進級は持たせ時?「はじめての携帯電話」を考える

セコムの舟生です。

親子で話し合って、携帯電話利用のルールを決めましょう。話し合いを通じて子どもを納得させることが肝心です。「携帯電話を何歳から持たせるか?」
親御さんにとって大きな関心事だと思います。

進級を機にお子さんに携帯電話を持たせるかどうか、検討するご家庭もあるでしょう。
何歳になったから、何年生になったから携帯電話を持たせても大丈夫という基準はありません。

子どもの携帯電話利用には、リスクがともなうものです。
子どもの性格や、成長度合い、理解度をはじめ、家庭環境なども含めて総合的に判断し、持たせるかどうかを決めましょう。

今回は、はじめてお子さんに携帯電話を持たせる保護者の方に向け、事前に知っておくべきリスクや適切な携帯電話の選び方、危険を回避する対策などをご紹介します。

 

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▼ 携帯電話利用のリスク
携帯電話を持たせるうえでリスクになるのは、保護者の目が届かない場所で、第三者とつながることができるということ。特に携帯電話を介したインターネット利用には細心の注意が必要です。
スマートフォンが爆発的に普及し、子どもでも高機能なスマホを持っていることも多く、通話やメール以外にも使われているのが現状です。
携帯電話やスマートフォンを持たせたら、インターネットを通じて見知らぬ人との交流を持ったり、有害な情報にアクセスしたりすることが可能になるということを忘れてはいけません。

インターネットを通じて、子どもが犯罪や深刻なトラブルに巻き込まれた事件がたびたび報道されているように、便利さの裏には危険が潜んでいることを忘れてはいけません。


▼ 子どもにはじめての携帯電話を選ぶ時のポイント
「友だちが持っているから」「SNSや無料通話アプリが使えないと不便だから」などの理由だけで、携帯電話やスマートフォンを持たせるべきではないと思います。

保護者との連絡手段として、どうしても必要ならば、「余分な機能がないもの」「親が管理しやすいもの」という視点で、機種を絞り込んでみてください。

たとえば通話やメールの発信制限ができるもの、インターネットへの接続を制限できるものなど、ペアレンタルコントロールがしやすい携帯電話・スマートフォンを選ぶことが大切です。
「子どもの都合だけで選ばないこと」が、防犯のポイントになります。


▼ インターネット利用とフィルタリングの実態
内閣府から発表された「平成25年度青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、携帯電話やスマートフォンを所有している小学生のうち、インターネットを利用している子は44.3%

携帯電話やスマートフォンを介したインターネット利用は増加傾向にある一方、フィルタリングの利用率は減少傾向にあります。

平成24年度調査では、小学生のフィルタリング利用率は76.5%でしたが、平成25年度調査では62.2%と大きく減少。特にスマートフォンでのフィルタリング利用率はわずか50%でした。

子どもにせがまれて、親がフィルタリングを解除してしまうこともあるようで、子どものインターネット利用が不用心になりつつある状況が見て取れます。


▼ 携帯電話・スマートフォンを持たせたら必ずおこなうこと
子どもに携帯電話・スマートフォンを持たせるなら、親子で話し合って「使い方のルール」を設定する必要があります

使っていい時間や場所、携帯電話の置き場所(自室に持ち込まない)など基本的なルールのほか、約束を破った場合にどうするかまで決めておくことが重要です。

親子でよく話し合って細部まで決めましょう。
話し合うことで子どもの納得を引き出すことが大切です。

【利用のルールに盛り込むことポイント】
(1) フィルタリングについて
フィルタリングは必須。スマートフォンの場合はWi-Fi通信にもフィルタリングが欠かせません。フィルタリング機能を内蔵した専用ブラウザアプリもありますので、導入を検討しましょう。
フィルタリングが利用の前提だと子どもに理解させてください。

(2) 各種設定は親がおこなう
通話やメールの送受信制限、アプリのダウンロードや利用の制限などは、保護者の方が設定してください。
子どもが設定を変更することをルールで禁止しておきましょう。

(3) 携帯電話・スマートフォンのトラブル事例を子どもと一緒に学ぶ
インターネットを通じて子どもがトラブルに巻き込まれた事例を見て、どうすればいいかを親子で話し合いましょう。
携帯電話・スマートフォン利用のリスクと危険回避を身につけるための学習も盛り込んでおくと良いと思います。


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最初に保護者が、携帯電話やスマートフォンで「やっていいこと」と「やってはいけないこと」の線引きをしっかりとおこない、ブレない姿勢を子どもに示すことが大切です。

子どもは情報の吸収が早く、流行にも敏感なので、「こうしたほうがいいんだって」「これがあると便利なんだって」といった話を持ちかけられるかもしれません。しかし、スマートフォンや携帯電話に関わることは、必ず保護者自身で調べ、確かめてください。

子どもに持たせたあとは、安易に子どもに言われた通りにはせず、親の責任でしっかり管理することが大事です。





2015年3月12日(木)

カテゴリー: 携帯電話・インターネット

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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