この時期に忘れてはいけないこと―保護者にできる、子どものケア

セコムの舟生です。

このたびの東日本大震災により、お亡くなりになられた方々に心よりお悔やみ申し上げますとともに、被災された方々に謹んでお見舞い申し上げます。皆さまの安全と一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。

日々拡大する被害に、心を痛めている方も多いと思います。そこで今回は、災害時や非常時の子どものメンタル面のケアについてお話したいと思います。

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▼不安定な時こそ、子どもの心に目を向けよう
災害時の物理的な対応については、各官庁や企業のページ、新聞などで情報収集できると思います。この機会に、ご自宅の地震対策や防災用品のチェックをされた方も多いのではないでしょうか。しかし、「子ども」という視点に立って考えると、こういった不安定な時期に見落としてはならないのが、子どものメンタル面のケアです。

たとえば、親としてはできる限り情報を得たいので、テレビのニュースをつけっぱなしにしていることが多いと思います。しかし、子どもにとっては、次々と映し出される悲惨な映像や音声が大きなストレスとなる可能性があることを認識しましょう。ストレスが重なると、子どもの心に深刻な影響を及ぼしかねません。子どもがテレビの前にいるときは、配慮する必要があります。


▼精神的ストレスと体調不良
精神的なストレスが多いときは、大人でも体調不良を起こしやすいもの。それが子どもとなったら、なおさらです。特に今の時期はインフルエンザやノロウイルスなどに罹患しやすいので、保護者の方は、お子さんの様子をよく観察し、早めの対応を心がけてください

実は、私の子どもは先週はじめから体調を崩しており、回復に向かっていたのですが、11日(金)(地震があった日)を境に、また少し体調が逆戻りしてしまいました。大きな地震の恐怖のためでしょう…心と身体はつながっているんだ、と改めて思い知らされました。

▼ 保護者ができる、子どものケア
地震のショックや余震の不安で、子どもたちの間にも不安が広がっていることは事実です。また、小学校高学年ともなれば、「原発事故」や「放射線」についても認識することができるでしょう。その分、不安も大きくなるかもしれません。

子どもの不安を取り除き、落ち着かせるため、私たち保護者にもできることがあります。それは、うんと抱きしめること、そして「大丈夫だよ」と声をかけてあげること。子どもが怖がっているときや、不安でそばに寄り添ってきたときは優しく抱きしめ、不安を受け止めてあげましょう。また、大人がむやみに不安を口にしないことも大切です。

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小学生のお子さんの場合、通学については学校側が配慮しているとは思いますが、地震や津波の影響を受けた地域では、路面、ガードレールや電柱の破損、道路をふさぐ障害物など、子どもの通学路に思わぬ危険が出現している可能性があります。そうした場所は、なるべく早いうちにチェックしたいものです。また、できれば、保護者が手分けして迎えにいけると良いでしょう。

災害は、物理的な被害だけでなく子どもたちの心に大きな影響を及ぼす可能性があります。子どもたちの心が傷ついている、不安があるということを認識し、この時期を過ごしたいものです。
 





2011年3月17日(木)

カテゴリー: 子どもの防犯

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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