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小学生のための「安全な鍵の持たせ方」

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セコムの舟生です。

素早く鍵をあけ、施錠を忘れずに。進級直後はいろいろな変化があるものですが、少しは慣れてきましたか。
今学年になってから、放課後に留守番をするようになったお子さんもいると思います。

「誰がきてもドアをあけないように」
「火には気をつけて」

留守番時の注意点をお子さんに伝えていると思いますが、留守番に欠かせない重要なことをお忘れではないでしょうか?

それは鍵。
子どもに鍵を持たせるにあたって、注意や工夫をしていますか?

今回は、留守番と切っても切り離せない「鍵」をテーマに持たせ方などのポイントをまとめます。

 

* * * * * * * * *


▼ 子どもに鍵を持たせるときに伝えなくてはならない「2つのポイント」
留守番デビュー直後のお子さんですと、鍵の重要性を理解できていないことが多く、鍵を遊び道具のように扱ったり、落としてしまったりすることがあるようです。

まずは、子どもに鍵を渡すときに伝えなくてはならないことをご紹介します。

(1) 子どもに「鍵の大切さ」を伝える
鍵は、空き巣や強盗侵入のきっかけになりうるものです。
簡単になくすようなことがあってはいけません。落とした鍵を悪意ある人に拾われれば、家の中に侵入されてしまうことも考えられます。
「すごく大事なものだから、いつも大切に持っていてね」とよく言い聞かせてください。

(2) 子どもに「鍵の扱い方」を教える
鍵は、雑に扱ったり、人に見せびらかしたりしてはいけません。
鍵を持っていると知られることは、「ひとりで留守番している」ことを知られること。犯罪者に狙われる可能性もあります。
「誰にも見られないように持つんだよ」と教えてあげてください。

いくら気をつけていても、万が一のこともあります。
鍵をなくしたときの対策も親子で話し合って決めておきましょう

保護者の帰宅まで家に入れない場合、助けを求められるご近所の方や、保護者との緊急連絡手段をしっかりと決めておいてくださいね。


▼ 「鍵の持たせ方」を工夫しましょう
子どもが鍵をなくさないよう、外から見えないよう、「持たせ方」を工夫するのは、保護者の役目。
子どもの性格や、行動パターンなどから「わが子にあった鍵の持たせ方」を考えてみましょう

<これはNG!鍵の持たせ方>
□ 上着やズボンのポケットにそのまま入れる
洋服のポケットにそのまま入れるのは、落としやすいという理由でNG。
ファスナー付きのポケットなら、落とす心配は少ないですが、脱いでしまう上着のポケットにしまうのは避けてください。

□ ヒモを使って首からぶら下げる
首からぶら下げるのは、事故の危険性からNG。
遊んでいるときに遊具などに引っ掛かると、首が絞まってしまうおそれがあります。

□ ランドセルや手提げ袋、バッグに入れっぱなし
ランドセルや手提げ袋、バッグにしまうなら肌身離さず持ち歩くことが大事。
荷物を置いたまま遊ぶことがないよう、子どもによく話して聞かせてください。
また周囲から鍵が見えないよう、チェーンなどでつないでおく必要があります。


いちばん安心できる鍵の持たせ方は、キーホルダーやキーチェーンをつけ、ベルトループなど衣服につないでからポケットの内側にしまう方法
周囲から鍵を持っていると気づかれにくいですし、取り出すときもスムーズです。
紛失する可能性も低いと思います。


▼ 「玄関の開け方」が重要です
鍵への注意だけではなく、留守番をさせる場合は帰宅したときにも注意が必要です。
後ろから子どものあとをつけてきて、玄関をあけた瞬間に後ろから押し入られ、犯行にいたったケースがいくつも報告されています。

<玄関前での注意ポイント>
○ 怪しい人がついてきていないか、よく注意する
○ あらかじめ鍵がすぐ出せるよう準備をしておく。玄関前で鍵を探さない
○ 周囲に人がいないか確認して、素早く鍵をあける
○ 家の中に誰もいなくても必ず大きな声で「ただいま」という
○ 中に入ったらすぐに鍵を閉める。チェーンまでしっかりと

玄関前でも油断は禁物。
家に入りきちんと施錠するまで緊張感を持って行動するよう、子どもによく伝えてくださいね。


* * * * * * * * *


保護者がいないとき、子どもを守るものは、子ども自身の防犯意識です。

留守番が毎日というお子さんは、慣れてくるとだんだん油断が生じるようになることがあります。
昨日は何もなかったからといって、今日も明日も何もないとは限りません。

時々、鍵の持ち方と一緒に、留守番の基本もおさらいして、安全対策を確認するようにしましょう!

2015.04.13

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