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[子どもの留守番/強化月間]保護者の留守を狙った犯罪

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セコムの舟生です。

子どもの留守番を狙う犯行にはパターンがあります。手口を知り、留守番の安全対策を立てましょう。広い範囲で梅雨入りしました。
これからしばらくはすっきりしない天気が続きます。
外で元気に遊んでいたお子さんも、家のなかで過ごす時間が増えるようになるかもしれませんね。
なかには子どもだけで留守番をお願いするケースが出てくるかと思います。

子どもだけでの留守番には注意が必要です。
梅雨入り直後の今こそ、留守番ルールを見なおして、お子さんが安心して留守を過ごせるよう対策を確認しておきましょう。

今月の強化月間シリーズは[子どもの留守番]。
1回目は「はじめての留守番」をテーマに、基本ルールやお子さんの成長度合いにあった留守番のポイントなどをまとめました。

2回目となる今回は、留守番中の子どもを狙った犯罪対策を取り上げます。
どうすれば留守番中の子どもを守ることができるのでしょうか。

留守番中の子どもを狙う犯行手口には3つのパターンがあります。

パターン1:子どもをだましてドアを開けさせる
パターン2:鍵が開いている窓などから忍び込む(いわゆる「居空き」)
パターン3:玄関で子どもが鍵を開けるタイミングを狙って強引に押し入る

犯行のパターンごとに留守番対策を確認し、お子さんの安全を守りましょう。

<子どもの安全 強化月間「留守番編」バックナンバー>
・「はじめての留守番


* * * * * * * * *


【パターン1:子どもをだましてドアを開けさせる】
◆ 巧妙な言葉に注意!子どもをだまして玄関ドアを開けさせる手口
来訪者に対して、ドアをあけないのが鉄則です。ドアを開けなければ回避できると思われがちですが、このような手口は非常に巧妙です。
過去に起きた事件では、電気業者になりすまして鍵を開けさせたり、水漏れという緊急事態を装ってドアを開けさせたりという手口がありました。
強い口調で緊急性を装われては、だまされてしまっても不思議ではありません。

留守番中に訪問者が来ても、ドアを人が入れるように開けないのが鉄則です。
留守番中は、インターホンやドアのチェーン越しに対応し、どのような用を告げられても決してドアを開けないよう、繰り返し教えてください。

たとえ顔見知りでもドアを開けての対応はさせないほうが賢明です。
もしご近所の方に留守番時の様子を見てもらうなどのお願いをしているなら、お子さんにも伝えておいてあげてください。
ドアを開けてもいい人を具体名で特定してあげたほうがお子さんも迷わないでしょう。

郵便物や宅配便も直接受け取るのは避けてください。
「なんとか荷物を受け取ってほしい」と頼まれることもあるかもしれませんが、「断っていいからね」と伝えておけば、お子さんも落ち着いて対応できます。


【パターン2:鍵が開いている窓などから忍び込む(いわゆる「居空き」)】
◆ 夏場も窓には施錠を!開いている窓から忍び込む手口
家についたら玄関を施錠し、ドアチェーンも忘れずにかけましょう。また窓の施錠も確認してください。これから夏に向けどんどん気温が上がりますが、夏場は在宅中の窃盗侵入が多発しています。
子どもの留守番中は、どんな場合でも家中の鍵を閉めておくことが重要です。

家の中が暑いと窓を開けたくなるかもしれませんが、窓が開いているのを見られたら、侵入のすきを与えることになります。お子さんには、暑いときは窓を開けず、エアコンや扇風機を使うよう教えてください。

人が通れそうにない、わずかに開けた2階の小窓から侵入された事例も過去には起きています。家中の施錠の徹底が夏場の居空きから子どもを守るポイントです。


【パターン3:玄関で鍵を開けるタイミングを狙って強引に押し入る】
◆ 鍵の持ち方にも注意!玄関先で後ろから強引に押し入る手口
周囲に子どもだけでの留守番を悟られないよう、帰宅時は「ただいま!」というなどの工夫が大切です。子どもが玄関を開けた瞬間に後ろから押し入り、犯行に及ぶケースが報告されています。
家の敷地に入る前には、人がついてきていないか、周囲をよく確認してください。
鍵は玄関先で探すのではなく、すぐに出せるよう早めに準備。
鍵を開ける前にもう一度周囲を見回し、見慣れない人がいなければ素早く鍵を開けます。

黙って入ると、留守を悟られてしまうかもしれませんので、「ただいま!」と大きな声でいいましょう。家に入ったらすぐに施錠。チェーンまでしっかり閉めてください。

家の鍵の扱い方についても、防犯ポイントがあります。
こちらの記事が参考になりますので、あわせてチェックしてみてください。

小学生のための「安全な鍵の持たせ方


* * * * * * * * *


保護者の不在時にどんなことが起きるか、誰にもわかりません。
子どもも親も、留守番慣れして注意を怠ってしまうことがとても危険なのです。

子どもに留守番を頼むときは、毎回しっかりと防犯対策を確認し、留守番中のリスクを減らしましょう。


<子どもの安全 強化月間バックナンバー>
「通学路の安全編」
子どもを狙う不審者の「声かけ」5つのパターン
通学時間に起きやすい交通事故
登下校中に「助けを求められる場所」は?
通学路の重要性と子どもの行動範囲について

「交通事故防止編」
小学生の交通事故を防ぐ
自宅敷地内でも発生!幼児の駐車場事故
交差点の巻き込み事故を避ける
自転車事故の共通点とは

2016.06.09

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