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駐車場で子どもが事故に...!原因と事故防止対策

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セコムの舟生です。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、遠出を避けたり、不要不急の外出をひかえたりと日々の行動を自粛しているご家庭が多いと思います。
子どもたちも自宅で過ごす時間が増えていることでしょう。

自宅の敷地内でも、保護者がそばにいても、安全が約束されているとは限りません。
駐車場で幼い子どもが車にひかれる事故が立て続けに発生しています。

共通点が多い事故が頻発したときは、警戒すべきサイン。
実際に起きた事故を取り上げながら、駐車場での注意点や、事故防止のための対策をまとめます。


* * * * * * * * *


▼ 低年齢の子どもに多い駐車場事故
まずは実際に起きた駐車場での事故を振り返ります。

・アパートの駐車場で、4歳男児が軽乗用車にひかれ重傷を負う。駐車しようとバックしてきたところにひかれたとみられる(2020年12月 北海道)

・商業施設の駐車場で、6歳女児が乗用車にはねられ、頭の骨を折るなどの重傷。駐車場内を歩いていたところ、事故にあった(2020年12月 兵庫県)

・駐車場で、9歳男児が除雪機に巻き込まれ死亡。雪遊びをしていた男児が父親らの除雪作業に巻き込まれた(2021年1月 新潟県)

事故現場はすべて駐車場で、被害にあったのは10歳以下の子どもであることが共通しています。
過去に起きた駐車場事故も、低年齢の子どもが多く、小さなお子さんほど注意が必要であることがうかがえます。


▼ 駐車場では「子どもから目を離さない」「子どもを遊ばせない」
ここにあげた事故は、自宅の敷地内と商業施設の駐車場で発生しています。
実際に起きた事故から、それぞれの安全対策を考えてみましょう。

【安全対策】自宅敷地内の駐車場事故
過去には、自宅内にいた子どもが、保護者を追って外に出てしまい、出かけようとしていた保護者が発進させた車にひかれるという痛ましい事故も起きています。
自宅の敷地内であっても、子どもがどこにいるかを常に意識しておく必要があります。

・車を動かす前に、必ず目視で車の周囲を確認する
・車庫から車を出すときや駐車するときは、子どもを外で待たせない
・日ごろから自宅の駐車場を遊び場にさせない

【安全対策】商業施設などでの駐車場事故
商業施設や飲食店など、保護者と一緒に外出した先の駐車場でも、事故は頻発しています。
多くの場合、車を降りて駐車場内を歩いているときや、車に向かって歩いているときに、事故は起きます。事故防止のためには、場内を子どもだけで歩かせないことが大切です。

・降車時は大人が先に降り、乗車時は子どもを先に乗せる
・駐車場内では子どもをひとりで歩かせたり、外で待たせたりしない
・幼児とは手をつなぐか、抱き上げるかして移動する
・駐車中の車からなるべく離れ、保護者が周囲の状況を確かめながら歩く


▼ 小さな子どもは車の「死角」に入る可能性がある
車には運転席からどうしても確認できない「死角」があります。
車の場合、目視できない窓より下や、ミラーに映らない場所が死角になります。

背の高さが窓に届かない幼児は、すっぽりと死角に入ってしまいますし、もっと大きな子どもでも、しゃがんでしまえば目視では確認できません。

車の死角について、知識として知っていても、まさかそこに子どもがいるとは思わないものです。死角にいた子どもが事故に巻き込まれるケースが頻発していることを忘れてはなりません。

常に「もしかしたら見えないところに子どもがいるかもしれない」という想定をすることが、車を運転するすべての大人に求められていると言えます。

小さなお子さんがいるご家庭ならなおのこと。
車を発進させるときや、駐車するときには、一度車から降りて周囲の安全を確かめる慎重さを心がけたいものです。

またお子さんにも動く車や停車中の車に近づかないこと、死角を意識することへの注意がかかせません。


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小学生になると、子どもだけで行動することが増え、保護者がそばで守ってあげられないことも出てきます。
くれぐれも駐車場で遊ばないこと、駐車場内では走らず周囲の安全を確かめながら歩くことを教えておきましょう。
日ごろからよく言い聞かせ、「駐車場は危険な場所」だとしっかり認識させることが大切です。

2021.02.04

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