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駐車場に防犯カメラは必要?選び方や設置場所のポイントを解説
更新日:2026年9月7日
駐車場では、車上荒らしや当て逃げ、不法投棄、不審者の侵入など、さまざまなトラブルが発生する可能性があります。こうしたリスクへの対策の一つとして、防犯カメラの設置が挙げられます。防犯カメラは、犯罪や迷惑行為の抑止が期待できるだけでなく、万が一トラブルが発生した際の状況確認にも役立ちます。
この記事では、駐車場に防犯カメラを設置する必要性や、カメラの選び方、設置場所のポイント、設置時の注意点について解説します。
【この記事で分かること】
駐車場では、管理者が常駐していないことや、夜間は人目につきにくいことから、車上荒らしや当て逃げ、不審者の侵入などが発生しても、発見が遅れるおそれがあります。そのため、トラブルを未然に防ぎ、発生時の状況を確認できるよう対策を講じることが重要です。
防犯カメラは、こうしたトラブルの抑止や、万が一被害が発生した際の状況確認に役立つ対策の一つです。車両や人物の出入りを記録することで、被害発生時の対応や事実確認に活用しやすくなります。
駐車場での当て逃げや車上荒らしは、加害者がその場を離れてしまうと、状況の把握が難しくなります。もしも被害に遭った際、防犯カメラの映像は、車両の動きや人物の特徴を確認するための重要な資料となります。特に、ナンバープレートや人物の特徴が確認できる映像が残っていれば、警察への相談や保険手続きの際に役立ちます。万が一のトラブルに備え、状況を確認しやすい録画環境を整えることが大切です。
駐車場は、車両や人が出入りする場所であるため、出入り口が開放されていることが一般的です。そのため、ごみの不法投棄や不審者の侵入などが発生するリスクがあります。特に、街灯が少ない場所や周囲から見通しにくい場所では、人目につきにくいことから迷惑行為が行われやすくなります。
そのようなリスクを抑止する対策のひとつが、防犯カメラの設置です。防犯カメラが設置されていることが外部から認識できると、迷惑行為をしようとする人物に「見られている」という意識を与え、行為を思いとどまらせる効果が期待できます。特に、管理者が常駐していない月極駐車場やコインパーキングでは、人の目が届かない時間帯も継続して監視・記録できる点が有効です。目立つ位置にカメラを設置して監視体制を示すことで、不法投棄や不審者の侵入を抑止できます。
駐車場内では、車両同士の接触事故や利用者間のトラブルが発生することがあります。その際、当事者の認識や説明が異なり、状況の確認に時間を要するケースも少なくありません。
防犯カメラの映像があれば、事故やトラブルが発生した際の状況を客観的に確認できます。車両の動きや人の行動を記録しておくことで、事実関係を整理しやすくなるため、原因の確認やその後の対応を進める際の一助となることが期待できます。
駐車場に設置する防犯カメラにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴や用途が異なります。撮影したい範囲や設置環境、求める機能に応じて適切なカメラを選ぶことで、より効果的な監視体制の構築につながります。ここでは、駐車場の代表的な防犯カメラの種類と特徴を解説します。
バレット型カメラは、筒状の形状をした防犯カメラです。駐車場の出入口や通路など、特定の方向を重点的に監視したい場所への設置によく用いられます。設置時に設定した方向を継続的に撮影できるため、出入口を通行する車両や人物の状況を確認しやすい点が特長です。
カメラの向きが外から見て分かりやすいため、どこを撮影しているのか明確になり、防犯対策を意識させる効果が期待できます。
ドーム型カメラは、半球状のカバーで覆われた防犯カメラです。レンズの向きが外部から分かりにくいため、撮影範囲を把握されにくい特徴があります。駐車場内の天井や屋根のあるスペースに設置されることが多く、景観になじみやすい点も特長です。さらに、カバーによってレンズ部分を保護できるため、いたずらや接触による影響を受けにくい製品もあります。そのため、監視性能だけでなく、設置場所の見た目や耐久性を重視する場合にも選ばれることがあります。
