一人暮らしの防犯対策!女性や高齢者におすすめのグッズや住まいの選び方は?|ホームセキュリティのセコム

一人暮らしの防犯対策!女性や高齢者におすすめのグッズや住まいの選び方は?

窓の外の様子が気になり、カーテンに手を伸ばす女性

一人暮らしの女性や高齢者が犯罪に巻き込まれないために ~防犯の重要性~

空き巣や強盗、ストーキング、盗聴、盗撮など、一人暮らしの女性や高齢者を狙う犯罪は少なくありません。自宅ではリラックスして過ごしたいものですが、在宅時を狙って不審者が侵入してくるケースもありますし、外からの目が届きにくく、通報の遅れによる被害拡大の恐れもあることから、日ごろから防犯を意識してしっかり対策することが重要です。

ここでは、犯罪に巻き込まれないための工夫をいくつかご紹介します、ぜひ今後の防犯対策に取り入れてみてください。

一人暮らしの女性や高齢者におすすめの防犯グッズ

いざ防犯対策するとなった場合、何から始めれば良いかわからないという方もいるかもしれません。まずは簡単に手に入れられてすぐに対策できる、女性や高齢者の一人暮らしにおすすめの防犯グッズをご紹介します。

玄関におすすめの防犯グッズ4選

侵入を試みようとする者(=「侵入者」といいます)は、手慣れたピッキング技術と道具をもっているもの。玄関ドアの鍵を不正に開けられないようにするには、解錠防止グッズによる対策が有効です。

ピッキングとは(防犯・防災用語集)

ホームセンターやネットショップなどですぐ購入できるものもありますが、ドアや鍵のタイプによって方法が異なるので、ご自宅のドアや鍵のタイプにあったものを事前に確認しておくと良いでしょう。

「防犯性能が高い鍵」の詳しい解説はこちら

■補助錠

通常の鍵に加えて補助錠を設置する「1ドア2ロック」といわれる侵入対策です。補助錠を設置することで、侵入にかかる時間が単純に2倍になるため、侵入者に対して強力な抑止力となります。さらに補助錠は玄関扉の複数箇所をロックすることで、こじ開けに対する物理的な強度も増します。
侵入者は解錠に時間がかかることを嫌い、侵入をあきらめるケースも多いため、心理的な抑止効果も期待できます。
取り付け方法は、商品や位置によって異なりますが、工事不要でそのまま取り付けられるものもあります。

■サムターン回し防止カバー

玄関ドアの室内側についている、鍵の開け閉めを行うためのつまみ金具「サムターン」を無理やりこじ開ける「サムターン回し」という侵入手口を防ぐためのカバーです。

「サムターン回し」の具体的な手口には、次のようなものがあります。

  • 玄関ドアについている「ドアスコープ」(外を確認できる「のぞき窓」)を外し、そこから特殊工具を差し込んで回し開ける。
  • 玄関ドアに郵便受けがついている場合、そこから特殊工具を差し込んで回し開ける。
  • 玄関ドアと枠との隙間に特殊工具を差し込んで回し開ける。
  • 玄関ドアのサムターン周りに穴を開け、特殊な工具を差し込んで回し開ける。
  • 玄関ドアにガラスがはめられている場合、ガラスを割って手や工具などを入れ、回し開ける。

いずれも玄関ドアの室内側から、サムターンの周囲を囲うように防止カバーを設置することでひとまずの対策ができます。防止カバーは次の点に気をつけて選びましょう。

  • スチール製であること。
  • サムターン機器全体を覆うこと。
  • 取り付け方法が自宅のドアにあっていること。
サムターン回し防止カバー

サムターン回し防止カバー

■のぞき見防止用ドアスコープカバー

玄関ドアについている「ドアスコープ」は、室内から外を確認するのに便利ですが、外から部屋の中をのぞかれてしまう場合があるので、普段はカバーをしておくことをおすすめします。さらに、来訪者にはいつでも慎重な対応が必要なため、ドアスコープは広角のものにして広範囲を確認できるようにするとより安心です。

のぞき見防止用ドアスコープカバー

のぞき見防止用ドアスコープカバー

■ガードプレート

玄関ドアや鍵をこじ開ける際に、ドアとドア枠の隙間にバールなどを差し込んで破壊する手口があります。外から見て施錠の状態を確認できるほどドアとドア枠の間が空いているような場合は、ドアにあった「ガードプレート」を取り付けることで、隙間を埋めることができるので、早急に対策しましょう。

窓・ベランダにおすすめの防犯グッズ3選

玄関ドアと同じく、ベランダやお風呂の窓から侵入されるケースもあとを絶ちません。「無施錠」の窓からの侵入に加えて「ガラス破り」も多く発生していますので、窓自体にも対策することが望ましいです。

2階以上の場合は、つい「大丈夫だろう」と考えてしまいがちですが、高層階でもベランダから侵入されるケースがありますので、油断は禁物です。窓からの侵入を意識した防犯対策を徹底しましょう。

