【夏の安全特集[1]】危険な子どもの水の事故、被害に遭いやすいのはどんなとき?

セコムの舟生です。

夏本番を前に今年も水難事故のニュースが報じられています。今月初旬には、京都で小学2年生の男の子が近所の川で溺れ、亡くなりました。

たとえ遊びなれた場所でも、相手は自然。いつなんどき牙をむいて襲いかかってくるか、大人でも予測ができないことがあります。

さて、夏を控えたこの季節にこそ知っておいてほしい夏場のいろいろな事故について、【夏の安全特集】のまとめ記事を連載します。毎年、夏場に頻発する事故。今から対策を立てて準備をしておきましょう。

【夏の安全特集】の初回となる今回は、水難事故対策を取り上げます。

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▼ 近所の気軽な遊び場、河川敷。晴れの日でも増水の危険性が
河川は、町中にあっても自然を感じられる場所。広い河川敷はお子さんにとっても格好の遊び場で、日常の行動範囲に入っていることもあるでしょう。

しかし過去には急な増水などによる事故が発生した例もあります。訪れた場所が良いお天気だったとしても、気をつけたいのは上流の天気です。前日に上流で雨が降っていた場合、増水する可能性が大いにあります。天候の変わりやすい梅雨時は、特に注意したいものです。

近場の河川敷での水難事故を未然に防ぐためにお子さんと事前に確認しておきたい注意点を挙げてみます。

○ 川に行くときは必ず家の人に伝えましょう
○ ひとりで、また子どもだけでは行かないようにしましょう
○ 子どもだけの時に水に入って遊ぶのはやめましょう
○ 必ず天候を確認しましょう。前日の天気も確認してください
○ 水かさが増えている、濁っている、流れてくるモノが多いなど、いつもと違うときは水に近づくのをやめましょう

子どもの水難事故発生場所として、河川が多い傾向にあります。たとえ近所の川でも、自然の怖さをよく教え、大人の付き添いなしで水に入るような遊び方をすることはやめさせましょう。


▼ 夏休み中の子どもが大好きな釣りや水遊び、川のレジャーの注意点
夏休みともなると、「子どもに川遊びをさせたい」「バーベキューを楽しみたい」と、子どもと一緒に少し遠出して自然豊かで水のきれいな川へ出かけることもあるかもしれません。

しかし、川遊びには楽しい経験がたくさん詰まっている一方で、天候変化による増水や目に見えない急流などの危険がいっぱい。「大人がついているから」という安心感が、かえって事故を招くこともあるので要注意です。

以下に遠出した際の川のレジャーの注意点を挙げてみます。

○ 現地の気象情報や川の状況を必ず事前にチェックしましょう
○ 現地にある看板を確認したり、地元の人の話を聞いたりして、川の特徴を把握しましょう
○ 川に入るときは、活動にあった服装の準備を。ライフジャケットがあるとより安心です
○ 子どもからは目を離さないようにし、水遊び中は大人が付き添いましょう
○ 滞在中もつねに気象状況に注意を払い、天候の変化に応じて対処しましょう

「川岸で遊んでいるから」「声が聞こえるから」と目を離している間が危険です。キャンプやバーベキュー中は特に、「子どもたちが遊んでいるうちに...」と、ついつい大人たちは準備や、片付けに集中したくなりますが要注意。交代制で面倒を見るなどして、子どもから目を離さないことが基本です。


▼ いつの間に陸が遠く...海水浴では「離岸流」にも注意
海もまた、楽しい場所であると同時に危険な場所でもあります。小さなお子さんを波打ち際で遊ばせることもあると思いますが、必ず親御さんが身体を支えてその場を離れないようにしましょう。

子どもはわずかな水深でも溺れることがあります

また毎年起きるのが、「離岸流」が原因となる水難事故。離岸流とは沖に向かう速い海流で、時間帯や天候によって突然発生します。浜からそう遠くないところで泳いでいたつもりが、いつのまにか遠くに流されていた...という経験がある人もいるかもしれませんね。無理に逆らえば力を奪われて溺れることもあります。離岸流から脱出するためには、海岸線にそって泳ぐといいと言われていますが、実際には冷静に判断してそれを実行するのは大変難しいことです。そのような危険な流れに遭遇しないために、まず事前にしっかりと情報を確認しておきましょう。

このほか、海での注意点をまとめてみます。

○ 遊泳禁止区域では絶対に泳がない。釣りの場合も立ち入り禁止区域の確認を
○ 健康状態や体調に留意して、無理な遊び方はやめさせましょう
○ 監視者の指示や注意を守りましょう
○ どんな場合でも、お子さんから絶対に目を離さないようにしましょう

海辺は日陰が少なく、また砂浜の照り返しで気温が上がりやすいため、熱中症にも注意が必要です。日陰をつくる、休息する、水分補給を行うなどして、子どもの体力の消耗にも気をつけましょう。また水に浸かりっぱなしだと体が冷えてしまうことも。定期的に海から上がるよう声をかけてあげてくださいね。

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万が一、お子さんが溺れたり、溺れている人を見かけたりしたときも、一人で泳いで救助に向かうことは大変危険です。まずは付近の人に知らせて助けを求めること。そしてロープや浮き輪、長い棒などを差し出して救助したほうが確実だということを心に留めておいてください。





2012年6月18日(月)

カテゴリー: 事故防止

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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