脱炭素・循環型社会|サステナビリティ重要課題|セキュリティのセコム株式会社-信頼される安心を、社会へ。-

マテリアリティ05脱炭素・循環型社会

写真:伊達 恵子

セコム株式会社 サステナビリティ推進室長

伊達 恵子

地球環境保全の取り組みをグループ内外に広げるために

2023年は観測史上最も暑い夏となり、国連のグテーレス事務総長は「地球沸騰の時代が到来した」と警告を発しました。これまでも社内の勉強会などで気候変動を扱ってきましたが、記録的な猛暑や大雨など実体験を伴うことで一人ひとりが自分ごととして向き合うときが来たのではないかと感じています。

セコムは、「社業を通じ、社会に貢献する」との企業理念のもと、グループ全体で環境に配慮した事業活動を行っています。地球温暖化防止の取り組みは、この1年で加速しました。2023年5月に研修施設であるセコムHDセンター御殿場が「Nearly ZEB※1」認証を取得したことで「ZEBリーディング・オーナー※2」に登録され、ZEBに関する取り組みの促進を図っています。2024年3月には警備業界初※3となるバーチャルPPA※4スキームの導入を発表し、RE100達成に向けた追加性のある再エネの利用を開始しました。また、グループ会社のアット東京がデータセンターの使用電力を実質再エネ100%化するなど、グループでの取り組みも着実に進展しています。

グローバルな動向と日々の取り組みの双方を重視する

セコムグループが宣言している2045年までのカーボンゼロ、再エネ100%導入に向けては、世の中の動きを注視しつつ全社員が日々の業務に組み込めるような活動にすることを重視しています。具体的には、機器の容器包装や事務用品等の購買においてプラスチックを削減することや、社内文書・お客様への案内文書等のペーパーレス化の推進です。また、ご契約先から回収した機器の仕分けとリサイクルを従来は1カ所で行っていましたが、複数の場所で行うことを試行しています。これにより、輸送量および輸送距離の削減によるCO2排出量の削減と物流負荷の軽減にもつなげたい考えです。引き続き、グローバルな動向と日々の取り組みのバランスを取りながら環境保全活動を推進していきます。

  • ZEB(Net Zero Energy Building)・・・快適な室内環境を維持しながら、建物で消費する年間の一次エネルギー消費量が正味ゼロまたはマイナスの建築物のこと。Nearly ZEBはZEBに限りなく近い建物を指し、省エネ(50%以上)+創エネで、75%以上の一次エネルギー消費量の削減を目指す指標
  • ZEBリーディング・オーナー・・・一般社団法人 環境共創イニシアチブが定めるZEB普及を先導する建物オーナーのこと
  • 当社調べ
  • バーチャルPPA・・・再生可能エネルギーの環境価値を取引するスキーム。このスキームでは、電力と環境価値を切り離して別々に取引するため、物理的な制約を受けず、発電所から離れた場所でも環境価値の調達が可能となる
KGI
(目指す姿)
KPI
(KGIに向けた指標)
目標値 目標年 2023年度
実績
「カーボンゼロ2045」を達成する
温室効果ガス排出量の2018年度比削減率 45% 2030 28.3%
再生可能エネルギー導入率 100% 2045 28.8%
電動車導入率(特殊車両を除く)
  • 電動車・・・ハイブリッド自動車、プラグインハイブリッド自動車、電気自動車、燃料電池自動車
100% 2030 39.9%
電気自動車・燃料電池自動車導入率 (二輪含む) 100% 2045 39台
サーキュラーエコノミーを実現する
容器包装における化石資源由来バージンプラスチック使用率

*市販品採用機器を除く

0% 2030 75.6%
容器包装における化石資源由来プラスチック使用率

*市販品採用機器を除く

0% 2045 75.7%

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脱炭素・循環型社会。セコムのサステナビリティについて紹介しているページです。セコムは、経済面、環境面、社会面の活動を通じて、「企業と社会が共に持続的に発展することが重要である」という考え方を根底におき、創業以来、事業を通じて社会・環境課題の解決に努めています。
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