「おすすめの窓の防犯対策」 の
チェックはこちら

■窓用の補助錠

玄関ドアだけでなく、窓にも2つ以上の鍵を設置する「ダブルロック」がおすすめです。賃貸住宅でも簡単に取り付けられるものがホームセンターなどで手に入ります。窓の上枠や下枠に取り付けるものや、サッシ部分に取り付けるもの、一定以上は窓が開かないように固定できるものなど、いろいろなタイプがありますので、ご自宅の窓に適したものを選定しましょう。

窓用の補助錠

窓用の補助錠

■防犯フィルム

窓自体の強化には、ガラス破りを防ぐ「防犯ガラス」の設置が有効ですが、賃貸住宅で窓ガラスそのものの交換が難しい場合は、ホームセンターなどで購入できる「防犯フィルム」(※)の貼り付けがおすすめです。防犯性アップはもちろん、震災時のガラス飛散防止対策にもなります(※セコムおすすめの「SECOMあんしんフィルム」はこちら)。
ただし、「鍵まわりだけ」「ドアの上半分だけ」など、部分的に貼ったとしても効果があまり期待できないので、窓ガラス全面に貼るようにしましょう。

セコムのおすすめ「SECOMあんしんフィルム」

防犯フィルムは窓ガラス全体に貼りましょう。

防犯フィルムは窓ガラス全体に貼りましょう。

■窓用の防犯センサー

ガラスの振動や窓の開閉などを感知すると警告音で知らせてくれるセンサーも、さまざまな種類が販売されています。その多くが、大音量のアラームが周囲に鳴りわたり、侵入者をひるませられるくらいに設計されていますので、侵入の未然防止が期待できます。
手軽に購入でき、工事不要で簡単に取り付けられることから、すべての窓への取り付けをぜひ検討してください。

女性や高齢者の一人暮らしで大切な部屋探しのポイント

入学や就職、転勤や家族の状況の変化などを機に一人暮らしをはじめる方も多いと思います。具体的な部屋探しをスタートする前に、まずは通勤・通学や買い物・通院のしやすさなどの利便性に加えて、街や駅の安全面・防犯面についても事前にチェックし、一人でも安心して暮らせる環境を選びましょう。

安全な街選びのための基準

(1)犯罪発生状況から周辺の治安を調べる

日々安心に暮らすためには、犯罪が少なく周辺の治安が良いエリアの選定が重要です。住みたい街の警察や自治体のホームページなどで、犯罪の発生状況を確認してみましょう。犯罪の種類や発生場所などの情報は、物件探しでエリアを絞り込む際の重要な判断材料になります。

(2)過去の災害や事件の発生状況を調べる

エリアを絞り込む際、その街の歴史や土地の成り立ちなどにも目を向けてみましょう。不動産業者に確認したり、インターネットで旧地名を検索したりすることで、過去に発生した大災害や事件の情報を得られる場合があります。もし将来的に同様のリスクが考えられるようなら、エリアを再検討する方が安心かもしれません。

ほかにもご自身で安心を感じられるようなポイントを判断材料に加えてみてください。
そして、住みたい街や駅の候補が絞られたら、実際に自分の足で歩いて雰囲気を感じることをおすすめします。

街を歩く際は、次のようなことにも注意してみてください。

  • 落書きやごみ、放置自転車などがないか・・・これらが多いエリアは人の目が行き届かず、犯罪発生率が高い傾向にあるといわれます。
  • 繁華街との距離・・・店や人通りが多く活気がある反面、夜は酔っ払いが増えたり遅くまでにぎやかだったりするため、防犯上の不安要素が増えるといえます。
  • 通勤や通学、通院や買い物の経路・・・路地の広さは十分か、また、街路灯があり夜間でも人の顔が判別できるくらいの明るさが保たれているかなどを確認しましょう。
  • 助けを求められそうな場所・・・万が一の場合、付近の商店やコンビニなど、人がいて助けを求められる先があると安心です。
  • 住民や通行人の様子・・・ファミリー層が多い地域は、朝夕の見回りなど地域内でのつながりが強く、防犯に対する意識が高い傾向にあります。
通勤・通学路は、十分な広さと明るさがあると安心です。

通勤・通学路は、十分な広さと明るさがあると安心です。

できれば昼と夜、両方の街の様子を確かめてみて、さらには最寄りの駅やバス停からどのような道を歩くことになるのか、さまざまな視点から一人暮らしに適した街かどうかを探ってみましょう。

押さえておきたい!物件周りのセキュリティチェックポイント

次に、一人暮らしで実際に物件を選定する際にぜひチェックしたいポイントをご紹介します。
安心して毎日をすごせるよう、チェック項目を確認し、防犯対策が充実したアパートやマンションを選びましょう。

