公共空間と調和するセキュリティロボット「cocobo（ココボ）」｜法人向けセキュリティ対策・防犯対策のセコム

cocoboとは

「cocobo（ココボ）」は、AI・5Gなどを活用し、常駐警備員の代わりに巡回警備や点検業務を行うセキュリティロボットです。
商業施設やオフィスビルなどの安全確保を担う常駐警備員の“視覚・聴覚”と“判断力”を備え、常駐警備員と連携して幅広い業務の効率化と品質向上を実現します。

「cocobo」は定められた巡回ルートを自律走行し、ルート上の歩行者や障害物は自動で避けて走行。搭載したカメラでとらえた映像をリアルタイムでAI解析、ルート上の放置物などを自動で検知して防災センター（監視卓PC）に通報します。
点検業務を行う際には、ゴミ箱などの点検、扉の施錠確認（開発中）などの目的に応じたアームを装着します。

また、「バーチャル警備システム」や建物の監視カメラ映像、エレベーター・電気錠などの設備情報、施設や地域の情報など、クラウド上のさまざまな情報を活用し、平時・有事の安全確保から有用・快適情報の提供まで行います。

標準タイプに加え、道路交通法で定められた遠隔操作型小型車として敷地周辺の公道（公開空地を含む）を巡回する公道走行タイプをご用意しています。

機能

巡回

人や障害物を避けて自律走行

設定された巡回ルートを自律走行。傾斜や凹凸の悪路も走行でき、人や障害物を自動で検知して衝突を回避します。
また、バッテリー残量に応じて自動で充電ポートに戻ります。

画像や音声の伝送／記録

搭載したカメラとマイクで収集した周囲の画像や音声を、リアルタイムで監視卓PCに送信し、確認・記録ができます。
「cocobo」のスピーカーを使った音声通話も可能です。

複数階にまたがるエリア巡回

設備システムと連携し、エレベーター連動制御による自律走行でのフロア移動も可能です。（オプション）

案内や注意喚起

各クラウドサービスと連携することで、本体側面の高輝度LEDディスプレイにより、周囲の人に災害情報や施設情報のメッセージを伝えることができます。（オプション）

検知

「cocobo」で検知した異常内容は、防災センターに設置する監視卓PCに通知されます。
導入先に応じて、下記の検知機能から必要な分だけ選択することができます。

残留者・転倒者検知

カメラがとらえた映像とセンサーの情報をリアルタイムでAIが解析。施設内の残留者や転倒者を検知します。

異常音検知

大きな音などの異常音を検知します。

熱源検知

赤外線センサーまたは熱画像センサーにより熱源を検知します。

放置物検知

カメラがとらえた映像をAIが解析し、放置物を検知します。

点検
（標準タイプ専用
オプション）

「cocobo」の背面に搭載したアーム先端のアタッチメントは、警備ニーズに応じてさまざまなタイプに交換が可能です。

アームによる点検

例えば熱検知とカメラ機能を持ったセンサーを使用し、ゴミ箱内の熱源の検知などを行うことができます。

施錠確認（開発中）

ハンドタイプのアタッチメントを使用することでドアノブを掴み、施錠確認が可能です。

威嚇
（標準タイプ専用
オプション）

不審者への警告・威嚇

不審者に対する音声やライトでの警告や、煙を使った威嚇も遠隔操作で可能です。（オプション）

仕様

”威厳と親しみやすさ” ”公共空間との調和”をコンセプトに開発・デザインしました。商業施設やオフィスビル、公園や空港など導入先に合わせて「cocobo」本体の色やロゴデザインをオプションで変更することができます。

①マイク
②全方位カメラ
③赤外線センサー
熱画像センサー
（オプション）
④2D-LiDAR
⑤ToFカメラ
⑥超音波センサー
⑦発煙装置
（標準タイプ専用オプション）

⑧3D-LiDAR
⑨高輝度LEDディスプレイ
⑩ステレオカメラ
⑪状態表示LED
⑫ヘッドライト
⑬バンパーセンサー

サイズ	(W)679mm×(D)1,179mm×(H)1,178mm（上部センサーを除く）
重さ	約135kg（バッテリー含む）
走行速度	標準タイプ：最高速度6km/h（周囲の環境に合わせて速度を制限）公道走行タイプ：公道走行時の最高速度4km/h（周囲の環境に合わせて速度を制限）
連続走行時間	約3時間
アーム ※標準タイプ専用オプション	全長978mm(上下100mm の昇降機能あり) 　・ステレオカメラ、熱画像センサー、照明用LED
威嚇機能	音声、ヘッドライト、発煙装置※標準タイプ専用オプション
遠隔通話	マイク、スピーカー（常駐警備員との音声通話）
表示機能	状態表示LED、高輝度LEDディスプレイ
通信機能	5G 、LTE、Wi-Fi対応
防水機能	防水規格：IPX5 （アームは防水仕様にできません）

【遠隔操作型小型車を道路交通法上の「道路」で走行させる場合の注意事項】

いわゆる「公道」だけでなく、私有地内であっても公開空地等のように一般の交通の用に供する場所は、道路交通法上は「道路」に該当します。（道路交通法第二条）
道路交通法上の「道路」に該当する場所で遠隔操作型小型車を走行させる場合は、管轄の警察署を通じて公安委員会への届け出が必要です。
その他、遠隔操作型小型車を道路交通法上の「道路」で走行させる上では、運用上の条件が定められているため、詳細はセコムまでご相談ください。

cocoboが2022年度グッドデザイン賞を
受賞いたしました。

料金

レンタル料金（月額・税込）

①cocobo本体

項目		標準タイプ	公道走行タイプ
cocobo本体 ※防水加工、検知機能（転倒者検知・残留者検知・放置物検知）はcocobo本体に含んでいます。		363,000円	418,000円
オプション	熱画像センサー	22,000円	22,000円
	発煙装置	5,500円	-
	アーム	要見積	-
	クラウド連携（エレベーター連携含む）	要見積	要見積