ドーム型カメラについて
詳しく知りたい方は、
以下のコラムをご覧ください。
駐車場の安全を確保するためには、カメラの種類だけでなく、その環境や目的に合った機能を持つ防犯カメラを選ぶことが重要です。カメラの性能は製品によって異なるため、撮影したい範囲や録画方法、夜間の見え方などを事前に確認しておくと安心です。ここでは、駐車場用防犯カメラを選ぶ際に特に注目すべきポイントについて解説します。
当て逃げやいたずらが発生した際に状況を確認しやすくするため、車両のナンバープレートや人物の特徴を見分けやすい画質のカメラを選ぶとよいでしょう。
目安としては、Full-HD(約200万画素)以上のカメラを選ぶと、比較的鮮明な映像を記録しやすくなります。より広い範囲を撮影したい場合や、映像を拡大して確認する可能性がある場合は、4K対応カメラも選択肢になります。ただし、ナンバープレートや人物を確実に識別できるかどうかは、解像度だけでなく、撮影距離、レンズ性能、設置角度、明るさ、夜間撮影性能などにも左右されます。
屋外の駐車場に設置する場合は、雨風や砂ぼこりの影響を受けやすいため、防水・防塵性能も確認しておく必要があります。一般的には、屋外設置に対応したIP66以上の製品が選ばれることが多いです。
浸水の可能性がある場所や、雨水がたまりやすい低い位置に設置する場合は、IP67など、より高い保護性能を備えた製品を検討すると安心です。設置場所の環境に合わせて、必要な防水・防塵性能を確認するとよいでしょう。
人の目には見えないIR(Infrared=赤外線)を光源として照射することで、暗い環境でも対象物を撮影しやすくする機能です。
街灯が少ない駐車場や夜間に人通りが少なくなる場所では、暗視機能を備えたカメラを選びましょう。ただし、撮影可能な距離や映像の見え方は、機種の性能や設置環境によって異なります。導入前には赤外線の照射距離や夜間の撮影性能を確認しておくことが大切です。
ワイヤレス通信機能を搭載したカメラは、映像データをWi-Fi経由で送信するため、録画機までのLANケーブル配線が不要です。電源を確保できれば設置場所の自由度が高く、配線ルートの確保が難しい駐車場でも導入しやすい点が特徴です。ただし、ルーターとカメラの間に壁や障害物が多いと電波が不安定になり、映像が途切れる可能性もあります。そのため、この機能を有効に活用するためにも設置場所の電波状況を事前に確認することが重要です。
車番認識機能は、AI技術を活用して車両のナンバープレートを読み取り、記録する機能です。一般的な防犯カメラでもナンバープレートを撮影できますが、車両の動きや撮影環境によって画像がぶれてしまい、文字を確認しにくい場合があります。車番認識機能の搭載されたカメラは、走行中の車両も捉えやすく、駐車場や施設に出入りする車両の確認や記録などに活用されています。ただし、読み取り精度は、車両の速度やカメラの設置位置、天候、明るさなどの条件によって異なります。そのため、導入前に、設置予定の環境でナンバープレートを適切に撮影できるか確認することが大切です。
セコムIPカメラでは、車番認識機能を搭載した製品をご提供しています。
セコムの車番認識AIカメラは、AI技術を活用することで、高い読み取り精度を実現しています。
夜間の認識性能が分かる
「車番認識AIカメラ」の動画はこちら
防犯カメラの効果を十分に発揮するためには、カメラの性能だけでなく設置位置も重要です。駐車場の形状や利用状況に合わせて適切に配置することで、犯罪の抑止効果を高めるとともに、トラブル発生時に状況を確認しやすくなります。ここでは、駐車場に防犯カメラを設置する際に押さえておきたい基本的な考え方と主な設置場所について解説します。
駐車場の防犯対策では、車両や人が出入りする主要な出入口を監視できるようにカメラを設置することが一般的です。出入口を撮影することで、駐車場を利用する車両のナンバープレートや車種、運転者や同乗者の特徴などを記録できます。
ナンバープレートと運転席周辺を同時に撮影したい場合は、車両の進入方向やカメラの高さ、フロントガラスへの光の映り込みなどを考慮して設置位置を決めます。適した位置や角度は環境によって異なるため、導入前に実際の映像を確認するとよいでしょう。
