地震がきたらどうする?
 
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              セコムの舟生です。 
 地震発生時、もし子どもがひとりでいたら。
 子どもの防災対応力をあげるには、まず話すことが大切です。
 
 ▼ 家にいるとき:「揺れているとき」は動かない!まずは身を守る
 家のなかで大きな揺れを感じたら、その場で身を守ることが最優先です。
 「外に逃げる」ことが最適とは限りません。移動中にケガをするおそれもあります。
 
 <子どもに伝えたい行動>
 ・揺れているあいだは動かず、その場で頭を守る
 ・机やテーブルの下に入る/クッションやかばんで頭をガードする
 ・窓や棚など、倒れたり割れたりしそうなものから離れる
 ・家のなかや外の様子を確認するのは、大きな揺れがおさまってから(火災や倒壊のおそれがなければ、避難は不要)
 
 <確認・話し合っておきたいこと>
 ・家のなかの「安全な場所」「危ない場所」を一緒に探しておく
 ・家具の固定やガラスの飛散防止など、家のなかの備えについて話し合う
 ・留守番中の地震に備え、防災グッズの場所や連絡手段を話し合う▼ 外にいるとき:「どこにいるか」で行動が変わる 
 外にいるときの行動は、その場所の特性に応じた判断が必要です。
 日ごろから、「ここで地震がきたらどうするか?」を話し合っておきましょう。
 
 <子どもに伝えたい行動>
 □通学中や道路を歩いているとき
 ・ブロック塀、自販機、建物など倒れそうなものから離れる
 ・かばんなどで頭を守りながらその場にしゃがむ
 ・揺れがおさまってから、安全を確認しながらゆっくり移動する
 
 □公園や空き地など広い場所にいるとき
 ・遊具から離れ、周囲に倒れてきそうなものがなければその場でしゃがんで頭を守る
 ・むやみに走らず、周囲をよく見て落ち着いて行動する
 
 □商業施設や店舗にいるとき
 ・ガラスや棚から離れ、安全な場所でしゃがむ
 ・エスカレーターやエレベーターには乗らない
 ・走ったり、急いで外に出ようとしたりせず、店員さんや周囲の大人の指示に従う
 
 □電車やバスに乗っているとき
 ・立っている場合はつり革や手すりにしっかりつかまる
 ・座っている場合は、バッグや腕で頭を守る
 ・あわてて立ち上がったり、降りようとしたりしない
 ・車内アナウンスの指示に従う
 
 □エレベーターに乗っているとき
 ・揺れを感じたら、すべての階の行き先ボタンを押して、止まった階で降りる
 ・エレベーターに閉じ込められたら、インターホンで外部に連絡を取る
 
 □海や川の近くにいるとき
 ・津波の危険があるため、すぐに高い場所へ避難する
 ・警報が出ていなくても、揺れを感じたらその場を離れる
 
 <確認・話し合っておきたいこと>
 ・ハザードマップを参考に「わが家のハザードマップ」を一緒に考える
 ▼ 家族と離れているとき:迷わず行動できるようルールを決める
 地震は、子どもだけでいるときに起きる可能性もあります。
 「どうすればいいか」を自分で考え、行動できるようにするために、以下のようなポイントを話し合っておきましょう。
 
 <子どもに伝えたい行動>
 ・落ち着いて、自分の安全を確保する(頭を守る)
 ・家族と連絡が取れないときは、勝手に動き回らず、周囲の大人(先生や近所の人など)の指示に従う
 
 <確認・話し合っておきたいこと>
 ・避難所や家族の集合場所(例:○○公園、△△小学校の「鉄棒の前」など具体的に)を決める
 ・連絡手段が使えないときの対応(伝言ダイヤル「171」や親せきの家)を話し合う
 ・「地震がきたら、まずは○○する」などの家族のルールをつくっておく* * * * * * * * * いざというときに迷わず行動できるよう、親子で「もしも」を話し合っておくことが、子どもの命を守る大切な備えになります。 
 今日からできる防災コミュニケーション、ぜひご家庭でもはじめてみてください。
 
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