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突然の豪雨から子どもを守る!悪天候の安全対策

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セコムの舟生です。

毎年のように「記録的な大雨」による事故や災害が発生しています。
気象庁によれば、全国的に大雨の年間発生回数が増えており、2022年には1時間降水量50mm以上の「非常に激しい雨」が382回観測されたそうです。
これは、20年前に比べて約1.7倍に増加しています。

夏から秋にかけては、台風の接近による暴風雨、集中豪雨や雷雨など極端な天候の頻度が高い時季。
子どもにも大雨の危険性や、身を守るための安全行動など、基本的な防災知識を伝えておくべきです。

今回は、子どもに教えておきたい豪雨の安全対策をまとめます。

▼ 突然の豪雨がもたらす災害リスク
夏になると増えるゲリラ豪雨や集中豪雨と呼ばれる局所的に降る猛烈な雨。
毎年のように「これまで経験したことのないような豪雨」が各地で発生しており、道路の冠水や床上・床下浸水、増水による橋の崩落、洪水や土砂災害など、多くの被害が発生しています。

短時間に大量に降る激しい雨は、土壌に染み込む間もなく地表を流れ、河川や下水道に流れ込みます。雨水の排水を処理するスピードが追い付かず、突然水があふれだすことがあるのです。

局所的な豪雨は、短時間にめまぐるしい状況の変化をもたらし、災害リスクも刻一刻と変化します。
子どもだけで外で遊んでいるときなど、急な豪雨に十分注意するよう言い聞かせてください。

川や土砂災害のおそれがある場所から離れる、安全な建物内で雨がやむのを待つなど、子ども自身が危機回避の知識を持っておくことも大切です。

【あわせて読みたい!関連テーマ】
急な天候変化のときの「どうする?」を子どもに教えよう


▼ 「住んでいる街のリスク」と「身を守る安全行動」
豪雨の影響で発生する災害は、その土地の特性によって異なります。
まずは自分のいる場所にどんな危険があるかを想定し、安全な行動を取らなくてはなりません。
地域の地形や環境によってリスクが異なりますので、身を守るための行動を教えておきましょう。

<「市街地」の場合>
・市街地で考えられるリスク
豪雨により道路が水浸しになって川のようになります。
雨が下水道や排水溝の処理能力を超えると、あふれた雨水でマンホールや側溝のふたがはずれてしまうことも。

・市街地での危険回避行動
水は低いほうに流れる特性がありますので、なるべく高いところにいたほうが安全です。
地下や低地にいるときは、地上や高台に移動するよう教えておきましょう。
ただしマンホールや側溝のふたがはずれ、落下事故なども発生していますので、豪雨のなかをむやみに歩き回るのは危険です。
無理に帰宅しようとせず、近くにある安全な建物に避難しましょう。

<「公園や広場、校庭」の場合>
・公園や広場、校庭などで考えられるリスク
集中豪雨は急激に発達した積乱雲が引き起こすので、雷や雹(ひょう)をともなうことがあります。
広い場所、開けた場所にいると、その被害を受けやすくなります。

・公園や広場、校庭などでの危険回避行動
高い木の近くは落雷の危険があるため、雨宿りする場所には適していません。
雷鳴が聞こえたり、突然猛烈な雨に降られたりしたときは、頑丈な建物に避難しましょう。

<「山林」の場合>
・山林のそばで考えられるリスク
地盤がゆるんで起きる土砂崩れや地すべりの危険があります。
大量の雨水が土砂や木、岩などを巻き込んで流れ落ちるため非常に危険です。

・山林のそばでの危険回避行動
ひとたび土砂崩れや地すべりがはじまると、逃げ切れないおそれもあります。
天候が崩れそうな日や、豪雨の翌日などは、近づかないことを言い聞かせてください。

<「河川や海」のそばの場合>
・河川や海のそばで考えられるリスク
急激に水位があがり、短時間のうちに氾濫することが考えられます。
穏やかだった川面がわずかな時間で濁流に変わることも。
海では暴風や高波、高潮などによる災害が発生することもあります。

・河川や海のそばでの危険回避行動
子どもは好奇心から、水位のあがった川や、波で荒れる海を見に行きたがることがあります。
豪雨のあと、河川や海は特に危険性が高い場所です。
絶対に近づかないよう厳しく伝えてください。
また、増水した用水路でも子どもの水難事故が多く発生しています。
近隣に用水路がある場合は注意してください。

【あわせて読みたい!関連テーマ】
洪水、土砂災害...子どもを水害から守るための防災対策


▼ 街のことをハザードマップで学ぼう

地域の危険箇所は、市区町村が作成するハザードマップで確認することができます。
浸水の危険があるエリア、土砂災害の危険があるエリアなどが確認できるほか、避難所や避難場所なども記されているはずです。

豪雨や大雨、台風による水害は、地震のときとは危険エリアが異なります。
地震用の避難所と水害用の避難所が別の場所に設置されていることもありますので、各家庭で確認しておくことをおすすめします。

子どもの行動範囲を確認して、マンホールや側溝の場所、高台の方角はどちらかなどを把握しておきましょう。
お子さんと一緒に、豪雨対策について話しあってみてくださいね。

【あわせて読みたい!関連テーマ】
9月1日は「防災の日」!避難訓練から学ぶ災害時の対処


* * * * * * * * *

短時間で災害をもたらすほどの豪雨が増えていることを考えれば、地震の備えと同様に水害の備えも必要であることがわかります。
いざというときの対処行動を教えておくだけではなく、家族が安全に避難するにはどうしたらいいかも話しあっておきましょう。

地域の防災無線などで警戒レベルが高まってきたときは、早めの避難が鉄則。
特に浸水の危険性が高いエリアにお住まいの場合、水が出てからの避難は危険がともないます。
日ごろから防災アプリや天気アプリなど複数の情報源をチェックしておきましょう。


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2023.08.03

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