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[入学準備特集2017 Part5]持ち物への名前の書き方に注意!防犯上のポイントは?

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セコムの舟生です。

記名場所や方法を工夫して、お子さんの名前が知られないようにしましょう。立春も過ぎ、暦のうえでは春を迎えました。
まもなく卒園式の練習がはじまるころかと思います。
保育園や幼稚園での日々を、お子さんと一緒に大切に過ごしたいですね。

さて、小学校への入学準備もそろそろ仕上げ。
学校指定品の購入や、手さげ袋や道具箱などの学用品をそろえる時期ですね。

小学校に持っていくお子さんの持ち物には、名前を書くのが基本ですが、持ち物への記名方法には防犯上の注意ポイントがあります

そこで今回の「入学準備特集」は、お子さんの持ち物への名前の書き方についてまとめます。
第三者にお子さんの名前を知られることのリスクや、お子さん自身に注意させたい行動など、新入学に向けてぜひご確認ください。


<入学準備特集2017バックナンバー>
新1年生の保護者が知っておきたい「防犯の基礎知識」
新1年生のための交通安全
入学前にできる!子どもの安全を向上させる方法
小学校の防犯力を確かめましょう


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▼ なぜ「記名」に注意が必要なの?
小学生に対する声かけ事案は、連日のように全国各地で発生しています。
「お菓子をあげる」「一緒にゲームをしよう」など、お子さんが興味を示しそうな言葉で誘うものや、緊急性を装って連れ出したり、言いがかりをつけて強引に連れて行ったりと巧妙で悪質な手口が横行しているのが現状です。

もしお子さんの持ち物から名前を知られてしまうようなことがあれば、声かけに加えて名前を呼びかけられることになります。

親しげに名前を呼びかけて警戒心を解かせたり、嘘の言葉に真実味を持たせたりすることが容易です。

小学校からは、「持ち物にひらがなではっきり名前を書いてください」と言われることが多いようですが、お子さんの名前をすべての持ち物の目立つところに書くのは防犯上おすすめできません

悪意のある者にお子さんの名前を容易に知られることがないように、記名する場所には配慮する必要があります
持ち物への記名は、保護者がお子さんにしてあげられる、大事な防犯対策のひとつです。


▼ 記名に注意が必要な持ち物
ノートや教科書、筆箱や鉛筆など、ランドセルやバッグに入れて持ち歩くものについては、わかりやすいよう目立つ場所に名前を書いて問題ありません。
注意したいのは、外から見える持ち物です。

<記名に注意が必要な持ち物>
・ランドセル
背当てや側面の部分に名前を書くのは避け、内側に記名するようにしましょう。
キーホルダーや防犯ブザーなど、ランドセルに取り付けるものの記名にも注意してください。

・通学帽
つばの内側は動きによっては名前が見えてしまうので、かぶったら隠れる場所に記名しましょう。
片側だけ縫い付けられたタグに記名すると、はみ出して外から見えてしまうことがあるので、かぶったときに見えないよう、四隅を縫っておくと安心です。

・上履き袋、体操着袋、手さげ袋(サブバッグなど)
バッグの底面に名前を書いているお子さんを見かけますが、持ち歩いているときに見えてしまうことがあります。
できるだけ袋の内側に記名するようにしましょう。

・靴
靴底やかかとの記名は、歩いていると目につきます。
中敷きや内側など、見えない場所に名前を書くようにしましょう。


▼ 傘や防犯ブザーなど、記名場所が隠しにくいものへの記名は?
ハンカチや移動ポケットなど、落としやすい持ち物や、防犯ブザーや傘のように記名が隠しにくい持ち物については、名前の代わりに「★」や「♪」などのマークを書き込んだり、自分のものだとわかるシールなどを貼ったりするのがおすすめです。

マークやシールは、お子さんの目印にもなります。
鍵盤ハーモニカや絵具バッグなど、同じものを使う児童が多い持ち物は、取り違えたりなくなったりすることが珍しくありません。

目につきやすい場所にシールやカラーテープを貼っておくと、たくさんの中からでもお子さんがパッと探せるので便利ですね。

シールやテープを貼る場合は、学用品に貼っても悪目立ちしない、シンプルなものを選ぶようにしましょう。


▼ 保護者も意識したい「名前を知られるリスク」
今回は新入学の準備に関する「記名」を取りあげましたが、お子さんの名前を知られるきっかけは、持ち物だけではありません

たとえば玄関先に置いた自転車や、表札などに、お子さんの名前が書いてありませんか?
昨今は、学校外で名札をつけさせないなど、名前が知られることを防犯上のリスクとしてとらえる傾向が強まってきました。

安易に第三者に知られないよう、日ごろから注意しなくてはなりません。

SNSに家族のことを投稿している保護者の方もいらっしゃると思いますが、お子さんやお友だちの顔がわかる写真はもちろん、名前や呼び名を書いたりするのはできるだけ控えましょう。
いくつかの情報を組み合わせれば、自宅の場所やお子さんの行動パターンを把握するのは案外簡単です。

お子さんに関する情報は、どんなに些細なことでも悪用される可能性があることを念頭に、慎重に取り扱うようにしていただきたいと思います。


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持ち物の名前を書く場所について、学校から指定される場合も少なくありません。
学校から指定された記名方法が「第三者に名前が知られてしまう」書き方だった場合、学校に相談してみてください。

保護者からの質問や意見をきっかけに、学校のルールが変わることもあります。
学校生活でのお子さんの安全性を高めるためにも、当事者意識を持って関わっていきましょう。

2017.02.09

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