子どもの安全ブログ

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子どもを交通事故から守るためにできること

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セコムの舟生です。

学校が再開され、ようやく日常に近い生活が戻りはじめました。
マスクの着用を求められている学校が多いと思いますが、暑くなる時期ですので、お子さんの熱中症対策にも配慮してあげてくださいね。

さて、学校再開で心配されるのは、通学路での交通事故です。
今年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、新1年生を対象とした交通安全教育が中止になった小学校も多いと聞きます。

また、通学路に慣れているお子さんも、交通事故には注意が必要です。
外出自粛期間が長かったため、通学路の周辺環境や道路状況が変化しているかもしれません。

ご家庭でも通学路の交通安全について話し合い、注意が必要なポイントや安全確認の方法をおさらいしてください。


* * * * * * * * *


▼ 交通量が増えている「通学路」
子どもが登下校に利用する「通学路」。
毎日のことですので、歩き慣れてくると「交通ルールをしっかり守って通学する」という意識が薄れてしまいがちです。
友達とのおしゃべりに夢中になっていたり、安全確認をせずに道路に飛び出してしまったりすると、交通事故につながってしまいます。

経済活動の再開に伴って、自動車の交通量が増えています。
公共交通機関での密集を避け、自転車で通学・通勤する方も増えているようです。
子どもたちの登校時間に、かなりのスピードを出して歩道を通行する自転車も見かけます。

登下校時は油断をせずに注意しながら歩くことを、あらためて言い聞かせましょう。

通学路で「自分が交通事故にあうかもしれない」と考える子どもは少ないでしょう。
毎朝「車に気を付けてね」と言って送り出すだけでは、危機意識は持てません。
今の道路状況や、小学生の交通事故が絶えないという現実を教え、具体的に交通安全について話し合う時間を持てるといいですね。


▼「通学路」に潜む危険を見つけよう
小学生の交通事故は、「道路横断中」に多く発生しています。
道路を横断する場所は、信号機がある交差点や横断歩道だけではありません。
信号機がない横断歩道もありますし、路地を右側から左側に横切るのも「道路横断」の一種です。

歩き慣れた道では、交通事故が起こりやすい場所を見落としがち。
実際にお子さんと「通学路」を歩いて、注意が必要な場所を探してみましょう。
ただし保護者がただ危険な箇所を教えるのではなく、子ども自身に見つけさせることが大切。
自分でのハッケンは、教えられることよりも子どもの心や記憶に残るものです。

お子さんと一緒に、以下のようなポイントを注意深く探してみてください。

<「道路を横断」するのはどんなとき?>
・信号機のある道路や交差点を渡るとき
・信号機がなく、横断歩道がある道を渡るとき
・信号機も横断歩道もない道を横切るとき

<「道路を横断」する以外で注意が必要なのはどこ?>
・見通しが悪い場所
・車のスピードが出やすい道
・自転車の往来が多い道
・ガードレールがないなど、歩道が区別されていない道
・カーブミラーや標識が見えにくい場所
・駐車場や施設の出入口

これからの季節は草木が伸びてきますので、植栽がうっそうとして見通しが悪くなったり、カーブミラーを覆い隠してしまったりすることもあります。
「交通安全」の視点で、あらためて通学路に潜む危険を見つけてみてください。


▼ 交通事故が起きやすい場所での「安全確認」のポイント
青信号を渡っていたのに子どもが事故に巻き込まれるケースも多く発生しています。
交通ルールを守っているだけでは、防ぎきれない事故もあるということです。
一方で、立ち止まって安全確認を慎重に行うことで、防げる事故もあります。
交通事故の危険がある場所では、必ず「目視」で安全確認をすることを習慣づけなくてはなりません

<交通事故予防対策>
・道路を渡るときは、必ず立ち止まって、前後左右の安全確認をする
・青信号でもすぐには渡らず、車が完全に停止したことを確認してから渡る
・横断歩道では、車や自転車の姿が見えたら無理に渡らず止まって待つ
・ときどき後ろを振り返り、近づいてくる車や自転車に注意を払う
・止まっている車の前を横切るときは、手を上げるなどしてアピールし、ドライバーと目をあわせる

「止まってくれるはず」「よけてくれるはず」という思い込みが、危険を回避する行動を遅れさせることも考えられます。
「よく見る」「止まって待つ」を徹底することが肝心です。

新1年生のお子さんの場合、まだ1人で判断ができない部分もあると思います。
どこで止まり、どこを見て安全を確認するのか、どのタイミングなら道路を渡れるのかなど、具体的に教えましょう。
特に、大きな交差点では、歩行者信号が青でも右左折してきた車が近づいてきます。
体が小さい低学年のお子さんの場合、ドライバーの死角に入ってしまい、巻き込み事故にあうケースもありますので、見るべきポイントをよく教え、なるべく車の侵入方向から離れた場所を横断するよう伝えてください。


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ドライバーからいちはやく見つけてもらうために、日頃からリフレクター(反射板)を身に付けさせることも有効です。
リフレクターは、車のライトや光を反射して、存在をアピールしてくれる交通安全グッズ。
ランドセルに着けられるキーホルダータイプのものや、スニーカーやランドセルカバー、傘などにもリフレクター付きのものがあります。

また、白っぽい服や明るい色の服は、遠目にも目につきやすく、交通事故防止に役立ちます。

梅雨時は雨や曇天の日が多く、ドライバーの視認性も低下しますので、お子さんが「目立つ」工夫をすることが大切です。

2020.07.02

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