玄関のドアの防犯対策!注意すべきポイントから、おすすめの防犯グッズまで|ホームセキュリティのセコム

玄関のドアの防犯対策!
注意すべきポイントから、おすすめの防犯グッズまで

玄関の防犯について考えたことはありますか?
実はピッキングや破壊工作など、泥棒の手口は年々巧妙化しており、従来の対策だけでは不十分かもしれません。
本記事では、玄関の注意すべきポイントから防犯グッズまで詳しくご紹介します。
ぜひ、この機会に玄関の防犯を見直してみましょう。

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玄関・ドアから侵入する泥棒の主な3つの手口

泥棒の侵入手口として最も多いのは「無締り」からの侵入ですが、それ以外にも多くの侵入手口があります。
主にどのような手口があるのでしょうか。
玄関・ドアから侵入する泥棒の手口として主にピッキング・サムターン回し・カム送り(バイパス解錠)が挙げられます。

  1. ピッキング

    ピッキングとは、鍵穴にピッキングツールを差し込み解錠する手口です。ピッキングツールの形状はさまざまで針金のように鋭利なものから、耳かきのような形状まであります。そのようなツールを鍵穴に差し込み、感触でシリンダー内のピンを動かし解錠を行います。解錠するためには、ピッキングツール以外にもスキルや経験が必要になる手口です。

    pointピッキングツールは通販などで購入が可能ですが、特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律(ピッキング防止法)で正当な理由なく所持することは禁止されています

  2. サムターン回し

    サムターン回しは針金状の工具を使用してドアの内側のサムターン(内鍵)を回して解錠する手口です。方法として鍵の横にドリルなどで直接穴を開けたり、ドアの隙間、新聞受け、ドアスコープ、扉のガラス部分を割ったりなどさまざまな方法で工具を内側にいれサムターンを回します。ピッキングに比べあまりスキルや経験は無くても可能な手口です。

  3. カム送り(バイパス解錠)

    カム送り(バイパス解錠)はシリンダーのリング部分を浮かせ、扉とシリンダーの隙間から工具を挿入しカム(シリンダー後部にある板状の部品で鍵を回すと連動して回る部品)を回すことで解錠する手口です。現在販売されている鍵のほとんどは対策品ですが、長期間鍵を取り換えていない場合は注意が必要です。カム送りの危険性がある鍵はメーカーが発表していますので、確認することをおすすめします。カム送りはシリンダーのリングが浮くのが原因ではなく、扉の中に設置されている錠ケースの構造が原因のため、錠ケースのみを純正の対策品へ変更することでカム送りには対応できます。

玄関防犯対策で注意すべき8つのポイント

一戸建住宅やマンションに関わらず、玄関は侵入手口として非常に多く侵入窃盗の約1/3が玄関から侵入しています。※1
玄関の防犯対策には注意すべきポイントが多くありますので8つにまとめてご紹介します。

1出典:住まいる防犯110番<手口で見る侵入犯罪の脅威>

1.玄関前の視界を確保

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泥棒は人目につくことを嫌うので、見通しの良い玄関は犯行を見られる可能性が高く侵入をあきらめるケースがあります。視界を確保する方法としては、荷物の整理や植栽の定期的な剪定、塀の高さの見直しなどがあります。視界を確保することで、外から室内が見えてしまいプライバシーの確保が難しくなる事がありますが、その場合はカーテンやのれん、ついたてなどをうまく活用することで、視界を確保しつつプライバシーも確保できます。

2.複数の錠前を取り付ける

下記グラフから分かるように、泥棒は侵入に5分以上かかると過半数が犯行をあきらめ、10分以上かかるとほぼ犯行をあきらめます。例えば玄関の鍵を2つに増やすことで、侵入に要する時間が単純計算で2倍になるので、犯行をあきらめる確率が上がります。こじ開けのような手法でも2カ所で施錠すると1つに比べ時間がかかるので、複数取り付けることをおすすめします。

グラフ:侵入をあきらめる時間

警察庁「住まいる防犯110番」をもとにグラフを作成

3.ピッキング対策に優れた鍵の設置

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ピッキング対策に優れている鍵はさまざまありますが、代表的な鍵はディンプルシリンダー錠になります。ディンプルシリンダー錠は名前の通り、ディンプル(くぼみ)がある鍵で3~4方向にピンが配置されているため、ピッキング解錠が困難になります。また、電気錠や電子錠は鍵穴が無いものもあるため、ピッキングが通用しないケースもあります。

防犯性能の高い鍵については
こちら

防犯性能の高い鍵の種類や
効果を徹底解説!

