防犯カメラ・監視カメラの種類を解説!形状や便利機能から、選び方まで

防犯カメラ・監視カメラの種類を解説!
形状や便利機能から、選び方まで

防犯カメラ・監視カメラにはさまざまな種類や機能があり、何を選べば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。
このコラムでは防犯カメラ・監視カメラの種類から形状・便利機能をご紹介し、選ぶ際のポイントや設置例などをご紹介します。

イラスト:様々な種類のカメラ

防犯カメラ・監視カメラの種類について

カメラの種類は大きく「形状」と「配線方式」に分けられます。まずは形状による区分でご紹介します。

形状による種類分け

  • 写真:ボックスカメラ型
    ボックスカメラ型

    この形のカメラは一般的なカメラの形をしており、撮影している方向が明確に分かるカメラです。
    威嚇効果を期待できます。(ボックスカメラ・バレットカメラなど)

  • 写真:ドーム型カメラ
    ドーム型カメラ

    この形のカメラはボックスカメラ型と違い、撮影している方向が分かりにくいカメラです。
    監視されている側に威圧感を与えにくい効果があります。(ドームカメラ・PTZカメラなど)

  • 写真:広角カメラ
    広角カメラ

    180°や360°など全体を俯瞰するように記録ができるカメラです。
    広く見渡せるように特殊な形状をしています。

配線方式による種類分け

  • IPカメラ(ネットワークカメラ)

    PCなどでも利用されるLANケーブルを使用してカメラを接続するデジタル方式の監視カメラです。
    カメラシステムの拡張性が高い点と、HUBを中継して複数のカメラの配線をまとめられるので、大規模な物件におすすめのカメラです。

  • アナログカメラ

    同軸ケーブルを使用して配線するアナログ方式の監視カメラでIPカメラに比べてより映像の伝送が早いことが特長です。
    カメラ一台ごとにレコーダーまでの配線が必要になるので小規模から中規模な物件におすすめのカメラです。

防犯カメラ・監視カメラの機能

最新の防犯カメラは単なる監視ツールではなく、生活をより安全で快適にする多彩な機能を備えています。
その機能を詳しくご紹介します。

  • 写真:IR機能なしとIR機能ありの比較
    IR機能(赤外線)

    IR=赤外線を光源として照射し、暗い場所でも明るさを補いながら撮影を行います。
    また、IRは目に目に見えないため、その場所に監視カメラがあることに気が付かれにくく、小さな電力で広範囲を照らすことも可能です。

  • 写真:通常のカメラ画像とWDR搭載のカメラ画像の比較
    WDR(ワイドダイナミックレンジ)

    暗い屋内から明るい屋外を撮影すると、明部と暗部が混在し鮮明な映像が記録できません。WDRは暗い映像は明るく、明るすぎる映像は暗く処理し、適切な明るさの映像を記録します。

  • 写真:パンチルトズームが行えるカメラのイメージ
    PTZ(パンチルトズーム)

    カメラの画角を左右に動かす(パン)、上下に動かす(チルト)、ズームイン・ズームアウトが行えます。それらの機能を遠隔で監視しながら、対象物を記録できます。

  • 写真:AI機能を搭載したカメラのイメージ
    AI機能

    AIを活用し特定の状況を識別する機能です。
    例えば、指定ラインの通過や特定エリア内の立ち入り、転倒や行動の検知を行うことができます。

  • イラスト:防塵・防水・耐衝撃のイメージ
    防塵・防水(IP規格)

    IP規格とは国際電気標準会議によって定められた、電気製品の防塵・防水の性能を表す規格です。
    屋外で使用する電気製品には必須の機能といえます。
    例えば、IP68は防塵性能に対して6等級、防水性能に対して8等級といった表記になります。

    耐衝撃(IK規格)

    IK規格とは国際電気標準会議によって定められた、電気製品の耐衝撃性能を表す規格です。
    IK00~IK10の基準があり、数字が大きくなるほど耐衝撃性能があります。最高級のIK10では20J(ジュール)の耐衝撃性能があり、具体的には40cmの高さから落とされる5㎏の衝撃に耐える事ができます。

  • イラスト:クラウドのイメージ
    クラウド

    小規模・多拠点展開する店舗やオフィスの省スペース・省力化、記録画像データの保全性向上を実現するために、カメラをインターネット回線でオンライン接続し、記録画像を遠隔で保管する機能です。
    ご家庭でもクラウド上に記録するためスマホから映像を見ることができ、レコーダーの設置も不要になります。

屋外用防犯カメラ・監視カメラに必要な機能はこちら

屋外向け防犯カメラはどんな種類?
選び方や導入事例をご紹介

防犯カメラ・監視カメラを選ぶ際のポイント

  1. 写真:様々な対象や状況のイメージ

    Point1カメラ導入の目的を確認しましょう

    敷地内に入る不審者への抑止力として導入するのか、室内の様子を確認するために導入するのか、万が一の証拠を残す為に設置するのかといった目的を明確にすることが大切です。
    目的を明確にすることでその後のカメラ選びが楽になりますし、購入した後に「やっぱり違った」といった事もなくすことができます。

