トップメッセージ|CSRの取り組み|セキュリティのセコム株式会社-信頼される安心を、社会へ。-

トップメッセージ

「社員満足を原点」とする「正の循環」により、信頼を得る企業となる

写真:セコム株式会社代表取締役社長 中山泰男

セコムでは昨年度からさまざまな改革を行っていますが、目標は社員全員が自己実現に向かって高いモチベーションを持って業務に注力できる組織にすることです。

社員の自己実現のために不可欠な要素が、社員満足を原点とする“正の循環”です。社員満足度の向上を図ると、一人ひとりが潜在能力を高い次元で発揮するようになる。するとサービス品質が一層向上し、お客様の満足度や社会からの信頼が高まります。社会から「セコムは良い仕事をしている」と言っていただき、信頼が高まったことを社員が実感できると、そこから生まれる社員のやる気が、さらにお客様に満足していただける商品・サービスの創造・提供につながる。このような社員満足を原点とした「正の循環」が、セコムの持続的な成長の礎なのです。

「正の循環」を維持し、社会からの信頼を積み重ねていくためには、社員一人ひとりの取り組みに加え、会社としてのブランド価値を高める努力が欠かせません。経営戦略としてのCSR推進もそのひとつで、取り組みの結果を適切に情報開示することは、とても重要なテーマです。

例えば、環境対応においては、2016年には世界的に著名な環境NPOのCDPが行う気候変動への取り組みと情報開示の評価において最高ランクの「Aリスト」認定を獲得しています。日本の大手企業500社の中で「Aリスト」に認定されたのは22社で、サービス業ではセコム1社だけです。

地域社会との協力も大切にしています。渋谷区と「シブヤ・ソーシャル・アクション・パートナーシップ協定」を締結し、地域の課題解決に向けた取り組みを進めています。その中で昨年に続き今年も「SHIBUYA BOSAI FES」への特別協賛を行いました。

また、このところ地震をはじめ、豪雨などによる大規模災害が日本各地で頻発しています。セコムにもできることはないかと考え、熊本地震被災地の仮設住宅にAEDや高齢者救急時対応サービス「セコム・マイドクタープラス」の提供を行いました。さらに「セコム災害支援プロジェクト」を発足させ、広域災害が発生した際には、長期の被災地支援を行うとともに平時からの防災力の向上に取り組む体制を整えています。

「セコムグループ2030年ビジョン」とCSV経営

セコムは2017年5月、2030年に向けた長期ビジョン「セコムグループ2030年ビジョン」を策定しました。そこでは、セコムが培ってきた社会とのつながりをベースに、セコムと想いを共にする産・官・学などのパートナーが参加して、セコムとともに暮らしや社会に安心を提供していく社会インフラ「あんしんプラットフォーム」を構築し、変化する社会課題に対して、変わらぬ安心を提供し続けることを目指しています。

この「あんしんプラットフォーム」を通して提供する安心には三つの特徴があります。

  1. 「いつでも、どこでも、あんしん」
  2. 「誰にとっても、あんしん」
  3. 「切れ目なく、ずっと、あんしん」

セコムが提供する切れ目のない「安全・安心」の提供を「セコムのあんしんフロー」と呼んでいます。命・健康・財産・情報などを守り、「安全・安心・快適・便利」を実現するためには具体的にどのようにすればよいでしょうか。本当は何も起こらないのが一番です。しかし残念ながら不幸にして事は起こりますし、それらはときに複合的にやってきます。

そのためには、平時は「事前の備え」を怠らず、事が起きた際はより早く「事態の把握」。そして的確に対処し「被害の最小化」に努め、「事後の復旧」を迅速に行わなくてはなりません。これらの安心を感じるためのフローを包括的にカバーし、切れ目のない安心を提供します。

こうした一連のプロセスを孤立した点のサービスではなく、点を線に、線を面に、切れ目のないシステムとして提供できるのはセコムの大きな競争力です。

「あんしんプラットフォーム」を実現するために、セコムの資源である「ALL SECOM」(セコムグループの総力の結集)をフル活用します。また、セコムと想いを共にするパートナーとの「共想」により、より多彩なイノベーションである「共創」を生み出していきます。

「社業を通じ、社会に貢献する」ことにセコムの本質があり、それがセコムのCSRであると自負しています。社会の発展なくして企業の発展はあり得ません。「あんしんプラットフォーム」を含めたセコムの事業そのものが「社会システム産業」であり、事業により得た利益を社会に役立つように再投資していくことがセコムのCSV※1と考え、これからも確かなものにしていきたいと考えています。

企業責任と投資家とのエンゲージメント

セコムが、この競争力を存分に発揮するためには、コーポレート・ガバナンスを厳格に実践していくことが重要です。その中で、もっとも重要なもののひとつがコンプライアンスで、世の中に「安全・安心」を提供するセコムだからこそ、法に求められる以上の厳しい姿勢で自らを律しています。

同時に、企業がガバナンスを実行していく中で、企業に投資する投資家もチェック機能としての役割を担うべきだと思います。だからこそ、投資家と企業が対話をする上で大変有要な役割を果たしているスチュワードシップ・コード※2が存在し、コーポレートガバナンス・コード※3と合わせて“両輪”と言われています。どちらも非財務情報の適切な開示を求めており、その重要性が増しています。さらに、以前に比べ投資家は中長期で見た企業価値の向上についての関心を高めています。そこで、2017年の9月、「広報・渉外・マーケティング本部」のIR体制を強化しました。そこには、投資家との対話を一段と進めていくという意図があります。財務情報は当然ですが、CSRをはじめとした非財務情報についても、より積極的な開示に努めていきます。

金融機関、通信など、動きが止まると社会に大きな影響をおよぼすインフラを表す「ミッション・クリティカル」という言葉があります。世の中に「安全・安心」を提供しているセコムも「ミッション・クリティカル」の使命を果たしていると自負していますが、何よりも社員一人ひとりに“社会を良くしたい”という「セコムの想い」が浸透していることがセコムの最大の強みだと思っています。

「セコムグループ2030年ビジョン」で掲げる、「あんしんプラットフォーム」構想の実現にむけて邁進し、「困ったらセコム」といわれる今のセコムをさらに進化させて空気のような存在になり、「気づいたらセコム」といわれるよう、いわば安心のインフラとしての役割を果たしていきたいと考えています。

そのためにも、世の中の動向を観察し、イノベーションを活かしながら先回りして、「セコムの想い」を共有した社員とともに新たなサービスを次から次へと創造していきます。セコムにこれからもぜひ、ご期待ください。

  1. CSV(Creating Shared Value):事業活動を通じて経済的価値を実現すると同時に社会課題を解決し、社会的価値を創造すること。
  2. スチュワードシップ・コード:金融庁が日本版スチュワードシップ・コードを策定した。機関投資家が、投資先企業の持続的成長に貢献するよう、その事業内容や企業統治に関する対話を適切に行うことなどを求めている。
  3. コーポレートガバナンス・コード:金融庁・東証が制定した上場企業の企業統治の指針。
セコムからのメッセージ。セコムのCSRの取り組みについて紹介しているページです。セコムは、経済面、環境面、社会面の活動を通じて、「企業と社会が共に持続的に発展することが重要である」という考え方を根底におき、創業以来、事業を通じて社会・環境課題の解決に努めています。