<物件周りのセキュリティチェックポイント5つ>
□ 建物のエントランスが、周囲からの見通しの良いところにある
□ エントランスや通路、ごみ置き場などの共用部の清掃・管理が行き届いている
□ 建物周辺に侵入者の足場になりそうなものや経路がない
□ ベランダや窓の位置が、通りからの死角になっていない
敷地内に照明があり、夜間でも駐輪場や駐車場などが明るい

たとえ立地などが良く、気に入った物件であっても、防犯面に不安がある物件は選ばないほうが賢明です。

共用スペースが清掃・管理されていると安心です。

共用スペースが清掃・管理されていると安心です。

内見時に確認したい!セキュリティチェックポイント

次に、物件を内見できるタイミングがある場合は、防犯設備や建物・室内の安全性をぜひ自分の目で見てチェックしましょう。最近では、オンラインでの内見に対応している不動産会社もありますので、気になるポイントがあれば事前にスタッフに伝え、確認させてもらうと安心です。

以下で該当する項目が多いほど、防犯性が高い物件といえます。

<内見時はココを確認!セキュリティチェックポイント>
エントランスやエレベーターに防犯カメラがある
エントランスにオートロックがあり、非常階段には鍵が付いている
宅配ボックスがある
郵便受けに鍵がついている
□ 玄関ドアの鍵にピッキングされにくいディンプルキーが採用されている
玄関ドアと窓が「1ドア2ロック」になっている
モニター付きのインターホンがある
セキュリティシステムに加入している

すべてを備えた物件を見つけるのは難しいかもしれませんが、より多くの条件を満たしている物件を探してみると良いかもしれません。

防犯意識を高めるために、日常生活で注意したい5つのポイント

これまで、女性や高齢者の一人暮らしに役立つ防犯グッズや住まいの選び方などをご紹介してきましたが、日常のリスクを減らすためには、生活習慣を見直すことも大切です。いつもの習慣が思いがけず犯罪を誘引してしまうことのないよう、以下のポイントをチェックしてみてください。

戸締りの際に注意したいポイント

たとえば「短時間だから」「家の近所をちょっとまわるだけだから」と、玄関や窓の戸締りをせずに出かけてしまうことはありませんか?侵入者はちょっとした隙を狙って侵入を試みますので、たとえ短い時間・近所へのお出かけであっても、こまめに戸締まりをしましょう。
また、帰宅後すぐに鍵をかける習慣も大切です。

玄関まわりで注意したいポイント

郵便受けや玄関ドアなどにフルネームを記載していませんか?一人暮らしということや名前や住所などの個人情報をできるだけ知られないようにしましょう。個人情報は何も記載しないのが安全ですが、どうしても名前を出す必要がある場合は、苗字のみにとどめるのが安心です。

玄関ドアを開ける際に注意したいポイント

チャイムが鳴った際、すぐにドアを開けていませんか?宅配業者や点検業者を装った犯罪もあるため、来訪者の姿を確認しないままドアを開けるのは危険です。インターホンでの事前の確認や、ドアチェーンをかけたままの対応を心がけましょう。宅配ボックスの活用もおすすめです。
知らない人が来た場合は、望まない勧誘や押し売りの可能性がありますので、安易に応答・対応しないよう気をつけましょう。

郵便物で注意したいポイント

郵便受けに郵便物を入れたままにしてしまうことはありませんか?郵便物を放置することで、宛名を見られて個人情報が漏れてしまう可能性があります。また、不在にしがちだと思われ、空き巣に狙われる可能性も出てきます。郵便物は長時間ためないようにし、集合ポストの場合は鍵をかけるようにしましょう。さらに郵便物を捨てる場合は、回収後に住所や氏名を知られることのないよう、細かく切るなどの配慮をしましょう。

ベランダで注意したいポイント

女性や高齢者がひとりで住んでいるということをできるだけ外部に知られないようにしましょう、日が暮れてからも洗濯物が干しっぱなしだったりすると、留守だと悟られてしまう可能性が出てきますし、女性ものとわかりやすい色・柄の衣類をベランダに干すことは、避けた方が安心です。どうしても洗濯物をベランダに干したい場合は、男性ものの衣類を一緒に干したり、タオルなどで隠したりすると良いでしょう。

一人暮らしの防犯対策を徹底し、自分の安全を守りましょう

一人暮らしでは、侵入者が嫌う「人の目」や「光」や「音」が届きにくくなりがちです。在宅か不在か、また不在の時間帯なども悟られやすく、空き巣などのターゲットになってしまう危険も潜んでいます。さらに、周囲に助けを求めにくいため、押し込み強盗の被害に遭ってしまうことも考えられます。
「家にいるから安全」と思わず、在宅時も「もしかしたら・・・」という警戒心をもち、隙のない対応ができるよう心がけましょう。
空き巣は下見の際に「防犯意識が低そうな物件を見極める」といわれています。「この家なら簡単に侵入できそう」と思われないために、日ごろから警戒心をもち、住まいの環境をきちんと整えて、安全・安心で快適な暮らしを心がけたいですね。

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