車の防犯対策
キーなしが狙われやすい車両盗難。
■いまだに油断できない被害件数
車両盗難の被害は、1999年ごろから増加していましたが、2003年をピークに、近年は減少傾向にあります。しかし、警察庁の調べでは2018年には約8,600台が盗まれており、油断はできません。
また、全体の25%が「キーあり盗難」となっています。「ちょっとだけだから・・・」と、エンジンをかけたまま車を離れるその隙を、狙われているケースが多いと考えられます。
■運転中の車を狙う「ごっつん盗」「パタパタ盗」とは?
さまざまな対策グッズが普及する一方、車両盗難の手口は凶悪化、巧妙化しています。最近では、運転中の車を簡単に奪う次のような手口もあるので、警戒が必要です。
□運転中の車を狙う手口
<ごっつん盗>
狙った車に、わざと車で軽く衝突する。車から降りてきた運転者と犯人の一人が話している隙に、もう一人が車を奪う手口。
<パタパタ盗>
狙った車のタイヤなどに異物を張り付け、付近で様子を伺う。運転者が車を発進させた後、不自然な音に気づいて車を降りた隙に、車を奪う手口。
■その他の手口
- ・窓の隙間から針金を挿入し、解錠して車に侵入する
- ・ドアハンドルや鍵を工具などでこじり開け、車に侵入する
- ・窓ガラスをハンマーなどで割って、車に侵入する
- ・レッカーやクレーンで車を持ち去る