新1年生の保護者が見るべきポイントは?[小学校の安全・防犯チェック]

セコムの舟生です。

今年は全国的にひときわ寒い冬を迎えていますが、季節は少しずつ着実に春へ向かっています。
卒園を控えたご家庭では、そろそろ4月からの小学校生活のことが気になっているかもしれませんね。

2月になると、新1年生の保護者説明会が行われる小学校が多いようです。

お子さんが通うことになる小学校の雰囲気を知るとともに、小学校の防犯ポリシーや安全対策などを確認するチャンスでもあります。

昨今は物騒な事件が多く、学校内に不審者が侵入したり、校門付近で子どもが狙われたりする事案も起きています。

今回は、子どもの安全がどのように守られているのか、「もしも」の備えは大丈夫なのかなどを、親御さん自身の目と耳で確かめていただけるよう、学校防犯のポイントをお話します

入学を控えた新1年生のご家庭だけでなく、小学校へ通うお子さんをお持ちの親御さんもぜひ再チェックしてみてください。

 

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▼ 小学校は開かれた場?子どもの安全を守る3つのポイント
近年は、小学校を放課後や休日の子どもの居場所として活用する「放課後子ども教室」事業や、地域住民のレクリエーションや交流の場として開放するなど、学校施設が積極的に有効利用されています。

小学校は、「誰でも行きやすく、親しみやすい場所」であり、かつ防犯が徹底された、安全に過ごせる場所でなければなりません。

小学校の敷地は広く、校門も複数ありますね。
敷地が広く人の出入りが多い施設は、どうしても防犯上の弱点が出てきてしまうものです。
大切なのは、危険を予測して対策を用意しておくこと。チェックポイントをまとめてみました。

<チェックポイント1>校門の管理はどのようになっているか
侵入防止には、出入口の集中管理が有効とされています。学校には複数の校門がありますが、必要性の低い門は常時閉鎖、施錠するなどして、来校者の出入口を絞り込む対策が行われているかどうかを確認しましょう。

<チェックポイント2>来校者チェックはどのように行われているか
インターホンによる来校者確認、受付での記名や名札の着用、教職員による受付対応など、重層的な来校者チェックが大切です。学校が来校者をどのような手続きで校内に入れているか確認してください。

<チェックポイント3>校内の視認性や領域性は確保されているか
校庭や校舎からの見通し、学校の敷地外からの見通しというのも重要です。「死角」がないことは、安全性の高さにつながります。見通しのいいフェンスや視界を遮らない植栽などで囲われ、またそれらがよく手入れされた状態の学校は、防犯意識が高いともいえます。


▼ 「ここが危ない」を学校側が把握しているか?
防犯や安全に「絶対」というものはなく、小学校においても、立地や校舎のつくりによっては、どうしても弱点を補いきれない場合もあります。

たとえば、大通りに面していない門や、雑木林が隣接する一角などがあれば、人の目につかずに壁や柵を乗り越えて入ってくることも可能です。このような場所が学校内のどこにあるかを、学校側がきちんと把握していることが大事

「防犯上の弱点」がどこなのかを保護者や子どもたちも知っておく必要がありますし、安全意識の高い学校ならば、教職員や警備員による見回りを頻繁に行うなど、代替策が用意されていると思います。

学校を訪れた際に、「ここからは簡単に侵入できるのではないか」「ここは死角になるのではないか」と思うような場所があれば、どのように対策を行っているのか、聞いてみましょう。


▼ 教職員の防犯・安全に対する意識は?
校内に非常時連絡用の通報システムを設置する学校も増えていますが、それをきちんと活かせるかどうかは、運用しだい。教職員の間で共通の意識があるかどうかというのも、学校防犯という見地では重要なポイントです。

万が一、学校に不審者が侵入したときどうするか、どの先生に尋ねても明確に答えられるでしょうか。

学校には、事件や事故・災害発生時の対処や緊急対応についてのマニュアルがあります。
教職員それぞれの役割分担や連絡体制が明確になっていることはもちろん、防犯意識の高い学校では、不審者に知られないように、他の教職員に知らせるサインやヘルプカードなどを準備しているところもあるようです。

学校側に防犯や安全について尋ねるときは、防犯設備についてだけでなく、人的な対応についても、きちんと聞いてみてくださいね。


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学校を訪れた際に、教職員や生徒からあいさつをされたり、話しかけられたりするかどうかもチェックポイントのひとつ。

安全意識の高い学校では、来校者に対しての「声掛け」を積極的に行います。それによって、相手の言動や様子を確認することができるからです。

4月の入学を前に保護者説明会などで学校に足を運ばれる際は、お子さんが通う学校がどのようなところか、ぜひ「安全・防犯の目」を持って、見てきていただきたいと思います。





2014年1月23日(木)

カテゴリー: 子どもの防犯

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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