子ども乗せ自転車での事故を防ぐには?

セコムの舟生です。

子ども乗せ自転車には特有の危険が潜んでいます。危険の特徴を知り、安全対策を立てましょう。ヘルメットの着用は必須です。日常の移動手段として使われる自転車。
小さなお子さんがいるご家庭では、自転車に同乗させるいわゆる「子ども乗せ自転車」として利用することも多いかと思います。

しかし子ども乗せ自転車には、さまざま危険が潜んでいることを忘れてはなりません。
先月、自転車に乗った女性が自動車と接触し、おんぶしていた赤ちゃんが亡くなる事故がありました。
子どもと同乗する場合、ひとりで乗る場合とは取り回しが異なったり、自由が利きにくかったりと、いつも以上に注意と安全対策が求められます。

今回は、子ども乗せ自転車で事故を回避するポイントをまとめます。


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▼ 危険の原因は「重さ」にあり
子どもと一緒に自転車に乗るときと、ひとりで乗っているときとは運転感覚が異なります。
その原因は「重さ」と「重心位置の違い」です。

子ども乗せ自転車でこのような経験をしたことはないでしょうか?

・バランスを取りにくく、ふらつきやすい
・急に曲がったり、止まったりすることができない
・運転中、ハンドルを支えるのに力がいる
・押して歩くときも、自転車が傾くと支えきれない

これらは多くの方が経験する子ども乗せ自転車を運転する際の「ヒヤリ」です。
いずれも「重さ」が原因といえます。

電動アシスト自転車のタイプですと、車体の重さだけでも30kg前後。
そこに子どもの体重や荷物の重みが加われば相当な重さになります。運転の難しさはもちろんのこと、押して歩くのも大変です。

また、赤ちゃんをおんぶするなどしていれば、重さに加え、重心の位置が高くなるため、いっそうバランスを取るのが難しく、ふらつきやすくなります。上半身の動きも制約されるので事故のリスクはより高いといえるかもしれません。

バランスを欠き、操作性が低下した自転車にはさまざまな危険が潜んでいるのです。
子ども乗せ自転車のルールは自治体によっても異なりますが、「違反かどうか」だけではなく、「子どもにとって安全かどうか」で考え、慎重すぎるくらい慎重な運転を心がけてください


▼ 子ども乗せ自転車を運転中に注意するポイント
子ども乗せ自転車には、「重さ」からくるさまざまな危険がありますが、事故を防ぐにはどうしたらいいのでしょうか。

<子ども乗せ自転車の事故を防ぐポイント>
(1)ハンドル操作は必ず両手で行う
(2)スピードは出さず、いつでも確実に止まれる速さでこぐ
(3)車がすぐ横を通る狭い道や、人通りが多い道はなるべく避ける
(4)交差点などでは、しっかり一時停止して安全確認を確実にする
(5)横断歩道や信号のない場所は横断しない。遠回りでも安全に渡れる場所まで行く
(6)子どもにヘルメットを着用させ、子ども乗せシートの安全ベルトを必ず締める

子ども乗せ自転車を運転するときは、周囲の動きを早めに予測してコース取りすることが大事
車や人のそばスレスレを無理やり通るのは危険です。少しでもふらついたりすれば、事故になりかねません。無理は決してせず、落ち着いて状況判断をしながら運転することを心がけましょう。


▼ 子ども乗せ自転車は止めてからも油断禁物!
東京都がまとめた調査や、国民生活センターの資料などによると、子ども乗せ自転車では、停車中の事故も多く発生していることがわかります。

子どもを乗せたまま荷物をおろしていて自転車が転倒したり、子どもを抱き上げて座席に座らせた際に、倒れたりするケースがあげられます。

子ども乗せ自転車は、子どもを乗せたまま自転車から離れないのが鉄則

子ども2人乗せの自転車では、「乗せるときは後部座席から前部座席」「おろすときは前部座席から後部座席」の順番で、お子さんを乗降させましょう。


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お子さんを自転車に同乗させるのであれば、ヘルメットの着用は絶対に忘れないようにしましょう。サイズの合ったものを、正しくかぶらせるようにしてくださいね。

また、万が一転倒したりすれば、子どもが投げ出されてしまう可能性もあります。
安全ベルトも、お子さんの体に合わせて調節し、正しく締めるようにしましょう。
自転車の安全点検と併せて、ヘルメットやベルトのサイズを自転車専門店でチェックしてもらうといいかもしれません。





2016年6月 6日(月)

カテゴリー: 事故防止

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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