  2. 写真:カメラを至近距離で撮したイメージ

    Point2目的に合った性能を選びましょう

    ひとつ前の項目で説明したカメラの機能のように、多くの機能があるので目的に合ったカメラを選ぶ事が大切です。
    例えば、屋外の監視を行うのにIP規格は必須の機能といえるでしょう。
    少しでも不安な場合は販売している企業や営業員などへ相談するのがおすすめです。

  3. 写真:取付工事の様子

    Point3信頼できる企業を選びましょう

    防犯カメラの性質上、信頼のできる企業からの購入がおすすめです。
    カメラの設置工事や立ち上げなども行うことになりますので、施工まで任せられる企業を探しましょう。

家庭用防犯カメラの選び方と注意点はこちら

防犯カメラの選び方と注意点

オフィス・工場での防犯カメラ・監視カメラの設置例

ここでは、オフィスと工場での防犯カメラ・監視カメラの設置例についてご紹介します。

オフィスでの設置例

  • 写真:オフィスビルのエレベーターホールのイメージ

    エントランス(共用部)・エレベーターホール

    カメラ設置による威嚇効果と、万が一の有事に記録を残すことで、いたずらや侵入を抑止します。

  • 写真:サーバールームのイメージ

    サーバールーム・重要物保管庫

    特定の人しか入室を許されていない区画にカメラを設置し、重要設備や機密情報、貴重品を監視することで内部犯行を抑止し、また従業員の身の潔白を証明することも可能です。

  • 写真:駐車場のイメージ

    駐車場

    窃盗や車上荒らしを未然に防ぐ効果が期待できます。また、駐車場での事故やトラブルが発生した場合、防犯カメラの映像は証拠として非常に有効です。

工場での設置例

  • 写真:上空から工場を撮したイメージ

    建物の周囲

    工場では敷地が広く人の目が届き切らないケースが多いため、工場敷地の周囲からカメラ監視をする例もあります。

  • 写真:製造ラインのイメージ

    製造ラインや倉庫

    製造ラインや倉庫では一人で作業することなどもあり、監視の目が緩くなる場合が多いです。
    カメラで監視することで盗難や内部不正の防止に効果を発揮します。

  • 写真:工場の搬入搬出口のイメージ

    搬入搬出口

    侵入の抑止ももちろんですが、不正な製品の持ち出しや盗難などを抑止する効果があります。

オフィス・工場にオススメのサービス・商品

ここでは、オフィスと工場での防犯カメラ・監視カメラなどの導入例についてご紹介します。

オフィスでの導入例

  • オンライン・セキュリティシステム

    最終退出時に警備セットし防犯強化。営業時間中も非常通報や火災の信号をセコムが監視するので安心です。

  • 入退室管理システム

    部外者の入室規制に加え、従業員であっても資格の無いエリアへの出入を規制し、内部統制を強化します。

  • 監視カメラシステム

    防犯強化に加え、映像記録によって従業員の身の潔白を証明するための検証体制を構築できます。

工場での導入例

  • セキュリティシステムの導入

    不正な入退室を防止するため、入退室管理と一体化したセキュリティシステムを導入し、日中も夜間もセキュリティを強化

  • 監視カメラシステムの導入

    不審者の侵入や従業員の不正による異物混入などの犯罪抑止のために、工場内を見渡せる場所に監視カメラを設置

  • 火災の監視・消火システムの導入

    火災発生を早期に発見するために、工場内に火災監視システムを導入。可燃物が多い場所には、スプリンクラーなどの消火装置も設置

  • AEDの設置

    救急時に即座に使用できるように、目立つところにAEDを設置。レンタル契約なら消耗品の費用・定期送付もパッケージ

防犯カメラの設置場所ついて徹底解説はこちら

防犯カメラの設置場所、
ポイント、注意点について徹底解説

お気軽にお問い合わせください。
ご要望に合わせて
最適なプランをご案内します。

セコムをご検討中の方はこちら

無料

お電話からの
お問い合せ

0120-756-892

受付時間:9時~18時(年末年始を除く)
上記以外の時間帯・セコムをご利用中の方は、
0120-025-756 へおかけください

  • 質問だけでもOK
  • 資料請求もできます
防犯カメラ・監視カメラの種類を解説!形状や便利機能から、選び方までご紹介します。「セコム・ホームセキュリティ」は、お客さまの住居タイプや家族構成に合わせたプラン・サービスを提案いたします。お客さまの生活を24時間365日見守り、安全・安心を提供いたします。
資料請求
お見積り
ご利用中
の方
資料請求
お見積り
ご利用中
の方