人間の皮膚に見られる「黄色ブドウ球菌」は、非常に強い毒素を出し、加熱しても無毒化されないそうです。
お弁当をつくる前には石けんでよく手を洗いましょう
手に傷があるときは特に多く見られる細菌なので、ビニール手袋などを使って、なるべく素手で食材を扱わないようにしてくださいね!


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バーベキューのときは、普段料理をしない人も調理に参加するので、衛生管理への理解が少なく、食中毒の原因になる場合が多いそうです。トングの使い分け、肉の加熱調理や食材の管理などは、バーベキューをはじめる前に全員に周知したほうが安心ですね。

「これくらい大丈夫」と油断しないことが、この時期の食中毒を予防するポイントです。





2015年9月10日(木)

カテゴリー: 災害対策

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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