入学準備特集[8] 小さな出来事を見逃さず、大きな事件を未然に防ぐ
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セコムの舟生です。
入学式、新学期ももうすぐですね。春休みでご自宅にいるお子さんたちのご様子はいかがですか?お子さんにとっては親がそばにいて話を聞いてくれるだけでも心強いものです。「不安なのかな?」「緊張しているのかな?」と感じたら、なるべくコミュニケーションを密にとって、小さな変化やシグナルにも気づいてあげましょう。
今回は、入学準備特集の第8弾として、お子さんを大きな事件・事故から守るための考え方について、お話します。
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みなさんは、「ハインリッヒの法則」というものを聞いたことがありますか?これは、アメリカの技師・ハインリッヒ氏が、労働災害の実例を研究し導き出した法則です。重大災害を1としたとき、軽傷の事故が29、ケガはしなかったけれど「ヒヤリ」とした体験が300の割合で発生していたというものです。このことから、「1対29対300」の法則、ともいわれます。これを子供の防犯に当てはめてみます。例えば、「連れ去り」や「誘拐」など1件の"重大事件"が発生した陰には、「不審者に後をつけられる」「知らない人に声をかけられた」といった29件の"小さな事件"があり、その背景には「公園の花壇にゴミが投げ込まれている」「公園の水道が壊されている」といった、300件もの"意識されない出来事"が起きていると考えられるのです。
"意識されない出来事"とは、日常でどこにでも起きている、「好ましいことではないけれど、社会の目からは放置されている小さな問題点」のようなものです。例としては、「壁への落書き」「花壇へのいたずら」などといったことが挙げられます。
こういった意識されない小さな出来事の増加は、やがて犯罪の呼び水となり、重大事件へとつながる危険性を秘めています。
治安が悪い地域と感じられる場所には、無数の落書きが改善されずに放置状態になっていたりしますね。また、誘拐事件などが発生したときに周囲の住民に話を聞いてみると、「最近、このあたりにはよく不審者が出没していた」といったような情報の出てくるケースが多いのです。
お子さんたちとの日常会話の中で、ちょっとしたことでも、いつもと違った出来事を聞いたら「なんだ、たいしたことないじゃないか」と片付けてしまわないで、「ひょっとしたら事件の予兆が隠れているかもしれない」と注意を払い、意識をすることが大切です。そういった意識を持つことが、1件の重大事件の発生を防ぐことにもつながるのです。
もし、「あれ、何だか普通と違うな...」と感じたり、周りの人から情報を耳にしたりしたら、お子さんや周囲の様子に注意してあげてください。お子さんとコミュニケーションを密にとることは、親だからこそできることです。お子さんとの毎日のなにげない会話が、大きな事件を防ぐことにもつながるのです。
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2009.04.03