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新しい年も安全に!子どもの交通事故を防ぐ「歩き方」のポイント

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セコムの舟生です。

今年もこの「子どもの安全ブログ」では、未来を担う子どもたちの安全を願い、防犯や安全に関するさまざまな情報を発信していきます。

さて、昨年も子どもが被害者となる事件や事故がいくつも報じられました。
なかでも交通事故の報道を頻繁に目にしたように思います。
通学路で事故にあうケースも少なくなく、痛ましい事故も発生しました。

どうすれば子どもの交通事故を回避できるのでしょうか。
安全を確保するための「歩き方」のポイントをまとめます。
冬休み明けから実行できるよう、ぜひ親子でご確認ください。


* * * * * * * * *


▼ 小学生の交通事故に多い特徴
1カ月ほどの間に報じられた、小学生の交通事故のニュースを振り返ると共通点が多いことが見て取れます。

・三差路の横断歩道をわたっていた小学生の男児4人が、左折してきた乗用車にはねられ重軽傷(北海道)
・小5女児が後ろから走ってきた乗用車にはねられ、骨折などの重傷。ドライバーは運転中に体調不良となった可能性がある(三重県)
・登校中の小学生4人が後ろから来た軽自動車にはねられ、転倒するなどして軽いけが(静岡県)
・青信号で横断歩道をわたっていた小3女児が、軽自動車にはねられ骨折などの重傷。現場は信号機のある交差点で、ドライバーは「信号を見落としていた」と供述(兵庫県)
・登校中の小4女児が、交差点を横断中に大型トレーラーにはねられ死亡。ドライバーは「交差点を左折する際にはねた」と供述(徳島県)
・信号のない横断歩道をわたっていた9歳男児が、軽自動車にひかれ重傷。ドライバーは「男の子が駆け足で横断歩道をわたってきた」と供述(千葉県)

実際に起きてしまった交通事故の多くに共通するのは、

・交差点や横断歩道での事故が多い
・車が左折するときに巻き込まれることが多い

歩行者信号が「青」のときや、信号のない横断歩道では、車が停止して歩行者を優先しなくてはなりませんが、そのような状況でも交通事故は発生しています。
また、歩行中に後ろからきた車に接触する事故も複数発生しており、交通ルールをただ守るだけでは、避けられない事故もあるということです。


▼ 子どもに教えたい、「交通事故にあわないための歩き方」
頻発する子どもの交通事故の状況をふまえ、以下のようなことを子どもに実行させましょう。

(1)道路はすぐにわたらない
交差点や横断歩道をわたるときは、たとえ歩行者信号が「青」でも、必ず目視で前後左右の安全を確認しましょう。
車が完全に停止したことを確認してからわたることが大切です。前の人が歩きだしてもすぐに続かず、自分の目で安全を確認してから動くよう教えてください。

(2)交差点では車から離れた場所を歩く
左折してくる車の巻き込み事故を避けるためには、ドライバーから視認される位置にいることが重要です。
曲がりかけて停止している車のすぐ前ではなく、車からなるべく離れた場所をわたりましょう。

(3)歩道・路側帯内を歩く・広がって歩かない
歩行者は、道路の「右側」を歩くのが交通ルール。
歩道や路側帯からはみ出さないように歩きましょう。
子どもの脇を強引に走行しようとする車や自転車もあるので、狭い道やガードレールがない道では、1列で歩くなど広がらないよう気をつけてください。

(4)飛び出さない
子どもの交通事故が多いのは、「道路を横断しているとき」ですが、建物の敷地内から出るときなども、気をつけなくてはならないタイミングです。
必ず左右を確認してから敷地内から出ること。走って校門から飛び出すなどの危険な行動をしないよう、よく言い聞かせてください。

(5)後ろの安全を確かめながら歩く
後ろから近づいてくる車や自転車には、十分注意してください。
ときどき後ろを振り返り、車が見えたらなるべく道の端によって、通り過ぎるまで安全を確保することを心がけましょう。

(6)音にも注意を払いながら歩く
暴走車が引き起こす不幸な交通事故に、子どもが巻き込まれるケースも発生しています。
スピードを出して近づいてくる車や、ふらふら走っている車など、様子がおかしいと感じたときは、一刻も早く安全な場所に退避することが必要です。歩いているときは、近づいてくる音にも注意を払うように伝えてください。


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交通事故は、思いがけないときに発生します。
少しでも危険を減らすためには、子ども自身が注意を払うしかありません。
そのときどきでもっとも安全な行動を選択できるよう、事故が起きやすい場所や、安全確認が必要なポイントを丁寧に教えてあげてください。

新しい年が、子どもたちにとって安全で実り多い年になることを願っています。


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2022.01.06

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