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【入学準備特集・総まとめ】 子供を犯罪から守るために

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セコムの舟生です。

4月の入学シーズンにあわせ、この春小学校に入学されたお子さんをお持ちのママ・パパにぜひ知っておいていただきたい防犯対策をまとめた、入学準備特集をお届けしてきました。みなさん、ご覧いただけましたでしょうか?

新1年生のお子さんをお持ちのご両親は、これからが本番ですね。お子さんの行動範囲が広がるにつれて、実際にいろいろな心配事も出てくると思います。何か気になることがあったら、入学準備特集の記事を思い出して、読み返してみてください。

今回は、「入学準備特集」の総まとめです。子供たちが学校生活に慣れてくる今こそ、子供の防犯について、おさらいをしてみましょう。

* * * * * *

[チェック1] 友達と一緒に通学していますか? 幼稚園・保育園と小学校を比べて大きく違うことのひとつに、登下校があります。今までは大人と一緒に通園をしていた子供たちが、小学校に入学すると自分たちで通学路を往復することになります。

登下校の防犯のポイントは、子供をひとりにしない工夫です。ご家族で、お友達の親同士で、地域で、ぜひ工夫してみてください。「略取・誘拐」や「強制わいせつ」など、子供が被害に遭いやすい犯罪の機会を減らすためには、子供をひとりにしないように親が考え、またひとりにならないよう子供に教えることが大切です。たとえ男の子でも油断は禁物。男の子にも興味を示す大人がいることを、保護者と子ども自身がしっかりと認識しましょう。

また、どうしてもひとりで歩かなければならないときは、隙を見せないように言い聞かせます。途中の公園で寄り道をしたり、目的もなくふらふらと歩いたりしてはいけません。「知らない人にはついて行かない」など、基本的な約束ごとを親子できちんと確認し、しっかりと守るよう約束させましょう。

⇒参考記事:入学準備特集 [1] 登下校時、子供をひとりにしない工夫を!
⇒参考記事:入学準備特集 [5] 性犯罪が心配なのは、男の子もおなじです


[チェック2] 子供の臨機応変な対応力を伸ばしましょう
子供が成長するにともなってだんだん大人の目が届かなくなっていきます。そこで重要になってくるのが、子供自身の臨機応変な対応力を育ててあげることです。

方法はいろいろありますが、登下校の防犯についていえば、

子供の通学路を親子で一緒に歩く
犯罪者が子供を誘うパターンを知り、親子で防犯シミュレーションを行う
危険を感じたら、身軽になって必死で逃げる練習を行う

などが挙げられます。また、子供は「不審者」を判断することができない場合があるので、「知らない人を具体的に教えてあげる」ことも、自らを守る力を養います

⇒参考記事:入学準備特集 [2] 臨機応変な対応力を備えるポイントとは?
⇒参考記事:入学準備特集 [3] まずは敵を知る!子供を誘う手口
⇒参考記事:入学準備特集 [4] 「知らない人」を子供に教えるポイント
⇒参考記事:入学準備特集 [9] 入学準備特集【9】親子で通学路を散歩してみよう


[チェック3] お子さんの安全をバックアップしましょう
事故や事件に巻き込まれないように防犯グッズもしっかり準備したいものです。その代表格ともいえる防犯ブザーですが、落下などの衝撃には意外と弱く、壊れやすい商品もあることがわかっています。

また電池が消耗して、知らないうちに音が出なくなっていることもあります。緊急時にきちんと作動しなければ、防犯ブザーを持たせている意味がありませんね。定期的に防犯ブザーを鳴らして作動するか、また取り付け位置は適切か確認してください。

防犯という観点からいえば、お子さんの名前を他人に知られないようにすることが大切です。帽子、ランドセル、上履き入れなど、お子さんが登下校中に持ち歩く物については、外から見えない部分に記名したほうが安心でしょう。

玄関の表札、家の外に置いてある自転車や遊具などから、お子さんの名前や住所などの個人情報が漏れる可能性がありますので、これを機会に、一度チェックしてみることをおすすめします。

また「何だか普段と違うな...」と感じたり、周りの人から情報を耳にしたりしたら、お子さんや周囲の様子に注意してあげてください。お子さんとの毎日のなにげない会話が、大きな事件を防ぐことにもつながります

⇒参考記事:入学準備特集[6] 防犯ブザーを選ぶポイント
⇒参考記事:入学準備特集[7] 名前の代わりに目印をつけよう
⇒参考記事:入学準備特集[8] 小さな出来事を見逃さず、大きな事件を未然に防ぐ

* * * * * *

子供が大きくなるにしたがい、親の目が届かない時間がだんだん増えていきます。そのようななかで、いざという時に子供を守るのは、お子さん自身の"臨機応変な対応力"です。日ごろからこの能力を伸ばすよう、ぜひ工夫してあげてください b(⌒o⌒)


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2009.04.22

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