[不審者対策/強化月間]危険が迫ったときの対応

セコムの舟生です。

相手とは大人が両腕を広げたくらいの距離を保つのが大切です。12月の強化月間シリーズは[不審者対策]をテーマにお届けしています。
前回の「声かけの種類と対策」では、実際に起きた事案から、不審者によるさまざまな声かけのパターンを紹介しました。

子どもを誘いかける言葉は実に多様。
知らなければだまされてしまうような悪質なものもあります。
いろいろなパターンの声かけがあることを、折に触れてお子さんに伝えておきたいですね。

前回の「声かけの種類と対策」のなかで、不審者に遭遇したときの対応を学ばせる「防犯シミュレーション」についても触れました。
今回はより具体的に、危険が迫ったときの回避のし方をお話ししたいと思います。

声をかけられるだけではなく、体をつかまれたり、後をつけられたり、いろいろな状況が考えられます。不審者の行動別に、お子さんの対応方法を考えてみましょう


<子どもの安全 強化月間「不審者対策編」バックナンバー>
・「不審者ってどんな人?
・「不審者に狙われやすい子どもの特徴
・「声かけの種類と対策


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▼ まずは「声かけ」の基本対応を教えましょう
不審者が子どもに接触するきっかけとして、「声かけ」がよく知られています。
話しかけて子どもの反応や性格的な弱点を探る目的があります。

戸惑ってその場で考えていると、さらに畳み掛けたり、強引に犯行に及んだりすることがあるので、とにかく躊躇(ちゅうちょ)せずに対応することが大事です。

子どもが対応に迷うのは、何かしらの答えを要求する問いかけ。
「○○しない?」「○○はどこ?」といった疑問形の声かけです。

このような質問をされて答えに困ったときは、その内容にかかわらず、「いやです」「わかりません」「大人に聞いてください」とはっきりと拒絶する対応をして問題ありません

子どもが断りにくい状況をつくって不安にさせ、従わざるを得ない気持ちにさせる声かけもたくさんあります。最近の声かけ事案では、警察官を名乗って声をかけるケースもありました。
子どもを勝手に別の場所に連れて行ったり、何かを要求したりするのは不自然です。
相手がどんな肩書を名乗っても、「いやです」とはっきり言うように教えましょう。

はっきりと断りの言葉を出せず、あいまいな態度をとっていると、相手の思うつぼです。
判断に迷ったときはその場で考えこまず、一刻も早くその場を離れるよう言い聞かせてください。


▼ 不審者の行動別に子どもの対応を教えましょう
声かけ以外にも考えられる不審者の行動をいくつか紹介します。
適切な対応をすれば、身に及ぶ危険を回避することができるはずです。
「こんなときどうすればいいか」を具体的にお子さんに教えておきましょう。

・車のなかから「ちょっとこっちにきて」と言われたとき
車からの声かけは、連れ去りの危険性が高く、車には絶対に近づかないよう教えてください。
なるべく早くその場から離れることが必要。
逃げるときは車の進行方向とは逆に向かいましょう。車は後ろ向きで追いかけることは難しいからです。
道案内を装って地図を見せられたり、車のなかのものを取るのを手伝ってほしいと話しかけられたりする声かけもありますので、声かけのパターンのひとつとして教えておきましょう。

・相手が近寄ってくる素振りを見せたとき
まずは相手に警戒している様子を示すことが大事。
防犯ブザーをいつでも鳴らせるよう、作動ボタンやひもに手をかけ、相手とは大人が両腕を広げた分くらい距離を取りましょう。
相手が一歩近づいたら、一歩体を引く。
それでもさらに近づいて来るようなら、ためらわず防犯ブザーを鳴らすよう教えてください。

・体の一部をつかまれたとき
腕などをつかまれて防犯ブザーを鳴らせないときは、大声で「たすけてー!!」と叫びましょう。
「キャー」と声をあげるだけでは子どもがはしゃいでいると勘違いされてしまうことがあるので、はっきり「たすけて」という方が効果的です。
恐怖で声が出せなくなってしまうこともあるので、大声で「たすけて」という練習をお子さんとしておくといいと思います。

・つきまとわれたとき
そのまま目的地に向かうのではなく、人が多いほう、助けを求められる大人がいる場所を目指してください。
やみくもに走って逃げると、かえって追い込まれてしまうことがあります。
落ち着いて、どっちに向かった方が安全かを考えるよう、子どもに教えましょう。
本当に危険を感じたときは、とにかく大人の人に助けを求めること。通りすがりの人でも、近くの民家でもいいので、自分の身を守ることを第一に行動することが大事です。


* * * * * * * * *


防犯ブザーや大声の対応は、あくまでも一時的なものです。
相手がひるんだ一瞬を見逃さず、すぐに逃げましょう。

また、お子さんから危険を感じるできごとについて聞いたときは、保護者の方は些細なことでも警察や学校に知らせるようにしてください。
不審者による被害を拡大させないためには、いち早い通報が何よりも必要なのです。




<子どもの安全 強化月間バックナンバー>
「通学路の安全編」
子どもを狙う不審者の「声かけ」5つのパターン
通学時間に起きやすい交通事故
登下校中に「助けを求められる場所」は?
通学路の重要性と子どもの行動範囲について

「交通事故防止編」
小学生の交通事故を防ぐ
自宅敷地内でも発生!幼児の駐車場事故
交差点の巻き込み事故を避ける
自転車事故の共通点とは

「留守番編」
・「はじめての留守番
・「保護者の留守を狙った犯罪
・「留守番中の火災を防ぐには
・「鍵の持たせ方

「性犯罪防止編」
・「わいせつ目的の犯罪の現状
・「子どもに性犯罪の危険を教えるには?
・「男の子を狙った性犯罪
・「狙われないための安全対策

「インターネット利用編」
・「子どもを狙うインターネットトラブルの現状
・「トラブルから子どもを守るペアレンタルコントロールとは
・「インターネットリテラシーの伸ばし方
・「ゲーム機やスマホからつながるSNSの注意点

「災害対策編」
・「親子で地震の備えを見なおそう!
・「もしも地震が起きたらどうする?
・「台風や大雨による水害、土砂災害から身を守る
・「避難場所と緊急時の連絡方法を話し合おう

「家庭内の不慮の事故防止編」
・「いつ起きるかわからない事故から子どもを守る
・「ひもによる事故の危険性を知る
・「身近にある危険!乳幼児の誤飲事故」
・「なぜ繰り返される?子どもの転落事故」

「子どもとSNSの安全編」
・「SNSで発生しやすい犯罪と手口
・「SNSで犯罪に巻き込まれる理由
・「SNSを使わせるときのルールづくり」
・「保護者も注意したいSNSの投稿内容」

2016.12.22

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