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コロナ禍の留守番を安全に過ごすために

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セコムの舟生です。

新型コロナウイルス感染拡大による学級閉鎖やオンライン授業により、お子さんが登校しなくなると、お子さんだけで留守番をする機会も増えてきます。

小学生の留守番には、さまざまなリスクがあり、コロナ禍特有の犯罪リスクも存在します。
保護者が先回りして対策し、事前に留守番中の危険の芽を摘むことが大切です。

そこで今回は、小学生の留守番対策をあらためてまとめます。


* * * * * * * * *


▼ 小学生の留守番、保護者が事前にできる安全対策
子どもが留守番をするためには、まず、安全に過ごせる環境を整えることが重要です。
保護者が事前にできる対策をまとめます。

家の周りの防犯対策を徹底する
お子さんが留守番をするなら、家の防犯対策をあらためて見直してください。
留守番中に侵入されるリスクを取り除く必要があります。
植裁の手入れをしたり、足場になりそうなものを排除したりして、「狙われにくい家」を目指しましょう。
表通りから見えにくい場所には、防犯砂利を敷いたり、センサーライトを設置したりするのも、家の防犯対策としておすすめです。

すべての鍵をしっかり閉める
保護者がお出かけ前に、玄関だけでなく家中の窓を施錠してください。
トイレやお風呂場などの小さな窓もしっかりと。
子どもの留守番中は絶対に鍵を開けないように教え、温度調整はエアコンなどで対応することを留守番中のルールにするといいでしょう。
お子さんには玄関ドアの鍵とチェーンをすぐにかけるよう習慣づけしてください。

火の元の安全対策をする
子どもは「火」に関心を持ちやすいといわれています。
留守番中に火災が発生することがないよう、ライターやマッチなどは子どもが知らない、手が届かない場所で管理しましょう。
ガスの元栓も閉めたほうが安全です。
その他、刃物や薬など子どもが触れると危ないもの、触ってほしくないものは、置き場や保管方法を見直してください。

ほかにも、電話をかけて家人の不在や子どもの留守番を確かめるケースがあります。
家にかかってくる電話を転送する設定が可能であれば、保護者の携帯電話に転送するようにしておくと安心です。


▼ コロナ禍の留守番で考えられる不審者訪問への対策
コロナ禍において一斉休校措置がとられたときは、不審な訪問者の報告が全国で相次ぎました。
感染拡大に収束の兆しが見えない現在も、学級閉鎖や休校による在宅を狙った事案が発生するかもしれません。
留守番中の来訪者への対応を、お子さんにしっかり教えておきましょう。

留守番中は、「誰が来ても玄関ドアを開けて対応しない」が鉄則です。
「ガス漏れで今すぐ修理が必要」などと緊急性を訴えられたり、「どうしても荷物を受け取ってほしい」などと強い言葉で迫られたりすることも考えられます。

それでも留守番中は、誰が来ても玄関ドアを開けてはいけません。

・誰が来ても、何を言われても、きっぱりと断ること
・絶対に玄関のドアを開けて対応しないこと
・困ったらすぐに保護者に連絡すること

この3つを必ず守るよう、約束させてください。
何があっても守るべき大事な約束を明確に伝えると、子どももいざというとき迷わずに済みます。

留守番に慣れ、インターホン越しに対応できそうでも、玄関の鍵は閉めたままが鉄則。
宅配便や回覧板の受け取りも、直接対面するのは避けたほうが安心です。
玄関先に置いてもらうか、保護者が在宅している時間にあらためてもらうなどしたほうがいいでしょう。


▼ 留守番中の鍵の持たせ方
小学生の留守番において、鍵の持たせ方は重要な防犯ポイントです。
留守番をお願いする前にきちんと教えておきましょう。

鍵は、「落とさないよう持つこと」「他人から見えないように持つこと」が大切です。
子どもが家の鍵を持っていることがわかれば、保護者不在を悟られます。
後をつけられ押し入られるかもしれません。
また、刻印された鍵番号がわかれば、合鍵をつくることも可能です。

子どもにも、「鍵を人に見られると危険」「落としたら泥棒が入るかもしれない」と教えて、鍵を持つことの重大性を自覚させ、防犯対策を意識させてください。

鍵を肌身離さず安全に持ち歩くなら、ズボンのベルトループなどにキーチェーンをつないで衣服のポケットにしまうのがおすすめです。落としにくく、他人からも見えません。
むき出しでポケットに入れたり、バッグに入れたりすると、落とす可能性があります。
玄関先などに隠して「置き鍵」をするのは危険なので、やめましょう。


▼ 玄関を開けてから家に入るまでの注意ポイント
留守番では、帰宅時の防犯対策が欠かせません。
玄関で子どもが鍵を開けるタイミングを狙って押し入る事犯が、過去には発生しています。
保護者不在の家に帰宅するときは、以下のことを徹底させてください。

(1)後ろからついてきている人がいないか、周囲を確認する
(2)玄関ドアを開けたら、大きな声で「ただいま!」と言う(誰もいなくても)
(3)家に入ったら、すぐに鍵を閉める(チェーンもかける)

鍵はさっとスムーズに取り出し、素早く開けることも大事なポイント。
玄関先でモタモタしていたら、不審者にスキを与えてしまいます。
子どもの鍵の持たせ方を工夫し、玄関を開けて入るまでの動作を練習しておくといいでしょう。


* * * * * * * * *


留守番中は、子どもも不安です。
あれこれ危険を伝えて怖がらせるのも良くありません。
子どもが守れるシンプルなルールを決め、ルールでフォローしきれない部分は保護者が子どもに頼らない対策を考えるといいと思います。
また、子どもが留守番中は、かけてきた電話には、すぐに対応できるようにしてあげてくださいね。


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