泥棒対策!侵入されやすい家とは?
泥棒に入られにくくする対策とは
みなさんは、泥棒が好む家は、どんな家か知っていますか?
入りやすく外から見えにくい家は泥棒の格好の標的です。
警察庁によれば、2020年に発生した住宅への侵入件数は、全国で約2万1,000件ありました。その内、一戸建て住宅(約1万6,000件)への侵入手段、また共同住宅(約6,000件)への侵入手段で一番多かったのは無締まり、二番はガラス破りでした。

2020年 一戸建て住宅への侵入手段
(2021年 警察庁「令和元年の犯罪に関する統計資料」)

2020年 共同住宅への侵入手段
(2021年 警察庁「令和元年の犯罪に関する統計資料」)

2020年 一戸建て住宅への侵入手段
(2021年 警察庁「令和元年の犯罪に関する統計資料」)

2020年 共同住宅への侵入手段
(2021年 警察庁「令和元年の犯罪に関する統計資料」)
被害に遭わないためにも、泥棒の心理を知っておきましょう。
泥棒が恐れるのは、もちろん「捕まること」。侵入に時間がかかる家や、周囲の注意をひきやすい家は、泥棒にとってリスクが高いので敬遠する傾向があります。
では、どのような環境の家が泥棒に好まれるのでしょうか?
■狙われやすい家(一戸建て)
1.高い塀やボリュームのある生け垣は、泥棒が隠れられる場所になります。外から見えにくい家は泥棒の格好のターゲットになりやすいものです。庭の植え込みなども位置、量、高さに配慮しましょう。
2.何日か続けて家を空ける場合は特に、留守だと悟られない工夫が必要です。郵便は郵便局に、新聞は配達センターなどに事前に連絡して、配達を前もって止めておきましょう。また、洗濯物も、放火を防ぐためにも取り込んでから出掛けることが大切です。
3.あらかじめ帰宅時間が遅くなると分かっている場合には、あえて室内の照明をつけて外出するか、市販のタイマーを使って、夜間に照明やテレビなどをつけて、家に人がいるように見せれば効果的です。
4.もともと人の目線は上に向きにくいものです。2階以上のベランダの囲いの見通しが悪い場合、ベランダの内側でしゃがむと外から簡単に気づかれにくくなり、泥棒の隠れ場所になります。プライバシーを過度に気にして、ベランダに囲いをしないようにしましょう。
また、比較的、人の視線が届きやすい1階の道路側のベランダでも、見通しを良くすることを心がけましょう。
5.泥棒は光と音を嫌います。隣家との間や家の裏側など、死角になる場所には、センサーライトや監視カメラを設置しましょう。日中は死角にならない場所でも、夜間は暗がりとなって見えにくい場所をつくります。門灯を常夜灯として使いましょう。また、歩くと大きな音がする「防犯砂利」が、防犯対策として効果的です。
■狙われやすい家(マンション)
侵入犯の被害に遭ったマンションには、いくつかの共通点が見られます。下記の項目に当てはまる場合は、ご注意ください。
●駅から半径500m以内にある
●4階建て以下である
●管理人がいない
●比較的新しい
●小規模である
さらに、その中でも下記のような状況の場合は、注意が必要です。
1.1階、2階、最上階
低層階の1、2階は、侵入が容易です。一方で、5階建て以上のマンションの場合、高層階は価格が高いため、一般的に高所得者層が多いと思われ、狙われる傾向があります。非常階段から一度屋上に上がりロープなどでベランダに下りる「下がり蜘蛛」という侵入方法もあるので、高層階でも窓をしっかり施錠して外出しましょう。
2.隣近所の住人の顔を知らない
「オートロックだから絶対に安心」、と思うのは間違いです。「共連れ」と言って、不審者は住人の後ろに付いて簡単に侵入できるため、過信は禁物です。また、共用部への人の出入りが多いと、鍵を開けようとしているのが隣人なのか泥棒なのか区別できず、犯行を見逃しがちです。特に新しいマンションは住人同士が顔見知りになっていないので、住人か不審者か見分けがつかず、犯罪の抑止力が十分ではありません。
3.見通しが悪い
玄関付近が外から見えにくい構造や、窓やベランダ側に目隠しがある場合は、犯行が人目につきにくいので注意が必要です。
■防犯意識を高く持つ
泥棒に狙われやすい家・マンションの特徴について、お分かりいただけましたか。上記に該当しない場合でも、防犯意識を高く持って対策することは、防犯上大切なことです。
●短時間の外出時は、高層階でもかならず施錠する
●新聞受け・植木鉢にカギを隠さない
●ワンドアツーロックを徹底する
●賃貸住宅では、入居時にカギを交換してもらう
●ガラスに防犯フィルムを貼る
●センサーライトや監視カメラを設置する
など
泥棒は、ほんの数分で侵入することが可能です。泥棒に狙われにくくするためにも常日頃から防犯意識を高めましょう。
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