駐車場内の柱や壁、植え込み、隣接する建物の周辺は死角が生じる場合があります。車上荒らしやいたずらなどが発生した際の状況を確認できるよう、死角をできるだけ減らす対策を講じることが望ましいでしょう。
防犯カメラを設置する前に、場内の見通しや障害物の位置を確認し、カメラから見えにくい場所を把握しておくことが大切です。主な対策としては、広範囲を撮影できる広角レンズ搭載のカメラを選んだり、撮影範囲が重なるようにカメラを配置したりする方法があります。ただし、設置環境やカメラの性能によって撮影できる範囲は異なるため、死角を完全になくせるとは限りません。導入前には、時間帯による日陰の変化、駐車車両による視界の遮り、夜間の照明環境なども確認し、現場に合った設置計画を立てることが大切です。
規模の大きな駐車場や複雑な形状の敷地では、1台のカメラだけで全体をカバーすることが難しい場合があります。そのため、複数台のカメラを組み合わせ、出入口、場内全体、駐車スペース周辺などを役割ごとに監視できるよう配置することが有効です。
たとえば、出入口付近には車両のナンバープレートや進入方向を確認しやすいカメラを設置し、場内には全体の動きを把握しやすい位置にカメラを配置します。これにより、車両や人の動きを複数の角度から記録しやすくなります。
設置台数の目安は駐車場の広さや形状によって異なります。小規模な駐車場では1〜2台で主要箇所をカバーできる場合がありますが、10〜20台規模の駐車場では3〜4台程度が必要になることもあります。現場に合わせた設計を検討するとよいでしょう。
防犯カメラを設置する際は、プライバシーへの配慮が求められます。適切な運用を心掛けないと、かえってトラブルの原因となる可能性もあるため、注意点を理解しておくことが重要です。
ここでは、遵守すべき主要なポイントを3つ解説します。
カメラを設置する際は、近隣住民や通行人のプライバシーにも配慮することが重要です。隣接する住宅の玄関・窓・庭や、公道を通行する人が過度に映り込むと、プライバシーに関する懸念や近隣トラブルにつながる可能性があります。そのため、監視が必要な範囲のみに画角を調整し、不要な場所が映り込まないように設定しましょう。
防犯カメラを設置していることを知らせるステッカーや看板を掲示することで、施設の利用者にカメラの存在や撮影を周知できます。
「防犯カメラ作動中」などの表示は、駐車場の入口や利用者から見やすい場所への設置を検討するとよいでしょう。掲示する内容や場所については、施設の利用状況や管理方針、自治体などが定める指針を確認し、適切に判断することが大切です。
録画した映像には人物や車両などの情報が含まれるため、個人情報として取り扱われる場合があります。そのため、保存期間や閲覧権限を定め、適切に管理することが重要です。
映像データの保存期間をあらかじめ定め、不要になったデータは適切に削除するようにしましょう。また、閲覧できる担当者を限定し、第三者へ提供する場合は法令や運用ルールに沿って対応することが重要です。
さらに、パスワード設定やアクセス制限などのセキュリティ対策を行い、情報漏えいリスクの低減に努めましょう。
駐車場の防犯カメラは、当て逃げや車上荒らしなどのトラブル対策として役立つ設備です。カメラを設置することで、犯罪や迷惑行為の抑止につながるだけでなく、万が一トラブルが発生した際の状況確認にも活用できます。ただし、防犯効果を高めるには、カメラを設置するだけではなく、出入口や死角になりやすい場所を確認し、駐車場の広さや形状、夜間の明るさ、電源の有無などに合わせて、適切なカメラの種類や設置位置を検討することが大切です。また、近隣住宅や通行人が過度に映り込まないようにするなど、プライバシーへの配慮も欠かせません。駐車場の環境によって適した防犯カメラや設置方法は異なります。より安心できる防犯体制を整えるためには、現地の状況を確認したうえで、必要に応じて専門業者に相談しながら導入を検討するとよいでしょう。
【執筆】セコム株式会社

【執筆】セコム株式会社
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