11月9日は119番の日です。火の危険性を改めて考えよう!

セコムの舟生です。

11月9日は「119番の日」。この日から11月15日までは「秋の全国火災予防運動」の実施期間で、全国各地で消防訓練や啓発イベントが行われます。この一週間を、火災予防の大切さを改めてしっかりと捉えなおす機会とし、火災が発生しやすいこれからの時季に備えたいものです。

ここ最近、幼い子供によるライター遊びが死傷者を出す火災になるなど、痛ましい事故が頻繁に話題に上っています。今年の3月末には、消費者庁がライターの火遊びによる火災に関する調査を取りまとめ、注意喚起を促していますが、その後も同様のケースでの火災が後を絶ちません。

そこで今回は、「119番の日」にちなんで、火の危険性やライターによる事故を未然に防ぐための心構えなどについて、お話ししたいと思います。

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▼ 火遊び火災の原因は半分以上が「ライター」! 消防庁の資料「平成21年(1月~12月)における火災の状況」などによると、2009年に発生した火遊びによる火災は、全国で1,948件。そのうち、ライターによるものが全体の6割近くを占めていたそうです。

しかも出火原因に占めるライターの割合は、この10年で見ると増加傾向にあります。

また、1999年~2008年に東京消防庁管内で起こった火遊びによるライター火災では、特に幼児が逃げ遅れて死傷するケースが多く、死傷者の約80%が5歳未満であったというデータがあります

実際に起きたケースを見ると、未就学児の手が届く場所に不注意に置かれていたライターで遊んでいるうちに、発火して火災に繋がったパターンがほとんどです。こうした現状を見ても、私たち保護者が心して火元管理を行わなくてはなりません


▼ 火遊びによる火災を予防するために
最初はライターの小さな火でも、周囲のものに燃え移るとあっという間に火災に繋がります。空気の乾燥するこれからの季節は、特に着火しやすくなるので、絶対に子供に火遊びのきっかけを作ってはいけません

対策を改めて確認してみましょう。

1) マッチやライターなどは、子供の手の届くところに置かない
子供の火遊びを防ぐ最良の方法は、火元の原因になるものを手の届かない場所に置くこと。簡単に操作ができるものであれば、小さなお子さんが触っていて、偶然火がついてしまう可能性もあるので火元自体を子供から離してしまったほうが安全です。

2) 子供だけ残して外出しない
火遊びによる火災は、子供(特に幼児)だけで留守番をしているときに多く発生しています。幼い子供だけで留守番をさせないためには、できるだけ親戚や知り合いの方などにお願いするようにしたいところです。それでも、どうしても子供だけを残して外出しなければならないときには、ガスの元栓を閉める、暖房器具の近くに燃えやすいものを置かない、子供の手の届くところにライターやマッチなどを放置しないなど、火災の要因となるものを可能な限り排除し、なるべく早く帰宅するようにしましょう。

3) 火遊びしているのを見かけたら、厳重に注意する
火遊びは、一度覚えると徐々に行動がエスカレートすると専門家も指摘しています。このような危険を未然に防ぐために、どんなに些細なことでも子供の火遊びは発見したら即座に厳しく対応するようにしてください。料理やたき火などのときも、必ず大人が付き添い、子供だけで火を扱うことは避けましょう。

4) 子供に火の恐ろしさや取り扱い方について繰り返し教える
子供が火に興味を示すようになったら、その恐ろしさを理解できるまで何度でも伝えてください。火事が起きたらどうなるのか、具体的な話をすると小さなお子さんでもわかりやすいと思います。

ある程度大きくなったら、火の正しい取り扱い方法や、火の便利さについてもきちんと教えてあげることが必要です。


▼ "触らせない"だけでは不十分。チャイルドレジスタンスに切り替えを
経済産業省では、2011年の夏を目途に、ライターの安全規制の導入を決定しています。コンビニをはじめ、販売店の店頭でも、チャイルドレジスタンス(CR)機能付きのライターが登場するようになり、従来の「100円ライター」は姿を消しつつあります。2011年夏を目処に規制に対応していないライターの製造・販売はできなくなる見込みです。

「チャイルドレジスタンス(CR)」とは、子供が容易に操作を行うことができないようにする機能のことです。従来の2倍の力で押さなければ着火しないタイプや、「押して→下げる」といった2段階の操作が必要なタイプなどがあり、値段も従来のものとそれほど変わらずに購入することができます。

手の届かないところに置いたつもりでも、思いもよらぬ行動で驚かせるのが子供。ライターを使用するご家庭は、早めにこのCR機能付きライターに切り替えることをおすすめします。

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この機会に、家の中に見落として忘れているライターがないか、もう一度確認してみてはいかがでしょうか。

また、CR機能付きのライターに切り替えるときは、古いライターの廃棄にも配慮が必要です。くれぐれも使用済みライターを無造作にゴミ箱に入れることがないよう、ご注意くださいね。





2010年11月 4日(木)

カテゴリー: 災害対策

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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