防犯 2024年04月05日

「置き配」でのトラブルを防ぐために

▼ 置き配でのトラブル
非対面で荷物を受け取れる利便性から今では一般化した「置き配」。
多くの家庭で利用されていますが、配達されたはずの荷物が盗難によりなくなるなどのトラブルも発生しています。


荷物の到着から受け取りまでの間、置き配された荷物が無防備にならないよう対策が求められます。
リスクを十分理解したうえで、置き配を利用することが必要です。

インターネット通販で商品を購入した場合、配送方法の設定があらかじめ置き配にされていることがあります。設定を十分に確認せず置き配で配送されてしまうと受け取りまでに時間がかかってしまうことも考えられますので、注文を確定する前に配送方法を必ず確認するようにしましょう。



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▼ 置き配でのトラブルを回避する対策
置き配を利用すると、屋内に回収するまで荷物を放置することになります。
配達完了メールを受け取ったら、なるべく時間をおかずに荷物を回収することが重要です。
確実に在宅している日や時間帯に配達日時を設定してください。
留守にする予定があるなら置き配は避け、別の受け取り方法を選択したほうが良いでしょう。

【対面・置き配以外の荷物の受け取り方法】
・宅配ボックスを利用する
・コンビニエンスストアで受け取る
・駅やコンビニなどに設置された宅配ロッカーを利用する

戸建住宅でも宅配ロッカーを設置する家庭が増えています。
インターネット通販をよく利用するご家庭なら、宅配便を安全に受け取るために設置を検討しても良いかもしれません。
購入の際は宅配ボックスごと盗まれることのないよう、玄関先にしっかり固定できるタイプを選びましょう。


▼ 確実な受け取りが推奨される時代の安全対策
配送を担う運輸業界では、環境への配慮、人手不足解消や、労働時間短縮などから、再配達削減に取り組んでいます。
政府主導で置き配やコンビニ受け取りなど、確実に受け取れる配達方法を選択することでポイントを付与する実証事業が実施されているなど、今後いっそう再配達削減が推奨されていくでしょう。

利用者も荷物の受け取り手として、安全に荷物を受け取るための工夫が必要です。
状況に応じて適切かつ確実な荷物の受け取り方法を選択すること、荷物が届かないトラブルが発生したときの対処方法を把握しておくことなどが求められます。

「注文して終わり」ではなく、配達完了までに起こりうるリスクを考慮して万が一に備えましょう。

置き配された荷物が盗難にあった場合、立証は困難なのが実情です。
防犯カメラなどセキュリティ設備の導入も検討してみてください。


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<監修>
濱田宏彰
セコム株式会社IS研究所リスクマネジメントグループ
シニアリスクコンサルタント/防犯設備士/防災士/日本市民安全学会常任理事

濱田宏彰日本市民安全学会常任理事
濱田宏彰日本市民安全学会常任理事

侵入窃盗を中心にあらゆる犯罪情勢の調査研究を継続。各方面に対しセキュリティコンサルティングを実施。犯罪傾向・統計情報を基にリスクマネジメントの観点から、「安全・安心」な暮らしのためのセキュリティについて研究する日々。
地域の自主防災会では常任委員を務め、日々の防災活動にも注力。
また書籍『セコムが教える防犯プロのアドバイス』『タイプ別にみる働く女性の防犯対策 ライフスタイルWoman360°』などの執筆・監修に携わる。

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