4.ガードプレートの設置

泥棒は扉と扉枠の隙間にバールなどの工具を差し込み、こじ開けて侵入する場合があります。ガードプレートとは、扉と扉枠の隙間を覆い隠すように取り付ける金属状のプレートのことで、隙間をガードしこじ開けを防止します。種類としては主にデッドボルト付近のみに設置するものと扉全体に設置するものがあり、その見た目から泥棒に対し視覚的な抑止効果も期待できます。次で紹介するサムターン回しにも効果的です。

5.サムターン回し対策

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サムターン回しは内部に工具を入れサムターン(内鍵)を回して解錠する手口です。対策方法として、市販でも販売されているサムターンカバーを使用するほか、内鍵を対策品(内鍵のつまみ部分にスイッチがあり、押さないと回らない仕組みなど)へ変更する方法があります。また、内部に工具を入れられないよう、ガードプレートの設置や穴を開けられないような扉への変更でも対策することが可能です。

6.ガラスの防犯対策

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玄関付近にガラス窓がある場合や玄関扉にガラスが設置されている場合はガラスを割り、内鍵を回して侵入されてしまうことがあります。この侵入方法は一戸建および共同住宅(3階建以下)で2番目※2に多い手口です。対策としては、防犯フィルムの貼り付けや防犯ガラスへの変更などが挙げられます。強化ガラスやワイヤーガラスには防犯性能はありませんので、注意が必要です。

2出典:住まいる防犯110番<手口で見る侵入犯罪の脅威>

7.外灯やセンサー付きライトの設置

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泥棒は人目につくことを嫌うため、外灯が点いていると目立ちやすくなるほか、センサー付きライトが点灯することにより人目に留まりやすくなり、犯行の抑止効果が期待できます。また、センサー付きライトは防犯灯としても使用できますが、夜間や早朝のお出かけやご帰宅時に便利灯としても使用できます。

8.モニター付きインターホンや防犯カメラの導入

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泥棒は侵入する前に下見するケースが多くあります。そのため、モニター付きインターホンや防犯カメラを設置することで泥棒は証拠が残ると思い、抑止効果につながります。最近では顔を確認できないと内側のチャイムが鳴らないなどの防犯機能を搭載したインターホンや、AIで特定の行動を検知するとアラームを鳴らすカメラなど、さまざまな機能からご自宅に合ったものを選ぶことが大切です。

玄関の防犯カメラ設置方法については
こちら

玄関における有効的な
防犯カメラ設置方法とは?

玄関・ドアに設置するべき防犯性能の高い鍵

ここまで、泥棒の手口や玄関の対策ポイントを紹介しました。続いて、玄関・ドアに設置するべき防犯性能の高い鍵をご紹介します。

1.ディンプルシリンダー錠

ディンプルシリンダー錠は防犯性能が高い代表的な鍵で、特長はピッキング耐性の高さにあります。一般的なピンシリンダー錠は上部の1方向にピンが設置されていますが、ディンプルシリンダー錠は上部以外にも左右にピンが設置されより複雑な構造をしているため、ピッキング性能が高くなっています。

2.生体認証型の電子錠や電気錠

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生体認証型の電子錠や電気錠は物理的な鍵を持ち歩かないため、鍵の紛失や偽造、盗難の心配がないので防犯性能の高い鍵となります。住宅への侵入方法で最も多いのは、家の種類に関係なく「鍵の閉め忘れ」が原因です。これに対して、電子錠や電気錠には自動で施錠されるオートロック機能がついているものが多いため、鍵の閉め忘れを防ぐことができます。また、最近では鍵穴がないものや隠れているものがあるので、ピッキング耐性もありおすすめです。

3.CPマーク認定品の鍵

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CPマークとは警察庁、国土交通省、経済産業省、民間団体などで構成された「防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」で定められた試験をクリアした商品のことを指します。さまざまな侵入攻撃に対して5分以上防御することができるか実際に試験を行いクリアしたものだけに使用が許可されています。防犯性能を第一に考える方はCPマーク認定品の鍵がおすすめです。

玄関・ドアにおすすめの防犯グッズ

写真:センサーライト

「センサーライト」は名前の通り、人の動きを感知すると点灯するライトです。侵入者は音や光を嫌がる傾向にありますので防犯効果を期待できます。防犯以外にも夜間のお出かけ時やご帰宅時に便利灯としてもご使用いただけます。

写真:スマートTKL

「スマートTKL」はテンキー・ICカード・スマホアプリで解錠できる電子錠です。乾電池式なので設置がカンタンで扉の加工や電源配線の工事も不要です。スタイリッシュなデザインで美観も損ないません。もちろん、鍵も持ち歩く必要が無いので紛失や盗難、偽造の心配もありません。

写真:セコム・ホームカメラシステム

「セコム・ホームカメラシステム」はセンサーとカメラ、ライトを一体化した家庭用防犯カメラです。センサーで人の動きを感知するとライトを点灯しカメラで記録します。感知した際は7インチワイドモニターからチャイムでお知らせ。いつでも簡単に記録を確認でき在宅時も安心してお過ごしいただけます。

写真:セコムあんしんガラスシリーズ

普通のガラスと違い2枚のガラスの間に特殊フィルムを中間膜として挟み込んだ構造の合わせガラスです。
強靭な特殊フィルムで衝撃や打撃に対する耐貫通性に優れ、破損しにくく、さらに万が一破損した場合でも破片が飛散しにくい特長があります。

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