入学準備特集[6] 防犯ブザーを選ぶポイント
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セコムの舟生です。
平年に比べて、今年はずいぶんと桜の開花が早まっているようです。地域によっては、近々お花見を計画されているご家庭もあるでしょう。この時季は日が暮れるとまだまだ寒いので、お出かけのときは防寒対策もしっかり準備して、風邪をひかないように気をつけましょう。
さて、セコムと話そう「子供の防犯」ブログでは、小学校入学を控えたお子さんをお持ちのママ・パパにぜひ知っておいていただきたい防犯対策をまとめた「入学準備特集」をお届けしています。今回は、入学準備特集の第6弾として防犯ブザーを選ぶポイントについてお話します。
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◎ 防犯ブザーを選ぶポイント 価格も手頃で操作も簡単な防犯ブザーは小学生に持たせる防犯グッズとして普及しています。しかし、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)に、学校支給の防犯ブザーが最初から鳴らなかった」、「ランドセルにぶら下げてあったが、つまずいた衝撃で鳴りっ放しになった」など、携帯防犯ブザーに関する相談が約5年間に51件も寄せられたという報告が、2008年10月、国民生活センターからありました。国民生活センターによれば、「4月に市内の小学1年生用に防犯ブザーを5000個配布したが、夏までに1000個も故障していた」といった相談が2008年7月にあったそうですが、これらの防犯ブザーは「優良防犯ブザー」として全国防犯協会連合会が推奨しているものだったそうです。
こうしたことを受けて、「優良防犯ブザー」として推奨されている商品について落下衝撃のテストを実施したところ、1メートルの高さからコンクリートの床に1~2回落下させただけで、テストした8銘柄中、6銘柄に「ブザーが鳴らない」などの故障が発生したという結果が出ています。
「優良防犯ブザー」として推奨されている商品でも、落下などの衝撃には意外と弱く、壊れやすいことがわかりました。お子さんが使用する上で、つまずいたり、誤って防犯ブザーを落としてしまったりすることは避けられません。その分、破損してしまうリスクは高まりますね。
また、意外と忘れやすいのが電池交換です。お子さんに防犯ブザーを持たせたということだけで安心してしまい、電池切れでブザーが鳴らなくなっていることに気づかないまま身につけさせているケースもあるようです。
緊急時にきちんと作動しなければ、防犯ブザーを持たせている意味がありません。定期的にブザーを鳴らして正常に作動するか確認してください。最低でも、1カ月に1回程度はチェックしてみることをおすすめします。
このとき、「ブザー音が小さくなった」と感じたら、電池の残量が少ないのかもしれません。速やかに電池交換を行いましょう。
⇒参考記事:防犯ブザー、規格統一への動き
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2009.03.30