新学期に要注意!通学路での犯罪対策と交通事故防止
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セコムの舟生です。
新学期がはじまり、通学路に元気な小学生の姿が見られるようになりました。
学校再開直後は、気の緩みが生じやすいとき。いっそうの注意が必要です。
今回は、夏休み期間中に報じられたニュースを振り返りながら、新学期に注意したい犯罪や事故について注意すべきポイントや対策をまとめます。▼ 男の子も要注意!頻発するわいせつ被害
夏休み中も、小学生を狙ったわいせつ犯罪が各地で発生しました。
性別や年齢に関係なく注意が必要です。
・自転車で習い事に向かっていた小学女児に、「痛い、こっちへ来い」などと因縁をつけ、近所の車庫に連れて行き、性的暴行を加えた男を逮捕
・公園で小学生の男児2人と鬼ごっこなどをして遊んだあと、うちひとりの男児を公園駐車場に連れ出し、車内で性的暴行を加えた男を逮捕。
男は同日、コンビニエンスストアの駐車場でも小学生男児の体を触るなどわいせつ行為をした容疑で再逮捕。
不審者は、通学路や公園といった小学生が多く集まる場所を狙っています。
どのような場所にも、ひと気が少なくなる時間帯や、周囲から見えにくい「死角」が存在するものです。
通い慣れた場所であっても油断は禁物です。
「危険な場所」を把握する、ひとりにならないことを徹底するなど、基本的な防犯対策をおさらいしておきましょう。
【新学期に読みたい!犯罪対策】
わいせつ目的の連れ去りに注意
通学路にある危険な場所と安全な場所
男の子の保護者も知っておきたい子どもの性暴力被害
▼ 日没が早まる9月以降は「交通事故」に要注意!
小学生の歩行中の交通事故は、夏季よりも、秋から冬にかけてぐっと増える傾向があります。
下校時間にあたる15時~17時は、死亡・重傷事故が多くなる時間帯。
気が緩みがちな学校再開のタイミングでは、いっそう慎重な安全確認が必要です。
夏休み期間にも子どもの交通事故が起きました。
交通事故は、常にある身近な危険です。
交通安全について具体的に話しあう時間を持ちましょう。
・学童保育から帰宅途中、横断歩道をわたっていた小学男児に乗用車が接触。意識不明の重体
・信号機や横断歩道のない丁字路交差点で、乗用車にはねられた小学男児が足を骨折する重傷
・横断歩道をわたっていた小学男児が、左折してきたゴミ収集車にはねられ死亡
【新学期に読みたい!交通事故対策】
小学生の交通事故が増える季節!?子どもの交通事故を防ぐポイント
子どもの交通事故を防ぐ「歩き方」のポイント
小学1、2年生は特に要注意!小学生に多い交通事故のパターン
▼ 日常に潜む「水の事故」
今年の夏休みも子どもが亡くなる水難事故がいくつも報じられ、おぼれた子どもを救助しようとして命を落とすケースも相次ぎました。
・川遊びをしていた兄弟。小学男児が脱げたサンダルを取ろうと川に入っておぼれる。男児は父親に救助されたが、助けようと川に入った兄が流され、意識不明の重体
・小学女児が川でおぼれ、両親が助けに向かう。女児は父に救助されたが、母がおぼれ病院で死亡が確認される
・海水浴場で遊んでいた小学男児が行方不明。砂浜から約20メートル先の海底で発見されたが搬送先の病院で死亡
夏休みが終わっても、まだまだ暑い日が続きます。
川や海、池など、子どもの行動範囲に水辺があれば、友達同士で「遊びに行こう!」と足を運ぼうとすることもあるかもしれませんが、それはとても危険です。
落ちたものを取ろうとした、水際で足を滑らせたなど、ちょっとしたことが水難事故のきっかけになります。
子どもだけでは水辺に近づかないこと、水辺の近くに行くときはライフジャケットを着用することを徹底させてください。
【新学期に読みたい!水難事故対策】
水の事故を防ぐために
日常に潜む危険!子どもの「水難事故」を防ぐには?
身近な水辺でも起きる子どもの水難事故* * * * * * * * *
新学期の安全を守るためには、子ども自身の意識を高める必要があります。
今回取り上げた報道の事例を参考に、ご家庭でも話しあってみてください。
注意や警戒が、大きな事件や事故に巻き込まれることを防ぐ力になるはずです。* * * * * * * * *
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