[不慮の事故を防ぐ/強化月間]いつ起きるかわからない事故から子どもを守るには?

セコムの舟生です。

家庭での不慮の事故を防ぐには、早めの予防対策が欠かせません。10月の[強化月間シリーズ]は、「家庭内の不慮の事故防止」をテーマにお届けします。

「不慮の事故」は、常に子どもの死因の上位にあがります。
この傾向は長年にわたって変わっていません。

厚生労働省の「人口動態調査(平成27年)」によると、0歳では5位、1~4歳、5~9歳では2位に位置しています。
なかでも乳幼児の不慮の事故の多くは、外ではなく家の中で発生しています。

安全なはずの家の中で、なぜ思いがけない事故が起きてしまうのでしょうか。
同じような事故が繰り返されているのはなぜなのでしょうか。

今回は、家の中で発生しやすい不慮の事故の原因と事故を防止するために保護者ができることをまとめたいと思います。


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▼ 家の中で起きる"よくある事故"とは?
家の中で起きる子どもの不慮の事故はいろいろな原因が考えられます。
東京消防庁の救急搬送データによると、0~5歳までの子どもの事故は以下のようなものが多くなっています。

◯ 誤飲・窒息
◯ 転落・転倒
◯ 衝突
◯ はさむ
◯ やけどする

事故原因は年齢によっても異なります。
たとえば、なんでも口に入れて確かめようとする0歳では、タバコや薬剤など口にしてはいけないものを飲み込んでしまう誤飲事故が多く発生しています。

年齢があがって活発に動けるようになってくると、家の中での転倒事故や、階段・ベランダなどからの転落事故、家具などにぶつかる衝突事故などの割合が増加。

子どもの年齢によって、注意しなくてはいけないポイントも変化するということですね。
子どもの成長は日々めざましいので、昨日できなかったことが今日はできるようになるということもあります。
起こりうる危険を先回りして予測し、早めに事故防止対策を行いましょう


▼ 家庭内の不慮の事故を防ぐために今日からできること
大人にとっては過ごしやすい家も、子どもにとっては必ずしも安全というわけではありません。
家の中で危険になりうるものを知り、排除したり工夫したりすれば、家庭内の事故を未然に防ぐことができるはずです。

<不慮の事故を防ぐためにやっておきたい5つのこと>
(1) 家の中を子ども目線で整理整頓する
「子どもが触ると危険なもの」「飲み込んでしまうかもしれないもの」が手の届く場所にないか、子どもの目線で見回してみましょう。
床にものを置きっぱなしにしない、タバコや小銭など、子どもが口にしたら危険なものはきちんとしまうなど、日ごろからの気配りと整理整頓が大事です。

(2) 角が鋭いテーブルや家具には工夫を
転んでぶつかったりすると、大けがをする恐れがあります。
子どもにとって危険な家具は選ばない、クッション材で鋭利な角をガードする、子どもが近くを通らないよう動線を工夫するなど、検討しましょう。
危険を意識する高さや場所は、子どもの成長に合わせて変わります。早めに対処しましょう。

(3) 窓の鍵は子どもが開けられない鍵を
ベランダや窓からの転落事故を予防するためには、危険箇所に近づけないようにすることが第一。
子どもがいる部屋は施錠を徹底し、子どもの手が届かない場所に補助鍵をつけることも検討してください。
また、転落の恐れがある場所には、たとえ一時的であっても足がかりになるものを置かないようにしましょう。

(4) 子どもにとって安全な製品を選ぶ
子どもが触れるものや子どもが使うものは、安全性に配慮した製品を選ぶと、事故を防げる確率が高まります。
たとえば、PSマークやSGマークなど、安全マークがついた製品や、子どもへの安全に配慮して開発された「キッズデザイン」マークがついた製品などがあります。

(5) 子どもを家の中でひとりにしない
家庭内の不慮の事故は、目を離したわずかなすきに発生することがほとんど。
乳幼児のうちは、たとえ短時間でも子どもだけでの留守番をさせないようにしましょう。別室にいるときも、子どもに頻繁に声をかけたり、様子を見に行ったりして、子どもがどうしているかを常に把握することが大事。静かにしているからといって放っておかないようにしてください。

事故のために病院を受診した保護者からは、「ちょっと目を離したすきに...」という声がよく聞かれるそうです。いつも気をつけているのに、忙しくてバタバタしているときに事故が起きてしまうこともあります。
そのような状況にならないためにも、「危ないかもしれない」ものを放置しないようにしましょう。


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子どもを取り巻く環境や製品は、どんどん新しくなっています。
事故が起きてからはじめて注意喚起されることもあるため、子どもの安全に関しては最新の情報を把握しておきたいところです。

消費者庁の「子ども安全メール」では、子どもの思わぬ事故に関する情報や注意喚起を行っていますので、受信設定をしておくといいかもしれません。
「子どもの安全NEWS」でも、実際に起きた事故の情報をお届けしていますので、お子さんの事故防止の参考にしてください。


<子どもの安全 強化月間バックナンバー>
「通学路の安全編」
子どもを狙う不審者の「声かけ」5つのパターン
通学時間に起きやすい交通事故
登下校中に「助けを求められる場所」は?
通学路の重要性と子どもの行動範囲について

「交通事故防止編」
小学生の交通事故を防ぐ
自宅敷地内でも発生!幼児の駐車場事故
交差点の巻き込み事故を避ける
自転車事故の共通点とは

「留守番編」
・「はじめての留守番
・「保護者の留守を狙った犯罪
・「留守番中の火災を防ぐには
・「鍵の持たせ方

「性犯罪防止編」
・「わいせつ目的の犯罪の現状
・「子どもに性犯罪の危険を教えるには?
・「男の子を狙った性犯罪
・「狙われないための安全対策

「インターネット利用編」
・「子どもを狙うインターネットトラブルの現状
・「トラブルから子どもを守るペアレンタルコントロールとは
・「インターネットリテラシーの伸ばし方
・「ゲーム機やスマホからつながるSNSの注意点

「災害対策編」
・「親子で地震の備えを見なおそう!
・「もしも地震が起きたらどうする?
・「台風や大雨による水害、土砂災害から身を守る
・「避難場所と緊急時の連絡方法を話し合おう

2016.10.06

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